ウェルター級。Tapologyのランキングでは76人中モロノ52位、ドンチェンコ68位。
アメリカのモロノは35歳。UFC13勝9敗1NC(2KO、2一本勝ち)。キャリア24勝12敗1NC(6KO、7一本勝ち)。ストライカーで、ギロチンも武器としている。UFCデビューから10年のベテラン。ランキング手前で勝ち負けを繰り返していたが、2021年から2022年にかけて4連勝。しかしその後は2勝5敗で、現在3連敗中。昨年3月の前戦はカルロス・レアルにタックルを切られてボディブローをもらう展開で、ほぼ何もさせてもらえないままKO負け。年齢はまだ若いが、このところの試合内容は明らかに下降気味。
ウクライナのドンチェンコは24歳。UFC1勝0敗(1KO勝ち)。キャリア12勝2敗(8KO、2一本勝ち)。昨年開催されたTUF33のウェルター級ウィナー。ウクライナアマチュアキック王者の肩書を持つストライカー。2024年1月に、堀口恭司が主催するTOP BRIGHTSに参戦し、ハン・サングォンに1R終了TKO勝ち(額のカットによるドクターストップ)。今回は堀口と同日の試合となる。TUFでは一回戦はタックルを切っての打撃で判定勝ち、準決勝と決勝はいずれも1RKO勝ち。今回がUFC本戦デビューとなる。
オッズはモロノ5.25倍、ドンチェンコ1.15倍。今大会一番の大差がついている。ドンチェンコの実力がまだ未知数なので、3連敗中のモロノが限界と見られているか。
両者オーソドックス。モロノがいきなり右オーバーハンドを出したが、ドンチェンコが右ローを連打。ワンツーからローでスリップダウンしたモロノ。立ち際にケージに押し込んだドンチェンコ。離れ際にヒジ!ワンツー、バックスピンキックを出すモロノだが空振り。積極的に手を出しているモロノだが、ドンチェンコのパンチをもらうと顔を背ける。離れ際にまたヒジを出した。左ミドル。左ボディ。モロノのジャブを額で受けて詰める。カーフキック。嫌がったモロノ。ドンチェンコの右オーバーハンドがヒット。さらにジャブ。ケージを背負うモロノ。左右のパンチでモロノは崩れたが、シングルレッグで凌ぐ。ドンチェンコは引き剥がしてパウンド・ヒジ。ガードでなんとか凌ごうとするモロノだが、打たれている。腕十字を狙ったが腕を抜かれて亀に。バックから殴られる。普通のレフェリーなら止めている。殴り続けるドンチェンコ。立ったモロノ。ホーン。
1Rドンチェンコ。ダメージのみでも大きな差があれば10-8をつけるというルールなので、10-8でもおかしくない。
2R。ドンチェンコのカーフキックでダウンしたモロノ。立たせるドンチェンコ。右オーバーハンドで出たモロノだが空振り。ドンチェンコが組んでケージに押し込むとヒザ。離れ際にヒジ。またカーフキック。踏ん張れないモロノ。もうカーフキックだけで終わりそうだが、またカーフキック。ジャブ。インロー。モロノはもう勝ち筋が見えない。またカーフキック。完全に効いているし、それが相手にバレている。蹴られた左足を引いてスイッチしたモロノ。バックヒジを出したがヒットせず。逆にドンチェンコがバックヒジを出す。またカーフキック。連発。モロノがパンチで出るが、四つで組み止めたドンチェンコ。また離れ際に左のヒジ。最後にカーフでまたダウンを奪ったドンチェンコ。ホーンを前にコーナーに戻る。
2Rドンチェンコ。もうフィニッシュしてやって欲しい。
3R。ドンチェンコがインロー。ワンツーからまたインロー。カーフキック。モロノは打たれながら出る。下がるドンチェンコ。右オーバーハンドを出したがかわしたモロノ。しかし、またカーフキックをもらう。ドンチェンコは出ると、パンチはかわされたがインローをヒット。左ハイ、前蹴り。モロノのバックスピンキックは空振り。ドンチェンコも疲れがあるのか、攻めのペースが落ちている。組んでのパンチからヒザ・ヒジ。さらにカーフキック。ガードを固めて打ってこいとアピールするドンチェンコ。モロノがパンチで出るとがぶるが、自ら放した。ドンチェンコが詰めて左ボディ。残り1分。またカーフキック。右オーバーハンド。左フックでモロノダウン!しかしすぐに立った。残りわずかでモロノがアッパー。最後に中央で打ち合うが、モロノがスリップダウンしタイムアップ。
30-26×2、30-27の3-0でドンチェンコ勝利。
ドンチェンコはUFC本戦デビューで勝利したが、あそこまで攻めたならフィニッシュが必要だった。普通のレフェリーなら1Rで止めていてもおかしくなかったが、そのラッシュでスタミナ切れしてしまったか。
1Rは二者が10-8をつけたが、一者は10-9。