格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

ONE:HEART OF THE LION:エイドリアン・パン vs. 下石康太

ライト級。

サークリングする下石。オーバーハンドの左を打ち込みながらタックルへ。尻餅をつかせるとパスしてサイドに。下石、インサイドガードから強引にサドルロック。膝十字へ。しかしパンの肘でカットした。下石今度は内ヒール。上からパウンドを入れるパン。外れた。下になった下石だがまた膝十字を狙う。しかし外れてバックを取られた。パウンドを入れるパン。バックを取られた体勢でアームロック。倒れ込んで極めに行くが決まらず。起き上がるがパンががぶると膝。下石タックル。捨て身の投げを狙うが潰れて下に。ハーフから肘を入れるパン。ゴング。

パワーのあるパン。ダメージ的には下石の方がもらっている。右目のカットも大きい。

2R開始前に下石のカットによりドクターストップ。

不運かもしれないが、1R押されていたので仕方ない。ただ、勝てない相手ではなかっただけに悔しい。

ONE:HEART OF THE LION:ゲイリー・トノン vs. イ・ソンジョン

フェザー級

大振りのパンチを放つトノン。ソンジョンじわじわ間合いを詰める。トノンの大振りのパンチをかわしてカウンター。しかしトノンはパンチからタックルへ。テイクダウン。すきを見て立ったソンジョン。トノンは立ち際に膝を打ち込む。ソンジョンがプレスしていく。近づいたところにパンチを入れるトノン。さかんにヘッドムーブしているトノン。詰めてくるソンジョンにパンチを入れるトノンだがソンジョンのパンチを一発もらう。トノンのローでバランスを崩したソンジョン。トノンの右がヒット。トノン組んで大外刈りテイクダウン。しかしすぐ立ったソンジョン。膝を入れるトノン。半身になってジャブを入れていくトノン。残り時間僅かなので無理はしないか。ソンジョンがバランスを崩して倒れたが立たせたトノン。ゴング。

2R。頭を振りながら前に出ていくトノン。パンチを合わせるソンジョン。トノン右ハイ、前蹴り。ロー。ローにワンツーを合わせたソンジョン。リラックスして打撃を放っているトノンだが、ソンジョンもけっこうパンチが鋭い。が、トノンタックルに。パスを狙いつつギロチン。足でボディロックしようとするがさせないソンジョン。しかしがっちり入りソンジョンタップ。

打撃は相変わらずどうなのか微妙なところだが、少なくとも怖がってはいない。そして極めの強さはさすが。

ONE:HEART OF THE LION:ムハメド・アイマン vs. 上久保周哉

上久保のタックルをかわしたアイマンがパンチを入れる。離れた。上久保パンチで出ていくがアイマンのかわしてパンチを打ち込む。上久保タックルへ。シングルレッグから座らせるとレッグマウント。腰を抱えてコントロール。アイマンの左腕をアミールで固定するとパスしてサイド。固めてサイドから頭部に膝を入れる。それほど威力はないが攻勢。アイマンブリッジで反転して立つが、上久保すぐにまたタックル。ケージでこらえるアイマンだがまた寝かせた上久保。パスして上四方。頭をまたいでキムラを狙いつつセンタクバサミ。しかし外れた。すぐタックルに入る上久保。ゴング。

右目下が腫れている上久保。ゴングと同時に出ていく。間合いが詰まるとパンチを貰う上久保だがタックルに入り座らせた。パスを狙う。立とうとするアイマンの腰をコントロールして寝かせる。足で跳ね飛ばして立ったアイマン。すぐタックルに来る上久保に飛び膝を合わせたが、上久保そのままタックル。また尻もちをつかせる。担ぎパスしながら股裂きの体勢で肘を入れる。ハーフ。押さえ込んで肘を入れていく。ゴング。

3R。足を止めてパンチの打ち合い。上久保タックルのフェイントを入れつつ殴る。そのままケージに押し込み尻クラッチから外掛けテイクダウン。両足を畳んでレッグマウント。殴る。ハーフになるががっちり抑え込む上久保。ハーフの絡まれていない方の足で脇腹に膝を入れる。フルガードに戻すアイマン。しかしガードに戻すのが精一杯。下から蹴り上げたアイマンだが上久保パス。サイドで固めて膝を入れていく。残り1分。横三角に捕らえた上久保。横三角のまま身動きが取れないアイマンにパウンドを入れる。外れて立ったアイマンだが立ち際に膝を入れる。タイムアップ。

勝利アピールのないアイマンに対し、上久保は両手を上げる。

判定3-0で上久保勝利。あまりダメージは与えられなかったもののドミネイトしての勝利。

UFN139:オッズ/予想と展望

ジョン・チャンソン 1.74
ヤイール・ロドリゲス 2.15
ドナルド・セラーニ 2.75
マイク・ペリー 1.48
ラケル・ペニントン 2.50
ジャーメイン・デ・ランダミー 1.59
ベネイル・ダリウシュ 1.69
アゴ・モイゼス 2.25
メイシー・バーバー 1.25
ハンナ・サイファーズ 4.25
マイク・トリザーノ 2.70
ルイス・ペーニャ 1.50
アシュリー・ヨーダ 1.67
アマンダ・クーパー 2.30
チャス・スケリー 1.95
ボビー・モフェット 1.87
ダヴィ・ハモス 1.10
ジョン・ガンサー 7.50
デボンテ・スミス 1.43
ジュリアン・エロサ 2.95
ジョセフ・モラレス 2.00
エリック・シェルトン 1.83
マーク・デ・ラ・ロサ 1.41
ジョビー・サンチェス 3.05

UFC25周年記念大会は旗揚げの地・コロラド州デンバーでの開催。

メインはジョン・チャンソン vs. ヤイール・ロドリゲス。チャンソンは昨年2月に兵役から復帰。デニス・バミューデスをKOして健在ぶりを見せたが、7月のリカルド・ラマス戦を負傷欠場。今回が長期欠場明けとなる。これがUFC6戦目で、4試合連続のメイン登場。

当初はフランク・エドガーと対戦予定だったが、エドガーが試合2週間前に負傷欠場。直前の代役としてヤイール・ロドリゲスが参戦。

ロドリゲスはマゴメドシャリポフ戦が組まれていたが、一度は対戦を拒否しリリースされたものの、UFCと和解し再契約。マゴメドシャリポフ戦は9月に実現のはずだったものの、この時はロドリゲスが負傷欠場している。今回は昨年5月にフランク・エドガーと対戦しKO負けして以来の試合。お互い1年以上のブランク明け。

2週間前の出場決定というロドリゲスがアンダードッグだが、チャンソンとしても、相手がエドガーから急にロドリゲスに変わった影響は小さくない。回転系のトリッキーな打撃が武器のロドリゲス。スピードについて行けるか。

チャンソンKO勝ち。

セミはドナルド・セラーニ vs. マイク・ペリーのウェルター級戦。セラーニはここ5戦で1勝4敗。KO負けも増えていて、やや打たれ弱くなっている。対するペリーはノーランカーだがハードパンチャーでプッシュされている選手。前回は負傷欠場選手の代役として階級下のポール・フェルダーとの対戦となり、スプリットでキャリア初めての判定勝ち。

オッズはここ最近の戦績が見られたのかセラーニがアンダードッグ。ただし、ペリーもここ3戦は階級下のフェルダーに勝っただけで1勝2敗。ノーランカーだし、セラーニがここで負けるようだと相当厳しくなる。

期待も込めて、セラーニ一本勝ち。

マインカードで組まれていたジョセフ・ベナビデス vs. レイ・ボーグはボーグの体調不良により直前で消滅し、全12試合に。第1試合開始は朝9時から。メインカードは12時よりDAZNで中継。速報します。

RIZIN.14:フロイド・メイウェザーがInstagramで天心戦のキャンセルを発表。

headlines.yahoo.co.jp

メイウェザーはインスタグラム(Instagram)への長文投稿で、埼玉で予定されていた那須川との試合について、主催者側から「不意を打たれた」と主張。「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式戦には一度も同意していないことをはっきりさせておきたい」と書いている。

 メイウェザーは投稿で、先週来日した時点では、「非常に高額」のファイトマネーで「少数の裕福な観客向け」の非公式戦に出場するという話だったと説明。「このエキシビションは純粋に娯楽目的の『スペシャルバウト』として組まれ、公式戦とされることも、世界中でテレビ放映されることも意図していなかった」とした。

 さらにメイウェザーは、5日に東京で行われた記者会見に到着した直後、話が「新たな方向」に進んだことで自身や自身のマネジメント担当者は「完全に予定を狂わされた」と主張し、「すぐにやめさせるべきだった」としている。

(ボクシングの)公式戦とならないことは発表時点で確定していたが…。「3分3Rのエキシビションマッチ」というのも、今聞くと確かにそれならありえると思われるもの。RIZINメイウェザーのファイトマネーを払えるのか?という最大の謎についても、このレベルであれば払える金額だろう。いろいろ納得する部分はある。

だまし討ちにあったと主張するメイウェザーだが、本当なのか。間に入っていた人間にRIZINメイウェザー双方が踊らされただけなのか。契約したというがどのレベルのことが契約書に書いてあったのか。今後明らかになるかはわからないが、とりあえず大きく発表してからのこれは厳しい。

正直、実現したところでメイウェザーに遊ばれて終わるだけだと思っていたので別に見たくはないカードだと思っていたが、こういう形で遊ばれて終わるとは思っていなかった。

ONE:2019年にONEがフライ級とライト級で8人トーナメントを実施。デメトリアス・ジョンソン、エディ・アルバレスが出場。

日程等は未発表。映像には青木等、ONEのフライ級・ライト級の選手も入っているが、文字で出場が発表されているのはDJとアルバレスのみ。

ONE:HEART OF THE LION:11月9日のシンガポール大会でアンジェラ・リーが欠場しメイン消滅。弟のクリスチャン・リーが参戦し徳留一樹と対戦。

mmaplanet.jp

今週金曜日のONEシンガポール大会において、メインの女子ストロー級タイトルマッチで王者シォン・ヂンナンに挑戦予定だったアトム級のアンジェラ・リーが練習中に負傷し欠場。代役は立てられず、試合は消滅となる。

代わりに、弟でフェザー級タイトルに挑戦したこともあるクリスチャン・リーが緊急参戦。先月26日のミャンマー大会の試合が相手の負傷欠場により消滅していた徳留一樹と対戦する。

ONE初戦で元王者のナラントンガラグに完敗した徳留にとっては今回も厳しい試合に。

RIZIN.14:フロイド・メイウェザー・Jr vs. 那須川天心決定。ルール・契約体重は未定。

スペシャルチャレンジバウト(ルール・契約体重未定)
フロイド・メイウェザー・Jr vs. 那須川天心

天心は通常体重61kgとのこと。メイウェザーは9年前、144ポンドのプライベート契約(試合自体はウェルター級=146ポンド)で試合をした際に2ポンドオーバーしている。その後、ウェルターより下には落としておらず、65kgまで落とすのも難しいと思われる。

去年のメイウェザー vs. マクレガーの時は、「大きく減量してく当日リカバリーするマクレガーがフィジカルで有利」という意見があったが、今回は逆にメイウェザーが5kg以上も重い。天心は同じ階級のボクシング王者が相手でも勝てるかわからないのに、5kgも体重差があったら完全にノーチャンス。

記者会見での質疑応答や会見後の囲み取材についてはこちら。

RIZIN 12.31 さいたまスーパーアリーナ:メイウェザーと対戦決定、那須川天心「ボクシングルールでもいい」「ここで断ったら一生戦うことが無い。だったらやるしかないでしょ」。榊原氏「スタンディングの異種格闘技として成立するルールをこれから見つける」 – BOUTREVIEW

メイウェザー:(ルール、体重について)ここ数週間かけながらしっかり対話して決めていきます。階級のことは心配していません。

天心:(これだけは嫌というのは無いですか?バックブローの有無とか)どうなんですかね?でもそれで勝ったとしてもそこまでうれしくないと思うので、相手のルールでもいいかなって感じです。

これから数週間で交渉と言っても、これまでボクシング以外は一切やってこなかったメイウェザーが、準備期間がない状態でボクシング以外の試合をするとは思えない。結局はボクシングルールになるのでは。ただ、日本ではJCBの認可がないとボクシング公式戦にはならないので、100%ボクシングルールであっても非公式戦となり、メイウェザーにとってははじめてのボクシング以外での戦績ということになる。

榊原委員長:長いこと格闘技のプロモーターをしていますけど、過去最高のファイトマネーを払うのは間違いないです。

金の使い道を間違っている気が…。天心がどうしてもメイウェザーとやりたいと言って要求したのならわかるが、実際はメイウェザーサイドからアプローチがあって、メイウェザーに見合う相手が体重差のある天心しかいなかったというだけ。メイウェザーが勝っても(勝つだろう)次に繋がるものはない。同じ金額でDJやアルバレスと契約できなかったのだろうか。

榊原委員長:(アメリカの中継に合わせて大会の時間を早めることは?)無いです。日本人、アジアの人たちがファーストです。

アメリカでは早朝での開催。メイウェザーはパッキャオとやった時はPPVを460万件売ったが、次戦のアンドレ・ベルト戦は40万件しか売れていない。去年のマクレガー戦は、1年以上もメディアで挑発し合う煽りがあった上で、UFCのPPVを100万件以上売って知名度のあるマクレガーだからこそ売れた。天心の北米での知名度はほぼゼロだろうし、まして早朝では北米では売れないだろう。少なくともメイウェザーのファイトマネーが回収できるとは思えない。

赤字になっても開催したPRIDEアメリカ大会のように、アメリカに売却するためのプロモーションではないかと思ってしまう。

UFC230:ボーナス発表/総評

メインはまあそうなるだろうけど、そうなってほしくはないという展開になってしまった。これまで逆転してきたルイスなら…という思いもあったが、打撃戦ならともかく、テイクダウンされてオリンピックレスラーに抑え込まれたらどうしようもない。コーミエは安全運転だったが、ライトヘビーのタイトルも実質剥奪が決まっている中では当然の作戦。コーミエに安全運転させるしかない状況で、ルイスに準備期間を与えずに試合を決めてしまったらこうなっても仕方がない。選手は責められない。

ジャカレイは前回のガステラム戦のように勝負の3Rにやや失速してダメかと思われたが最後まで勝負をあきらめなかった。次はついにタイトル挑戦か?王者ウィテカーは2月のオーストラリア大会でガステラムとTUFコーチ対決で防衛戦。どちらにも負けているというのが若干のマイナス材料だが。

アデサニャは過去最大の難敵に完勝。最初からわりとブランソンがアデサニャの打撃に圧されていたので楽な展開になった。ここから上はヨエル・ロメロ、ガステラム、ロックホールド、ジャカレイ、ワイドマンとさらなる強敵揃いだが、さらに上位とやるよりもう少し経験を積んでからの方がいいと思う。

UFC230:メインイベント・ダニエル・コーミエ vs. デリック・ルイス

ヘビー級タイトルマッチ5分5R。

タイトル挑戦者としては、もっとも短いインターバルでの試合となるルイス。一方のコーミエも、7月のミオシッチ戦では拳を痛めており、今回の緊急出場は決して万全の状態ではない。

体格差がかなりある。蹴りで牽制するルイスに間合いを詰めていくコーミエ。ルイス左ハイ。ルイス間合いを詰めてタックルに。シングルレッグで倒した。ハーフで固める。パウンド。ルイスうつ伏せから亀になり立つ。コーミエはスタンドでバックを取ってまだキープ。またシングルレッグ。テイクダウン。またハーフから肘・パウンド。コーミエ強いパウンド。ルイス亀に。バックからパウンドを入れるコーミエ。片膝をついたルイスに上から体重をかける。時間がない。ホーン。

1Rコーミエ。

2R。ローを入れたコーミエにパンチを打ち込むルイス。ステップキック。前蹴り。左右のパンチ。コーミエ距離を取りかわす。コーミエタックルのフェイントからパンチを入れるとケージまで下がったルイス。そこにまたタックル。シングルレッグ。テイクダウン。がぶりから立とうとするルイスにアンクルピックで倒す。上を取りパウンド。亀になったルイスからバックマウント。コーミエチョーク。タップアウト。

まったく危なげなく完勝。見せ場を作らせず。

コーミエ「ブロック・レスナー、来るならWWEのベルトも持ってこい。それも獲ってやる」

UFC230:セミファイナル・クリス・ワイドマン vs. ホナウド・ジャカレイ

ミドル級。ランキング3位ワイドマン、5位ジャカレイ。

ワイドマンがタイトル陥落したロックホールドとの再戦が組まれていたが、ロックホールド欠場によりジャカレイ戦に組み換え。

ワイドマンはタイトル陥落から3連敗していたが、昨年7月にケルヴィン・ガステラムに勝利し復活。当時はガステラムがまだウェルターから階級を上げて3戦目でそこまで評価が高くない頃だったが、ガステラム戦が物差しになっているのか、オッズではワイドマン優勢。地元ニューヨークでの試合はこれで4戦連続。

ジャカレイはタイトル挑戦目前まで何度も言っているが、その度に惜しい星を落としてしまっている。昨年4月には現王者のロバート・ウィテカーに2RKO負け。その後、デレク・ブランソンに勝利したが、前回のガステラム戦はメディアのジャッジも真っ二つになる接戦の末スプリット判定負け。これでタイトル戦線からは大きく後退したかと思われたが、ロックホールド欠場で上位ランカーと対戦するチャンスを掴んだ。

頭を振りながら前に出ていくジャカレイ。間合いが詰まり、ワイドマンは首相撲から膝。ジャカレイはパンチを打ち込み外す。パンチで出ていくジャカレイだが、ワイドマンがパンチを打ち込むと右がヒットしジャカレイぐらつく。しかしジャカレイもまた前に出てパンチを打ち込む。ワイドマンのパンチをブロッキングで防ぐ。間合いを詰めるジャカレイ。ワイドマンは距離を取りパンチを出していく。ジャブで鼻血を出すジャカレイ。ジャカレイの左ボディがヒット。ワイドマン下がって距離を取る。両者のパンチが相打ち。ホーン。

1R有効打でワイドマン。

2R。ワイドマンロー、パンチを打ち込む。ジャカレイちょっと打たれてる。ジャカレイ引かずに出てパンチを打ち込む。左ボディ。重いパンチで出る。ワイドマン嫌って距離を取る。ジャカレイ何度も左ボディを当てている。首相撲に捕らえたワイドマン。膝。ジャカレイちょっと消耗。止まったところでワイドマンがパンチを打ち込む。口が開いているジャカレイ。しかしまたパンチで出ていく。クリンチからアッパー連打。振りほどいたワイドマン。ジャカレイ後退して休む。ワイドマンも休んでいるのか見合いが続く。また出てきたジャカレイ。ジャカレイの左ハイ。しかしガードされるとバランスを崩しスリップダウン。ワイドマンバックを狙ったがジャカレイ立って正対。投げてまたバックに回ったワイドマンだが、ジャカレイは前転するとスクランブルで立った。ホーン。

2Rは僅差のラウンド。ややジャカレイが動きを止めてしまう場面があったが、スタッツではジャカレイの有効打が上。

3R。間合いを詰めるジャカレイ。ワイドマンがパンチで止めようとするが構わず出てパンチを打ち込む。が、打ち終わった後休むジャカレイ。そこでワイドマンがパンチを入れる。右肘。ジャカレイまた止まった。ワイドマンがガードの上からジャブを入れていく。ワイドマンのパンチをヘッドムーブで交わすと出ていってパンチ連打するジャカレイ。左ボディ。右が入ってワイドマン仰向けにダウン!終わったかと思ったがレフェリー止めてない。アンクルピックに入るワイドマンに鉄槌を入れるジャカレイ。ようやくストップ。

削り合いを一発で制したジャカレイ。

ジャカレイ「鼻の骨は折れてないと思う。クリスにお礼を言いたい。大好きな選手でヒーローだ。KOで勝ったが、最高の選手だと思っている」

UFC230:第10試合・デイヴィッド・ブランチ vs. ジャレッド・キャノニア

ミドル級。

ブランチは本来ホナウド・ジャカレイとの試合が組まれていたが、ロックホールド欠場によりジャカレイがセミでワイドマンと対戦することになったため、17日のUFN140でアレッシオ・デ・キリコと組まれていたキャノニアとの対戦に。デ・キリコの代わりの試合は未定。

もともとUFCでは中堅ファイターだったブランチだが、リリース後に参戦したWSOFでは10戦全勝。ミドルとライトヘビーの2階級で同時に王者となり、岡見やPFLで100万ドルトーナメント決勝まで勝ち上がったヴィニシウス・マガリエスに勝利している。UFCでは元王者のロックホールドにはKO負けしたものの、前戦ではミドル級トップストライカーのチアゴ・サントスからパンチでダウンを奪ってのKO勝ちというまさかの展開を見せた。基本的には手堅く攻めるファイター。ニューヨーク在住。

キャノニアはUFCヘビー級で1勝1敗、ライトヘビー級で2勝3敗で、今回からミドル級に。ライトヘビーでは一応ランキング入りしていたこともある。打撃は強いものの、テイクダウンディフェンスが弱点で、倒された後の対処も良くない。前戦は売出し中のドミニク・レイエスに1RKO負け。

元ヘビー級の面影がまったくないシェイプされたキャノニア。

ブランチタックル。テイクダウン。立ったがまたすぐ倒された。バックからチョークを狙うがキャノニア反転し正対。パンチを入れて離れるキャノニア。ブランチまたタックル。倒した。座った状態でケージを背にするキャノニアからバックを狙う。バックから殴るブランチ。立って正対したキャノニア。離れる。打撃で出ていくキャノニア。ブランチもジャブを入れるが、出てきたところにタックル。尻もちまではつかせたが立たれる。キャノニアが離れてパンチで出る。連打がヒット。ブランチ後退。キャノニア追いかけるがブランチまたタックル。しかしテイクダウンできず。ホーン。

1Rブランチ。ブランチはキャノニアのスタンドレスリングが弱点と見たのかひたすらタックル狙い。しかしキャノニアの打撃が意外と強い。

2R。カーフキックを入れるキャノニア。ブランチタックルからパンチにつなげたが、キャノニアのパンチを貰いダウン!パウンド!頭を抱えたまま打たれるままのブランチを見てレフェリー止めた!

キャノニアがランカー相手にアップセット勝利。ニックネームはキラーゴリラだが、減量してゴリラ感はなくなったものの、パンチの重さは健在。