格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

ONE:CLASH OF LEGENDS:エミリオ・ウルティア vs. 中原由貴

フェザー級

プレスしていく中原。じわじわコーナーに追い込む。ジャブで牽制。左を振るったが空振り。ロー。ジャブがヒット。ウルティアも前に出てきた。またジャブを入れた中原。ワンツー。左ハイ。ボディ。手数は中原。またワンツー。ウルティアのローは空振り。左を入れる中原。ウルティアがパンチで出てきたが、中原も打ち返し押し返す。ウルティアのパンチが顔面をかすめる。コーナーに追い込んだ中原。ワンツーの連打。残り45秒でタックルに入った中原だがこれは切られた。またパンチを入れていく。ゴング。

手数では圧倒的に中原だが、まだビッグヒットはない。

2R。プレスする中原。左ミドル。左ストレート。ワンツー。左が当たってバランスを崩したウルティア。すぐ立った。また左を入れていく中原。ニータップ。切られた。ウルティアが前に出てきた。パンチを振り回す。中原の左ハイヒット。前蹴り気味のミドルがヒット。ウルティアが前に出てパンチを振り回すと中原後退。コーナーに追い詰めたウルティアがパンチを振り回す。なんとか逃れた中原。ウルティアが圧を掛けてきて中原が下がり始めた。パンチをもらい下がる中原。印象が悪くなってきた。ウルティアのローが急所に入りタイムストップ。再開。パンチを振り回すウルティア。中原下がりながらも打ち返す。ゴング。

前半は中原にいい場面があったが、後半ウルティアが前に出るようになり、印象が悪くなった。

3R。ハイからタックルに入った中原。切られかけたが押し込んでテイクダウン。立たれるが立ち際に膝を入れる。ウルティアどんどn出てくる。中原またタックル。コーナーに押し込むが入れ替えたウルティア。肘連打。逃れた中原。ウルティアどんどん出る。中原もビッグヒットはもらっていないが印象が良くない。ウルティアがタックル。こらえた中原。バックに回られたがコーナーでこらえた。離れる。残り半分。中原の左がビッグヒットしウルティアダウン!すかさず鉄槌連打!KO!

消耗してもどんどん圧を掛けてくるウルティアに後半苦しんだ中原だが、最後は左がきっちりアゴを捕らえてKO。ONEデビューを勝利で飾った。

Bellator215:メインイベント・マット・ミトリオン vs. セルゲイ・ハリトーノフ

ヘビー級5分3R。

Bellator参戦以来、ヒョードルロイ・ネルソンに勝利して4連勝中だったミトリオンだが、ヘビー級GPでは優勝したライアン・ベイダーに塩漬けにされて敗退。40歳。

38歳のハリトーノフは2016年のBellatorデビュー戦ではハビー・アヤラに秒殺KO負けしたが、その後は2連勝。前回はロイ・ネルソンに1RKO勝ちしている。他団体も含めると5連勝中。

ステップを踏むミトリオン。ハリトーノフはガードを高く上げた構え。ミトリオンがローを放つがローブローに。悶絶して寝転がるハリトーノフ。かなりのダメージ。ドクターが呼ばれる。

ハリトーノフ続行不能ノーコンテストに。担架で運ばれるハリトーノフ

喧嘩四つではローブローになりやすいローキックだが、メインというのに何も起きずに終わってしまった。残念。

Bellator215:セミファイナル・ローガン・ストーリー vs. イオン・パスク

ウェルター級。

レスリングでD-1オールアメリカンのストーリー。2015年にMMAデビューしてから4連勝でBellatorと契約し、Bellatorでも4連勝でここまでMMA無敗。

ルーマニアのパスクは36歳でMMA18勝9敗。Bellatorではエド・ルースとロレンツ・ラーキンというビッグネームと対戦しいずれも敗れている。SBGアイルランド所属。咬ませ犬要員だが意地を見せられるか。

間合いを詰めていくストーリー。タックル。しかしパスク脇を差して受け止めた。がぶる。が、足を掴まれた。しつこくタックルに行くストーリー。シングルレッグから逆の足を掴んで倒しに行く。バックに回ろうとするが、パスクがギロチンに抱えて防ぐ。しかし外されてバックを取られた。小股掬いで投げてテイクダウン成功。ハーフから肘。パウンド。パスク凌ぐだけ。削り続けるストーリー。ゴング。

1Rストーリー。

2R。パスクがアッパーを入れた。ストーリー右ハイ。シングルレッグへ。切りきれないパスク。倒された。ケージ中央で背中を付けて寝かせる。またハーフから肘で削られるパスク。ガードに戻すパスクだがまたハーフに。ガードに戻そうとしてまたハーフになり肘で削られるという展開が続くパスク。ゴング。

2Rストーリー。

3R。踏み込んでジャブを入れたパスクだが、ストーリーがシングルレッグを合わせてそこからバックに回りテイクダウン。パスクはバックを取られた体勢からアームロックを狙う。スクランブルで逃れようとしたがバックを取られたパスク。キムラから腕十字を狙ったが、ストーリーが潰してまたハーフに。削られ続けるパスク。KOされるほどの威力はないが身動きが取れない。会場はまたブーイング。ストーリーも無理にフィニッシュに行かず安全運転。タイムアップ。

漬けられ続けたパスクが試合後にマウスピースを吐き出してストーリーにぶつける。

30-27、30-26の3-0でストーリー完勝。パスクはストーリーの勝利を讃える。

Bellator215:メインカード第3試合・エドゥアウド・ダンタス vs. トビー・ミセッチ

バンタム級

2タイムバンタム級王者のダンタス。いずれも2度防衛に成功したが、最初はジョー・ウォーレン、2回目はダリオン・コールドウェルに敗れて王座陥落している。コールドウェル戦後は元UFCランカーのマイケル・マクドナルドと対戦し1RKO負けで連敗中。

ミセッチは昨年コンテンダーシリーズで敗れてUFCと契約できず、その後にBellatorに参戦して前座でKO勝ちした。

ジャブで出ていくミセッチ。ダンタスはハイ。ジャブを返す。ダンタスが首相撲に捕らえて膝。バランスを崩したミセッチを追いかけて飛び膝。ケージに押し込んだダンタス。ボディに膝を入れるとサバ折りテイクダウン。ハーフ。キムラを狙うミセッチ。ストレートアームバー。腕の力で耐えるミセッチ。自ら外したダンタス。パウンドを落とす。ゴング。

1Rダンタス。

2R。パンチで出るミセッチ。ダンタスは関節蹴り。ミドル。ミセッチがプレッシャーをかけるとケージ際を回るダンタス。ダンタスシングルレッグ。掴んだ足を抱えあげ、背を向けたミセッチのバックについた。テイクダウンしたダンタス。ケージ際で完全なバックマウントは防いでいるミセッチだがダンタスがパウンド。残り1分。四の字バックになったが体勢がまだ万全ではない。チョークを狙うダンタス。ゴング。

2Rダンタス。しかし会場からはブーイング。

3R。KOするしかないミセッチが間合いを詰めてパンチを入れていく。ダンタス無理せずサークリング。追いかけるミセッチだが手が出ていない。ブーイングが出るが意に介さないダンタス。ミセッチテイクダウンを警戒しているのか踏み込みが足りない。ちょこちょこローを蹴るだけのミセッチ。ダンタス出ない。ブーイングが大きくなる。ミセッチがケージまで追い込んでパンチを出すがクリーンヒットせず。残り15秒でダンタスがシングルレッグ。ケージに押し込む。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でダンタスが連敗ストップ。

Bellator215:メインカード第2試合・マイク・キンベル vs. ジョン・ドゥマ

バンタム級

昨年21歳でBellatorでMMAデビューして以来2連勝中のキンベル。まだキャリア1年に満たないが、初戦は1分3秒、2戦目は6秒で秒殺KO勝ち。ここまではまだ育てるマッチメイクで、キャリアがある相手とはやっていない。バンタム級で188cmのリーチを持つ。

ドゥマはBellatorデビュー戦。デビューから3戦はすべてフィニッシュしての勝利だったが、前戦KO負けで初黒星を喫した。

ガードを下げて低い構えのキンベル。じわじわ距離を詰める。ドゥマがケージ際まで下がるがパンチで出た。キンベルのバックスピンキックをかいくぐってタックルに入ったドゥマ。ボディロックからテイクダウンを狙ったが、キンベル内股で投げて上に。ギロチンから立ったドゥマだがキンベルはボディロックからテイクダウン。パウンド。ドゥマ三角!がっちり入った。キンベル抱えあげてスラムで叩きつけてパンチを入れるが三角が外れずタップ!

売出し中のキンベル、スラムで頭から叩きつけたものの、抜け出せずMMA初黒星。

Bellator215:メインカード第1試合・オースチン・ヴァンダーフォード vs. コディ・ジョーンズ

175ポンド契約。

ヴァンダーフォードはUFC女子フライ級のペイジ・ヴァンザントの旦那でNAIAでオールアメリカン2度。セコンドにペイジがついている。Bellatorデビュー戦同士でヴァンダーフォードがMMA6勝0敗、ジョーンズが6勝2敗。

ヴァンダーフォードが打撃でプレッシャーをかける。ジョーンズはロー。右を打ち込んだがヴァンダーフォードのカウンターの右をもらってダウン!ガードを取るジョーンズ。下から足を抱えてラバー。フックスイープを狙ったが返しけれずにバックを取られた。しかし回転して下から足関。外れたががぶってギロチンへ。スッポ抜けてまたガードを取るジョーンズ。密着してこつこつパンチを入れるヴァンダーフォード。距離を取りパウンド・鉄槌を入れる。下からうるさいジョーンズだが凌ぐだけになってる。バックを狙うヴァンダーフォード。しのまま上になり肩固めを狙っていく。だんだんタイトになってきたがまだ隙間がある。残り20秒。力で絞めてジョーンズタップ!

完全に入っていない状態だったが力でタップを奪った。ジョーンズがけっこう柔術ができる選手だったので咬ませ犬ではなかったが完勝。

 

UFC on ESPN1:オッズ/予想と展望

フランシス・ガヌー 2.65
ケイン・ヴェラスケス 1.53
ジェームス・ヴィック 1.83
ポール・フェルダー 2.00
コートニー・ケイシー 3.40
シンシア・カルヴィーヨ 1.36
アレックス・カサレス 3.85
クロン・グレイシー 1.29
ヴィセンテ・ルケ 1.27
ブライアン・バーバリー4.10
アンドレ・フィリ 2.30
マイルス・ジュリー 1.67
ジミー・リベラ 1.69
アルジャメイン・スターリン2.25
ニート・ロペス 2.85
マニー・バミューデス 1.44
アシュリー・エヴァンススミス 2.60
アンドレア・リー 1.54
スコット・ホルツマン 1.54
ニック・レンツ 2.60
ヘナン・バラォン 2.60
ルーク・サンダース 1.54
ジェシカ・ペネ 1.63
ジュディー・エスキベル 2.40
アレクサンドラ・アルブ 1.65
エミリー・ウィットマイアー 2.35

今回は初のケーブルテレビのESPNでの放送。有料アプリのESPN+という限定された視聴環境に比べて、標準チャンネルでほとんどの家庭で視聴可能なケーブルテレビ大会は宣伝の役割がある。

メインカードは負傷で長期欠場していた元ヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスの2年半ぶりの復帰戦。唯一敗れたJDSに連勝し、P4Pの上位にも位置していたヴェラスケスだが、地元メキシコ大会ではヴェウドゥムに高地でスタミナ切れして最後は一本負け。その後再戦が2度組まれたが、いずれも負傷欠場している。

ガヌーはミオシッチとのタイトルマッチ、ルイスとの試合で連敗。慢心して練習環境にも問題があると言われ、すっかり評価が落ち、前回のカーティス・ブレイズ戦ではオッズで初のアンダードッグになったが、45秒でKO勝ちして復活をアピールした。

が、オッズはブランクのあるヴェラスケスを支持。これだけ長いブランクで、年齢も36歳になったヴェラスケスがどれだけ動けるのか未知数。序盤に強いガヌーのパンチをもらってしまうとそのまま一気に勝負がついてしまいそうだが。

ガヌーKO勝ちと予想。

メインカードではついにクロン・グレイシーUFCデビュー。MMAに残された数少ないファンタジーであるクロン。日本以外での試合も初めて。MMAはまだ4試合しかしておらず、丸2年試合をしてない。しかし前回は直前までランカーだった川尻に勝利し、一気に幻想が高まった。

相手のカサレスはフェザー級に戻してから4勝3敗。完全な中堅ファイターで、クロンは勝ちが期待されているカード。キャリアは浅いがもう30歳。このクラスには簡単に勝って次はランカーとやってほしいが、他団体からの鳴り物入りの選手が初戦で苦戦しがちなのがUFC。ジンクスを乗り越えられるか。

クロンが三角絞めで一本勝ち。

プレリムメインの第3試合にはひっそりと元バンタム級王者バラォンが登場。最近6戦で1勝5敗。3連敗中で、前回は体重オーバーもあった。さすがにこれがラストチャンスか。相手は一時期プロスペクトとして期待されていたがUFCでは2勝3敗のサンダース。こちらも負ければ次があるとは限らない戦績。

第1試合開始は18日月曜日の朝7時半。メインカードは11時開始で、現在のところDAZNでは中継の予定がない。ファイトパスでは前試合中継予定。速報します。

UFC234:メインイベント・イスラエル・アデサニャ vs. アンデウソン・シウバ

ミドル級。6位アデサニャ、15位アンデウソン。

キックボクサーのアデサニャはMMA15戦全勝。前回はレスラーのデレク・ブランソンにテイクダウンを許さずUFCではじめての1RKO勝ち。日々進化し続けている。

MMA史上最高のファンタジスタの一人アンデウソンだが、43歳でここ6年間の戦績は1勝4敗1NC。ここで勝てばまだタイトル挑戦のチャンスも出てくるものの、オッズ的には負けて一線から退くことが濃厚と見られている。

ローを入れたアデサニャ。アンデウソンは様子見。ジャブを入れたアデサニャ。またジャブ。ステップしはじめたアンデウソン。アデサニャがハイのフェイント。アンデウソン距離を詰めてプレッシャー。下がるアデサニャを追いかけるが、パンチを貰ってちょっとぐらついた。アンデウソン若干下がる。再び見合い。パンチを入れるアデサニャだがアンデウソンもパンチをヒットさせた。ワンツーを入れたアデサニャ。アデサニャの右がヒットしたが続くハイキックはスウェーでかわした。アデサニャ左ハイ。空振り。打ってこいと挑発するアデサニャ。ホーン。

1Rアデサニャ。しかしアンデウソンよくやってる。反応が鈍くパンチを貰う場面もあるが。

2R。左ミドルを入れたアンデウソン。アデサニャじわじわ出る。アデサニャのワンツーをヘッドスリップし紙一重でかわしたアンデウソン。アデサニャロー。距離を詰めてバックキックを放つアンデウソン。アデサニャのパンチが入るがアンデウソンも返した。距離を詰めてパンチを入れた。下がるアデサニャを追いかけてパンチを打ち込む。首相撲に捕らえたアデサニャだが離れる。またローを入れたアデサニャ。アンデウソンの右がヒット。プレスするアンデウソン。ケージを背負ったアデサニャ。組み付いたアンデウソン。首相撲。両者打ち込ませず離れた。アデサニャのパンチをもらったアンデウソンだが打ち返す。アンデウソン出るとアデサニャが距離を取る。追いかけてパンチを入れたアンデウソン。バックスピンでローを放ったが空振り。ホーン。

2Rアンデウソン。

3R。アデサニャのローにしゃがみこんだアンデウソン。ブラフ?アデサニャの蹴りをキャッチしてバランスを崩したところで飛び膝!しかし空振り。ケージを背負って待っているアンデウソン。アデサニャはやりにくいのかオクタゴン中央で来いとアピールするがアンデウソンはケージ際から動かず。また中央に下がったアデサニャ。アンデウソンも今度は戻った。またローを入れたアデサニャ。手を出さないアンデウソン。アデサニャがローを入れていく。右ハイ。アンデウソン前に出てパンチ連打を出すがヒットせず。残り1分。アデサニャがパンチをヒットさせるとノーガードで打ってこいとアピールするアンデウソン。アンデウソンが打ち返す。踏み込めないアデサニャ。最後にバックブローを入れたがタイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でアデサニャ勝利。アンデウソン勝利を称える。両者座礼。

インタビューでシウバのファンだったと語るアデサニャ。タイトル挑戦をアピール。

アンデウソンは観客に感謝の言葉を述べ、今後のことはわからないが、まず家族に会いたい、地元のクリチバで試合したいとコメント。

UFC234:セミファイナル・ランド・バンナータ vs. マルコス・マリアーノ

ライト級。

代役でのUFCデビュー戦でトニー・ファーガソンからダウンを奪い、2戦目はホイールキックでKOするなど、そのまま上位で戦える器かと思われたバンナータだが、そこから0勝2敗2分けで1勝もできず。デビューから4試合連続ボーナス獲得をしていたが、こここ2試合はそれもない。

マルコス・マリアーノはUFCデビュー戦。地元ブラジルで6勝4敗と微妙な成績でもUFCと契約できたのは、メインで試合をするアンデウソンの友人というコネがあるから。手足が長いことから「ダルシム」のニックネームを持つ。

前蹴りを見せるマリアーノ。右ハイ。じわじわプレッシャーをかけるバンナータ。右を打ち込んだ。ローの蹴り合い。バンナータ組んでボディロック。テイクダウン。ハーフ。ガードに戻したマリアーノ。オモプラッタを仕掛けるが外した。バンナータはインサイドからパウンド。もらったマリアーノ。ガードが効いてない。強烈な飛び込みの肘をもらったマリアーノ。腕で防いでいるだけのマリアーノ。パスしたバンナータが頭をまたいでキムラ。マリアーノタップ。

UFCレベルじゃなかったマリアーノ。

UFC234:第9試合・ハニ・ヤヒーラ vs. リッキー・シモン

バンタム級。ヤヒーラ15位。

大ベテランのヤヒーラがセミ前に大抜擢。バンタム級復帰以来7勝1敗で現在3連続フィニッシュ中ながら、ランカーとの対戦が組まれることもなく、常に前座での試合が続いていた。今回は2013年の日本大会での廣田戦以来となるメインカード登場。ただしまたしても相手はノーランカー。

シモンは26歳でUFC3戦目。初戦は2Rまでは劣勢だったが、残り1分でマウントからギロチンに捕らえてタイムアップまで絞め続けたところ、試合終了後に相手のデヴァリシビリが戦闘不能だったと認定され3R5分ジャストでの一本勝ちという前代未聞の結果に。前回はレスラーのモンテル・ジャクソン相手に組んでバックに回りテイクダウンを奪う展開で判定勝ちで2連勝。

じりじり間合いを詰めてケージ際まで追い込みパンチを打ち込んだシモン。ヤヒーラタックル。切られた。引き込むが立たせたシモン。ヤヒーラがフルスイングのパンチを見せる。シモンの左をもらったヤヒーラ。ヤヒーラタックルに入るがシモンの足に触ることもできず。ヤヒーラパンチで出ていくがシモンのカウンターをもらいダウン!ガードを取るがシモンが鉄槌連打。潜ろうとしたヤヒーラだがシモンが立ってスタンド。またパンチをもらいぐらついたヤヒーラ。倒れ込むがシモン立たせる。スタンドでパンチを貰っているヤヒーラ。まだダメージが残っている。タックルも止められた。ヤヒーラのパンチをかいくぐってテイクダウンしたシモンだが、すぐに離れて立たせた。シモンの左ハイ。ホーン。

1Rシモン。ヤヒーラのタックルは完璧に対応されているので厳しい。

2R。パンチで飛び込むヤヒーラにカウンターのタックル。ヤヒーラは半ば引き込み気味に下になるが、シモンは倒してもグラウンドには付き合わず立たせる。右を打ち込むシモン。ヤヒーラのレッグダイブを切るシモン。ヤヒーラがじわじわプレッシャーをかける。ヤヒーラのパンチがヒットし一瞬動きが止まったシモン。ヤヒーラパンチで追いかけていくがシモン距離を取る。前に出たヤヒーラだがカウンターで肩が当たり仰向けに倒れる。シモンやはりグラウンドには付き合わず。柔術立ちしたヤヒーラ。シモンテイクダウンすると今度はパウンドを入れる。残り時間がわずかでリードが微妙と見たか。ホーン。

スタンドでの手数ではヤヒーラ。最後のパウンドで印象がひっくり返ったか?

3R。タックルから引き込んだヤヒーラ。スイープや三角の仕掛けを外して立つシモン。タックルからシングルレッグにつなげようとしたヤヒーラだがやはり切られた。ボディにパウンドを入れて立つシモン。ヤヒーラパンチからタックル。切られる。ケージに詰めてパンチを入れるシモン。残り2分。ヤヒーラここまで印象が悪い。スタミナ切れもあるか。残り1分。組んでテイクダウンしたシモン。今度はグラウンドに付き合うが、密着して攻めさせない。残りわずかでパウンドラッシュしたシモン。タイムアップ。

最後にきっちりポイントメイクしたシモン。

30-27×2、30-25の3-0でシモン勝利。

UFC234:第8試合・モンタナ・デ・ラ・ロサ vs. ナディア・カセム

女子フライ級。デ・ラ・ロサはランキング15位。

UFC史上初の夫婦UFCファイターであるデ・ラ・ロサ。23歳で、夫のマークとの間には娘が1人いる。TUF26女子フライ級王者決定トーナメントでは優勝したニコ・モンターニョに敗退したが、UFCではデビュー以来2試合連続一本勝ち。高校レスリングではオールアメリカンを獲得している。

セムも23歳。今大会、メインにはニュージーランド出身のウィテカーが出るが、オーストラリア人としてはカセムが最後。元キックボクサーで、ローカルでは全試合1分半でKOしてUFCと契約した。2017年6月にUFCデビュー予定だったが負傷欠場し、11月にスライド。ローカル時代は打撃だけで勝ってきていたが、UFCデビュー戦のJJ・アルドリッチ戦では下から関節技の仕掛けを見せている。しかし結果は判定。勝ったが体重オーバーもしてしまい、今回からは階級を上げている。

パンチ連打で出ていくデ・ラ・ロサ。そのままケージまで追い詰めるとテイクダウン。ハーフ。パウンドを打ち込む。ガードに戻そうとするカセムだが戻させない。肘を入れる。ガードに戻した。しかしすぐまたハーフにしてパウンドを入れていくデ・ラ・ロサ。またガードに戻すカセム。しかしすぐガードを割られる。完パス。残りわずかで腕十字に。しかし極まらずホーン。

1Rデ・ラ・ロサ

2R。パンチで出たカセムだがカウンターを打ち込んだデ・ラ・ロサがそのまま組んでテイクダウン。サイドに。カセムの腕を足で固定して肘。マウント!日沖三角。そのまま肘で削る。腕十字へ。体をまたいでディフェンスするカセム。しかし三角クラッチがはずれない。また腕十字。カセムタップしてフィニッシュ。

ストロー級では体重オーバーしフライ級が適正と思われたカセムだが、フライ級ではフィジカル負け。