格闘技徒然草

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UFC Fight Night40:第3試合・フィル・ロウ vs ジャン・ポール・レボスノヤニ

ウェルター級だったが、ロウが1ポンドオーバーでキャッチウェイトに。Tapologyのランキングは76人中ロウ47位、初参戦のレボスノヤニはランク外。

ロウは35歳。UFC4勝4敗(4KO勝ち)。11勝6敗(7KO、4一本勝ち)。勝った試合はすべてフィニッシュしている。リーチが204cmで、ウェルター級では2番目に長い。そのリーチを活かした打撃と、下からも攻められる寝技が武器。昨年11月の前戦はコリアン・タイソンことコ・ソクヒョンと対戦したが、簡単にテイクダウンを許し、下になると押さえ込まれるのみと、まったく元気がない戦いぶりで判定負けしている。当初はBellatorで王座に挑戦しているオースチン・ヴァンダーフォードが出場予定だったが、3週間前にヴァンダーフォードが欠場し、代役としてロウが参戦を決めている。スクランブル出場で前回の汚名を返上できるか。

JPLことレボスノヤニは27歳。UFCデビュー戦。9勝2敗(3KO、5一本勝ち)。父はジムのオーナー兼MMAコーチで、柔術ではグレイシー柔術の祖・エリオに学んだノノ・レボスノヤニ。ホイス・グレイシーを指導したこともある。JPLも物心がつく前からMMAのトレーニングを開始し、柔術では10歳の時にジュブナイルの部でノーギワールズ優勝。11歳からは父の弟子でもあるホイス・グレイシーに師事し、現在は黒帯。2019年、20歳で迎えたプロ3戦目で、スパイク・カーライルに1RKO負けし、MMA初黒星。その後、LFAでキャリアを積み、昨年9月のDWCSでは左ハイからの右フックで1RKO勝ちして、UFCとの契約を決めた。

オッズはロウ2.75倍、JPL1.49倍。UFC8戦で勝率5割のロウに対し、デビュー戦のJPLがフェイバリットに。

オーソのロウにサウスポーのJPL。ウェルターでは小さめのJPL、かなり身長差がある。パンチからタックルに入ったJPLだが、ロウが切ると離れる。またタックルに。切ったロウ。ロウが蹴りを入れていく。パンチからタックルでケージに詰めたJPLがまたタックルへ。テイクダウン。体を起こそうとするロウを寝かせてハーフにするとヒジを落とす。押さえ込みが緩んだところで立ちに行くロウだが、すぐまた寝かせるJPL。立たせない。ヒジ連打。ダースチョークを狙ったが、ロウは立ち上がることに成功。パンチを入れたJPLだが離れた。残り1分。JPLが左オーバーハンドからニータップにつなげたが、こらえたロウがヒザを入れる。JPLがパンチで出ると右オーバーハンドをヒット。タックルのフェイントから今度はアッパー。残りわずかでロウが出てきたが右を打ち込むJPL。ホーン。

1RはJPL。寝技の強さは見せたが、スタンドではやはりロウの打撃が怖い。

2R。ジャブを突くロウ。パンチからハイで出るJPL。ロウは距離をキープしてジャブ、前蹴り。JPLも左右のハイを出す。JPLがレッグダイブでケージまで押し込んだ。シングルレッグ。しかし切られると離れる。JPLの左ミドルが腹にヒット。効いていないとアピールするロウ。また左ミドル。左右のパンチで出てまたタックルへ。ケージに押し込んでシングルレッグ。ヒジで抵抗するロウ。ケージを背負ってヒザ。足を掛けて倒したJPL。残り1分。ケージを使って立とうとするロウ。押さえ込まずに立ち際にパンチを入れたJPLケージに押し込んでパンチを入れる。離れた。残りわずかでパンチで出たJPL。ロウの飛びヒザをパンチで撃ち落とすとパウンドに行く。ホーン。

2RもJPL。序盤はテイクダウンに苦労したが、ロウがディフェンシブで打撃の手数が少なかった。

3R。前に出るロウにカーフキックから右オーバーハンドを出すJPL。左ミドル。左ストレート。打撃の手数を出す。ロウもジャブを出しているが、フィニッシュが必要となる中で、まだ倒しに行く姿勢が見えない。タックルのフェイントからアッパーを出したJPL。頭を振って詰める。右ハイを出したロウ。しかしヒザを出したところでJPLがタックルに入りテイクダウン。袈裟固め。バックに回ろうとしたロウだが、すぐに押さえ込みに切り替えるJPL。首を狙っていく。チョークを取りながらバックに回る。ロウが正対して外すが、上をキープ。またリアネイキドチョークへ。外したロウが立ちに行く。JPLがダースチョークを狙ったが立たれた。疲れが見えるJPL。ロウがパンチで出るとJPLも打ち返した。タイムアップ。

3RもJPL。

判定29-28JPL、29-28ロウ、29-28JPL。判定スプリットでJPLがUFCデビュー戦勝利。

組みの強さが武器のJPL、打撃もけっこう積極的に出していったが、やはり打撃のレベルはUFCレベルだと厳しい。かといって組みでも圧倒的なものがあるかというと、そうでもない。いきなり中堅相手に勝ったが、今後どこまで行けるかは微妙。

画像

2Rと3Rが割れている。