格闘技徒然草

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UFC on ESPN+116:第3試合・ブラッド・タヴァレス vs. ロベルト・ブリチェック

ミドル級。Taplogyランキングでは70人中タヴァレス41位、ブリチェック65位。

タヴァレスは37歳。UFC16勝10敗(2KO勝ち)。キャリア21勝10敗(5KO・2一本勝ち)。デビューから5戦のみがローカルイベントでの試合だったが、キャリア2勝以下の同レベルの相手に5連続フィニッシュ勝利。が、UFCではその後16勝のうちKO勝ちが2試合のみと、四つからケージに押し込む地味で手堅いスタイルに。次第にダメージが蓄積してパンチを効かせられることが増え、5戦で1勝4敗と負けが増えた状態で、今年4月に契約最終試合を迎えたが、同じベテランのジェラルド・マーシャート相手に持ち味の地味な戦いぶりで判定勝ち。ミドル級最多タイとなる16勝目を挙げ、UFCとの再契約を果たしている。

ポーランドのブリチェックは35歳。UFC0勝1敗。キャリアでは17勝6敗(11KO・1一本勝ち)。ボクシングがバックボーンのストライカー。昨年2月のUFCデビュー戦は、いきなりセミに抜擢されたものの、相手が欠場し、1勝3敗のイーホル・ポティエリアに変更。得意の打撃で手数に圧される展開で判定負けしている。昨年7月にも試合が組まれていたが欠場。1年7ヶ月ぶりの復帰戦となる。

オッズはタヴァレス1.34倍、ブリチェック3.40倍。

両者オーソドックス。どんどん詰めるブリチェック。ボディ・顔面にパンチを出していく。タヴァレス下がりながらパンチをヒット。ワンツー。カーフキック。追っていくブリチェック。ケージに詰めたが入れ替えて離れるタヴァレス。ケージに詰まった。右が入りタヴァレス崩れた。ブリチェックパウンド連打!なんとか立ち上がったブリチェック。離れてサークリングするタヴァレス。追ってくるブリチェックにパンチを出したが、またケージを背負う。タヴァレスパンチを打ち返して凌ごうとするが、打たれて背中を向けた。ブリチェックの腕を脇に挟んで膝を着くタヴァレス。ブリチェックが腕を抜くとタヴァレス立つ。しかしがケージにつまりパンチを貰うタヴァレス。タックル。テイクダウン。ハーフで押さえ込んだタヴァレス。ホーン。

1Rブリチェック。タヴァレス、やはり打たれ弱くなっているのか。テイクダウンは取れたので、そこを突破口にしたいが。

2R。また詰めてくるブリチェック。下がるタヴァレス。ケージに詰まるなというセコンドの指示通りにサークリングしながら先にパンチ・カーフキックをヒットさせていく。打ち合わないタヴァレスにブーイング。ケージに詰めようとしたブリチェックにタックル。しかし切られた。またサークリング。追うブリチェック。ケージに詰まり始めたタヴァレス。やむを得ず打ち合うタヴァレスだが、ブリチェック下がらない。右から左ボディをヒット。1Rほどの圧がないが、タックル警戒なのか、スタミナの消耗か。ケージを背負わせるも、そこからタヴァレスが先に手を出してサークリングしていく。残り1分。会場ブーイング。意に介さずサークリングを続けるタヴァレス。ブリチェック追うが手が出ない。下がって左ハイ、ロー。ケージに詰まるが右フックを入れた。ホーン。

2R手数でタヴァレス。

3R。また詰めるブリチェック。ケージを背負うタヴァレスだがミドル、カーフキック。タックルに。切ったブリチェック。ケージを背負うがパンチを返したタヴァレス。ブリチェック手数が増えてきた。ジャブ、右。ヒットし動きが止まったタヴァレス。ケージを背負ったまま打たれる。しゃがみ込むようにダウン。パウンド連打。KO!

ミドル級最多勝タヴァレスをUFC未勝利のブリチェックがフィニッシュして勝利。

タヴァレスは再契約後の初戦だったが、やはり若い頃の耐久力がないのか、打ち合いでのもろさが見えてきた。