ROAD TO UFCシーズン3 フェザー級決勝。中国人対決。昨年11月に予定されていたが、カンジエの負傷により延期となっていた。
シエ・ビンは13勝4敗の27歳。13勝のうち4KO・4一本勝ち。2022年のRTU一回戦負け。2024年は一回戦中国人対決で打撃でリードし判定勝ち。準決勝では河名マストと対戦し、序盤に河名の左フックでダウンを喫したが、仕留めに来た河名に逆にパンチを効かせてダウンを奪い返し、立ち際にさらに右を打ち込んで失神KO勝ちした。プロデビューから10戦はONE Championshipで8勝2敗の後、契約切れで2021年にDWCSに出場したが、スプリット判定負けしている。
カンジエは20勝4敗1NCの29歳。20勝のうち12KO。バックボーンはムエタイのストライカー。一回戦は安藤達也と対戦。タックルを切ってパンチでダウンを奪い大差の判定勝ち。準決勝はレスリング全日本王者の原口伸と対戦。前半カンジエが打撃を入れ、後半原口がタックルからコントロールする展開で接戦だったが、スプリット判定勝ちで勝ち上がっている。
オッズはビン1.87倍、カンジエ1.87倍。
両者オーソドックス。じわじわ詰めるカンジエ。警戒していて牽制の蹴りしか出ない。シエ・ビンタックル。ケージに押し込む。が、自ら離れた。ミドルを入れたカンジエだがシエ・ビンの右オーバーハンドがヒット。シエ・ビンジャブからタックルに入りテイクダウン。ケージを使って立つカンジエ。離れ際に左右のフックを入れた。両者間合いに入れず見合ったままホーン。
1Rシエ・ビン。
2R。詰めるシエ・ビン。牽制の蹴り。右ボディを入れたシエ・ビン。カンジエ右オーバーハンドがから返しの左。シエ・ビンタックル。ボディロック。離れた。じわじわ詰めるシエ・ビン。そこからジャブを一発。プレスするがその先の攻撃がない。カンジエも手が出ず見合いが続く。シエ・ビンまたタックルに。テイクダウンしたがケージで立つカンジエ。離れ際にヒザを一発入れたシエ・ビン。ミドルを一発入れたカンジエ。ワンツーで出るがバックステップされ空振り。アッパーを入れるシエ・ビン。単発の蹴りを入れるカンジエ。両者が飛び込んでパンチを出した。ホーン。
2Rもシエ・ビンか。
3R。カンジエ右オーバーハンド。ミドル。ロー。単発の攻撃が続く。シエ・ビンはこのラウンド手が出ない。シエ・ビンまたタックル。スタンドバックに回るシエ・ビン。足のフックを防ぐカンジエだが、シエ・ビンのバックコントロールが続く。耐えるのみのカンジエ。向き直った。離れるシエ・ビン。両者出られない。シエ・ビンのハイをブロックしたカンジエ。両者出ない。3Rは確実にシエ・ビンだが、ポイントはどう見ているのか。カンジエのパンチの打ち合いにシエ・ビンが右をヒット。タイムアップ。
30-27カンジエ、29-28シエ・ビン、29-28カンジエ。2-1でカンジエ勝利。
両者決め手がなかった。タックルからテイクダウンしたシエ・ビンだが、その先がなかった。とはいえ、3Rはさすがにシエ・ビンでは?
勝ったカンジエはシエ・ビンも契約してほしいとダナ・ホワイトに懇願。