ウェルター級5分3R。
西條は5勝2敗の29歳。昨年、DEEP&パンクラス王者住村に判定負けでキャリア初黒星。前戦は6月のONE Friday Fightsで33秒KO負け。
ハワイのバトルはキック・ボクシングのキャリアがあり、ONE王者・リー兄弟のプロディジー・トレーニング・センターでトレーニングする23歳。MMAはまだ2勝0敗。
両者オーソドックス。西條タックル。クラッチすると投げてテイクダウン。しかし小手に巻いて寝かされないようにこらえるバトル。片手をマットについて耐えるバトルだが、その手を掴んで寝かせようとする西條。片膝を着いてこらえているバトル。またボディロックから寝かせに行く。こらえるバトル、寝かせようとする西條の展開が続くが、残り2分で西條バックに回る。ハーフバック。バックからパウンド。残りわずかで腕十字!クラッチを切りに行く。しかし逃れたバトルがパウンドを入れる。立った西條。ホーン。
1R西條。最後のパウンドで右目が少し腫れている。
2R。カーフを蹴るバトル。プレスしていく。左ミドル。右フック。バトルのカーフに合わせてタックルで倒した西條。クローズドガードを取るバトル。ケージ際まで押し込んだ西條。頭をつけてパスを狙う。パウンド。ヒジ。ガードでホールドするのみのバトルだが、西條がパスを狙ってきたところで上半身を起こした。ボディロックしてまた寝かせた西條。ハーフに。ヒジを入れる。ホーン。
2R西條。
3R。前に出てきたバトルだが、西條のタックルでテイクダウンを許す。倒されながらフックスイープを狙ったバトルだが西條が押さえ込みハーフで固めた。パスしてサイドに出た。ケージを蹴って返そうとするバトルだが、西條押さえ込む。しかし立って離れたバトル。パンチで出る。ケージまで下がった西條。タックル。受け止めたバトルだが、西條クラッチしてケージに押し込んだ。テイクダウンをこらえるバトルだがタイムアップ。
判定3-0で西條勝利。
バトルは打撃のキャリアはあったが、テイクダウンディフェンスとリカバリーに難があった。
西條は試合後のマイクで、「こんな試合でなんですが」と前置きしつつ、世界タイトル・環太平洋タイトルへの挑戦をアピールした。