格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PANCRASE312:プレリミナリーファイト第1試合・魔破DATE vs. 鹿志村仁之介

ライト級。

MMA以外にもシュートボクシングや巌流島の出場経験もあるスピードレーサーだが、ここまで勝ち星なし。パンクラスでも2連続判定負け。

鹿志村はこれがプロデビュー戦。今年3月に卒業予定の高校生。柔術・柔道がバックグラウンドで、柔道ではインターハイ出場、柔術では紫帯全日本準優勝の実績がある。卒業後進学予定の柔道整復師専門学校に、現役プロスポーツ選手が対象の奨学金があることを知りプロ転向を決意。初めて出場した昨年10月のマーシャールワールド杯で優勝し、いきなりプロデビューを決めた。

いきなり今成ロールを見せた鹿志村だが不発。間合いを詰める。スピードレーサーのタックルに膝を合わせたがそのまま組んでテイクダウンした鹿志村。マウント。スピードレーサー下からホールディング。鹿志村腕十字!しかし抜けたスピードレーサー。鹿志村すぐタックル。尻クラッチからテイクダウンしサイドからニーオン。ブリッジで返そうとしたスピードレーサーだが亀になりバックマウントを取られる。チョーク。落ちた!

UFC on ESPN+25:メインイベント・コーリー・アンダーソン vs. ヤン・ブラホヴィッチ

ライトヘビー級5分5R。アンダーソン5位、ブラホヴィッチ6位。

レスリングがバックボーンで、判定勝ちの多い地味強だったアンダーソンだが、前回UFCデビュー以来3連続1RKO勝ちの注目ファイター・ジョニー・ウォーカーに逆に1RKO勝ち。現在4連勝中で、3年ぶりメイン登場。

ブラホヴィッチも直近7試合で6勝1敗と好調。6勝のうち、4勝でボーナスを獲得している。5年前に対戦した時はアンダーソンが僅差判定勝ちしている。

客席には現王者ジョン・ジョーンズが陣取る。

カーフキックを入れるブラホヴィッチ。アンダーソンはジャブで出る。アンダーソンのタックルは受け止めて離れるブラホヴィッチ。アンダーソン前蹴り。ブラホヴィッチが前に出てワンツー。距離を詰めたアンダーソンが連打を打ち込む。シングルレッグのフェイント。距離を詰めたアンダーソンにブラホヴィッチの右がビッグヒット!アンダーソン仰向けにダウン!レフェリーハーブ・ディーンが割って入る前に一発鉄槌がヒットしたが、追い打ち不要のKO決着。

UFC on ESPN+25:セミファイナル・ディエゴ・サンチェス vs. ミシェウ・ペレイラ

ウェルター級。

TUF1ウィナーのレジェンドであり地元ニューメキシコ出身・在住のサンチェス。UFCデビューは15年前、キャリア唯一のタイトル挑戦(ライト級王者ペンとの対戦)も10年前。元のウェルター級に戻したが、一時はフェザー級まで落としていたこともあり、腹回りはかなり緩め。しかし去年は若手のミッキー・ガル相手に11年ぶりのフィニッシュ勝利で意外にも初のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト受賞(それ以前のKO・オブ・ザ・ナイト、サブミッション・オブ・ザ・ナイトも受賞なし。なお、ファイト・オブ・ザ・ナイトは7度受賞している)。38歳で、地元での試合は最後になってもおかしくない。

地元のレジェンドの咬ませ犬としてあてがわれたのはMMA最高のファンタジスタ鳥人ペレイラ。日本のHEATでバック宙パスガード、ケージ駆け上がりサマーソルトフットスタンプ等、奇想天外な技を見せインパクトを残しUFCと契約。初戦は中堅ファイターのダニー・ロバーツにトリッキーな動きからの打撃で1RKO勝ちしたが、2戦目は計量失敗し、4日前に代役出場が決まった相手に無駄な動きでスタミナを使い果たしての判定負け。サンチェスの手堅いテイクダウンに対応できるかどうか。

アウェイのペレイラ、ダンスしながら入場するが大ブーイング。オクタゴンに入るとロンダート→バック宙で無駄に体力を使う。

サンチェス、ペレイラのお株を奪うような浴びせ蹴り!ペレイラはギロチンに抱えるとケージに押し込み膝。離れた。プレスするペレイラ。サンチェスはケージ際を回る。飛び込んでパンチを打ち込むが遠くてヒットせず。ミドルを入れたペレイラ。ケージを蹴ってショータイムキック。飛び膝。かわしてローシングルに入ったサンチェスだが切られる。ミドルを入れるペレイラ。会場のディエゴコールを煽る。サンチェス、距離を取り間合いに入れない展開が続く。一度組み付いたが自ら離れるペレイラ。ケージ際を回り続けるサンチェス。タックルに入ったが切られた。ペレイラのバックスピンキックは空振り。ワンツーから膝を入れたペレイラ。サンチェスちょっと効いたか?さらに膝。サンチェスが組もうとすると離れる。サンチェス前転。タックルのフェイントか?パンチで突っ込むがかわされる。ホーン。

1Rペレイラ

2R。すぐまたプレスするペレイラ。前蹴りに合わせてタックルに入るサンチェスだが切られた。サンチェスのミドルに右ストレートを合わせるペレイラ。ケージを背負うサンチェス。ペレイラも慎重なのか、無理に攻めない。単発でボディに打撃を入れていく。出てきたサンチェスに飛び膝をあわせた。ダッシュしてきたサンチェスにカウンターを合わせる。ミドルがボディにヒット。また飛び膝。サンチェスシングルレッグからケージに押し込みテイクダウンを狙うが、すぐに入れ替えて離れるペレイラペレイラの右がヒット。サンチェスワンツー。サンチェスがプレスするが、ペレイラはケージを蹴ってのスーパーマンパンチから前に出て膝につなげる。飛び膝。サンチェス組んだが引き剥がされた。サンチェスのバックキックに合わせて組み付きバックを取ったペレイラが投げた。ホーン。

2Rペレイラ

3R。サンチェスがパンチで出ると距離を取るペレイラ。このラウンドはサンチェスが前に出てきている。サンチェスのバックブローに合わせて組み付いてテイクダウンしたペレイラインサイドから必殺バック宙フットスタンプ!顔面に入れば反則だがボディにヒット。立たれたがそこに膝を入れるペレイラ。前蹴りを入れるペレイラ。入ってくるサンチェスに左フックを引っ掛ける。間合いが詰まったところで首相撲からの膝!顔面にヒットし後退。しかし膝をついたサンチェスの顔面に膝を入れてしまいタイムストップ。頭部をカットしているサンチェスだが、反則の膝はアゴに当たっているように見えた。レフェリーが試合を止めた。

サンチェス反則勝ち。ほぼ勝っていた試合を無駄に落としたペレイラ

UFC on ESPN+25:第11試合・モンタナ・デ・ラ・ロサ vs. マラ・ロメロ・ボレラ

女子フライ級。デ・ラ・ロサ12位、ボレラ13位。

夫よりも戦績が良いモンタナ。レスリング・柔術がバックボーンのグラップラーUFCデビューから3連続一本勝ちしていたが、前回アンドレア・リーからテイクダウンを奪っても押さえ込めずに判定負けでUFC初黒星。

イタリアのボレラは柔道がバックボーンで、UFC戦績2勝2敗。負けた相手は先週タイトルに挑戦したケイトリン・チューケイギアンとランキング6位のローレン・マーフィー。

デ・ラ・ロサタックル。テイクダウンしたが、倒され際にバックを取りに行くボレラ。ハーフバック。肘・パウンドを入れるボレラ。デ・ラ・ロサはタックルに入ると脇をくぐって逆にバックを取る。立ち上がったボレラの背中に乗った。しかしチョークをディフェンスされていて、乗っているだけに。降りたところでホーン。

1Rボレラ。

2R。左を打ち込んだボレラ。パンチ連打で出たボレラにデ・ラ・ロサタックル。バックに回る。投げを狙うと膝をついたボレラ。足のフックを防いでいるが、デ・ラ・ロサが仰向けに倒してハーフバックからフルバックに。バックから殴るデ・ラ・ロサ。バックキープが続き残り1分。ポジションを変えてサイドについた。また亀になったボレラ。ハーフバックからパウンド、肘。ホーン。

2Rはデ・ラ・ロサ

3R。打撃戦からデ・ラ・ロサの右がヒットしボレラダウン!すかさず追い打ちに行くとボレラはガードで凌ぐ。インサイドで密着したままパンチを入れるデ・ラ・ロサ。ボレラ、下から抱えるだけで、もはや勝ちよりフィニッシュされないことを選択している。残り30秒で肩固めをセットアップしたデ・ラ・ロサだが、外してタイムアップ。

判定三者フルマークでデ・ラ・ロサ勝利。1Rはボレラかと思ったが。

UFC on ESPN+25:第10試合・ブロク・ウィーバー vs. カズラ・バーゴス

ライト級。

昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利したウィーバー。2ヶ月後にUFCデビューが一旦決まったが欠場となり、今回が仕切り直しのデビュー戦。MMA14勝4敗の28歳で現在7連勝中。ベアナックルボクシングに出場し、元UFCファイターのジョー・リッグスと対戦したこともあるが、判定負けしている。

お隣メキシコ出身のバーゴスはUFC2戦目。KO勝ちの多いストライカーだが、代役でUFC出場が決まった昨年8月の試合は、UFC0勝1敗のアレックス・ダ・シウバに終始テイクダウンされ押さえ込まれる展開で判定負け。

ウィーバーの蹴りをキャッチしたバーゴス。片足でこらえるウィーバーにパンチを打ち込むとまたタックルに入りテイクダウン。ウィーバーは座った体勢でギロチンに抱える。苦し紛れに見えるが、一応喉元に入っている。しかし浅い。外れた。パウンドを落とすバーゴス。立ったウィーバーは、スタンドでキムラに捕らえるとそのまま後方に投げようとしたが投げられず下に。尻が着いた完全なグラウンド状態で顔面に膝を打ち込むバーゴス。当然反則。タイムストップ。

一瞬意識が飛んだウィーバー。続行不能と見てレフェリーすぐに試合を止めた。ウィーバー反則勝ち。

微妙な体勢でもなかったし、あそこで顔面に膝を入れるのはルールをろくに知らずに出てきていると思われても仕方ない。戦う資格なし。バーゴス、少なくとも反則の膝を入れるまでは内容で勝っていたのに馬鹿なことをした。

UFC on ESPN+25:第9試合・ホジェリオ・ボントリン vs. レイ・ボーグ

フライ級だったが、ボーグが2ポンドオーバーしキャッチウェイトに。ボントリン7位、今回からフライ級に戻すボーグはまだランク外。

ボントリンはパンクラスで春日井寒天たけしから腕十字でタップを奪った(体重オーバーのためノーコンテスト)したが、グランドスラムでは田中路教にチョークで一本負けし、キャリア唯一の黒星を喫している。UFCデビュー戦はWSOFフライ級王者のマゴメド・ビブラトフと対戦し、ジャッジが真っ二つに割れる接戦でスプリット判定勝ち。2戦目は第1試合に出場したパイバに首相撲からの膝でカットさせてTKO勝利で2連勝。

DJのタイトルに挑戦したこともあるボーグだが、マクレガーのバスアタックに巻き込まれて負傷するなどブランクが開き、階級をバンタム級に上げて復帰したが、そこでも体重オーバーした上に判定負け。前回はUFCデビュー戦のガブリエル・シウバにテイクダウンから押さえ込む展開で判定勝ち。UFC11戦でこれが4度目の計量失敗。

打撃戦からタックルに入ったボーグだが、受け止めたボントリンがケージに押し込む。大内テイクダウン狙い。押し込んで膝。テイクダウンをこらえたボーグだがスタンドでバックに回られる。正対。ボーグシングルレッグ。こらえるボントリンだがボーグは尻クラッチに切り替えてテイクダウン成功。肘。ボントリンはハイガードで下から仕掛けるが、パウンドを落とすボーグ。残り1分。ケージを使って立ったボントリン。なおも放さずテイクダウンを狙うボーグ。また倒した。立てないボントリン。ホーン。

1Rボーグ。

2R。ボーグすぐタックル。こらえるボントリンだがスタンドでバックを取られ、投げて倒されたところにボーグがバックマウント。チョーク。外したがなおもバックマウント。ボントリン背負って立つが、スタンドで四の字バックからなおもチョークを狙うボーグ。降りたボーグだがなおもバックキープしテイクダウン。ハーフ。ガードに戻すボントリンにパウンドを落とすボーグ。ボントリンまたハイガードから仕掛けるもパウンドを貰う。下から蹴って(顔面に入った気がしたが…)立とうとしたボントリンだがまたバックを取られ、背中に乗ったボーグがチョーク。防いでいるがそのままホーン。

2Rボーグ。

3R。ボーグちょっと疲れてる?スタンドで下がる。ケージまで下がったところにボントリンが組み付くが、ボーグタックルに入りテイクダウン。バックを取らせて立つボントリンだがボーグは放さず投げるとまたバックマウントに。また背中に乗るボーグ。チョークを防がれ降りるが、なおもバックキープして投げを狙う。テイクダウン。インサイドから肘・パウンド。ボントリンのハイガードをサバいてパス。バックに回る。残り30秒。ハーフバックからパウンド。立ったが再びテイクダウン。パウンド。タイムアップ。

30-27×2、30-25の3-0でボーグ勝利。

ボーグはトップ10ファイター(とはいえ実質フライ級中堅クラス)に元タイトル挑戦経験者として力の差を見せて完勝。しかし度重なる体重オーバーを考えると、またバンタムに戻されそう。

UFC on ESPN+25:第8試合・ランド・バンナータ vs. ヤンシー・メディロス

ライト級。

UFCデビュー戦は代役出場でトニー・ファーガソンに敗れたもののからダウンを奪い、2戦目はホイールキックでKO勝ちしてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞したバンナータ。UFCデビューから4試合連続でボーナスを獲得しているものの、UFC戦績はここまで2勝4敗2分けと結果が残せていない。

メデイロスはライト級からウェルター級に階級を上げ、3連勝でランキングにも入ったが、ドナルド・セラーニに1RKO負け。前回からまたライト級に戻したが、エリートレスラーで当時無敗のグレゴール・ギレスピーにKO負けした。こちらも打撃が強いストライカー。

ガードを下げた構えのバンナータ。メデイロスが間合いを詰めたところに右を打ち込む。バンナータ飛び込んでパンチ連打を打ち込む。間合いを詰めるメデイロスだがバンナータがステップでかわし打撃を当てられない。打ち終わりに逆にパンチを貰う。ホーン。

1Rはヒット数でバンナータ。

2Rもノーガードで距離を取るバンナータ、追いかけるメデイロスの図式が続く。四つに組んで崩したバンナータだが、グラウンドは狙わず離れる。メデイロスのパンチの打ち終わりを狙うバンナータ。メデイロス追いかけていくが距離を取られヒットしない。残り1分でバンナータタックル。スタンドでバックに回る。パンチを入れて離れたバンナータ。左ミドルが入り、ちょっと前かがみになったメデイロス。効いた?ホーン。

2Rもバンナータ。

3R。バンナータいきなりパンチで出る。スピニングホイールキック。パンチを貰い鼻血を出すメデイロス。メデイロス出るが相変わらず下がってかわすバンナータ。バンナータのパンチを掴んだメデイロスだが引き剥がされる。残り1分でバンナータタックル。倒せず離れた。出ていくメデイロスだがヒットなし。タイムアップ。

三者フルマークでバンナータ勝利。

メデイロス、距離を取るバンナータを捕まえられず。

UFC on ESPN+25:第7試合・ティム・ミーンズ vs. ダニエル・ロドリゲス

ウェルター級。

地元ニューメキシコのジム所属のミーンズ。KO勝ちが19回(29勝中)あるハードパンチャー。UFCデビューは2012年の35歳。前回は落ち目の元タイトルコンテンダー・チアゴ・アウベスにギロチンで一本勝ち。勝ったり負けたりで中堅ポジションが続いている。

ラマザン・エメエフの代役として3週間前にUFCデビューが決まったロドリゲス。MMA10勝1敗の33歳。10勝中6KO・3一本勝ち。10thプラネット柔術所属。まだトップレベルの選手との対戦経験はない。

ミーンズが組んでテイクダウンしたがロドリゲスすぐ立つ。パンチで出るミーンズ。ワンツーがヒット。ミーンズまた組んでボディロック。しかし倒せず離れる。パンチを振り回すロドリゲスだがミーンズがプレッシャーをかけていく。ロドリゲスはサークリングしながらパンチを出す。残りわずかで出ていったミーンズだが、終了直前に放ったロドリゲスの左をもらってダウン!同時にホーン。

コーナーに戻ってくる際に足元がふらついているミーンズ。最後のパンチがなければミーンズのラウンドだが…。

2R。ロドリゲスがかさにかかって攻めていく。ミーンズも打ち返すがパンチを貰っている。まだダメージが残っているか。また左が入って膝が落ちるミーンズ。ロドリゲスがパンチで攻める。それでも出ていくミーンズ。ロドリゲスが前に出て左の連打を打ち込む。タックルでしのごうとしたミーンズにニンジャチョーク!スタンディングで絞めるとミーンズタップ!

代役での出場で中堅ファイターのミーンズをフィニッシュしたロドリゲス。

UFC on ESPN+25:第6試合・ジョン・ダドソン vs. ナザニエル・ウッド

バンタム級。ダドソン13位。

ニューメキシコ生まれでニューメキシコのジャクソンズMMA所属のダドソン。フライ級で2度DJのタイトルに挑戦したが王座奪取は果たせず、バンタム級に再転向。しかしここまで3勝4敗。負けた相手はジョン・リネカーマルロン・モラエスジミー・リベラ、ピョートル・ヤン。UFCからFAとなったリネカー以外はトップランカーとはいえ、最近は距離を取って打ち合いを避ける戦いぶりで、勝っても負けても接戦になっている。

イギリスのウッドはUFCデビューから3連勝中。ローカル時代はKO勝ちが多かったが、UFCではすべて一本勝ち。ローカルから8連続フィニッシュ勝利中。まだ26歳。前回は4連勝中だったホセ・キニョネスにチョークで一本勝ち。初のランカーとの対戦につなげた。

前に出てくるウッドにダドソンはいつもどおりステップ。飛び込んでコンビネーションをヒットさせる。ウッドも出ていくが、詰めたところでダドソンが連打を入れて離れる。飛び込んできたダドソンを首相撲に捕らえたウッドだがダドソン引き剥がす。距離を取るダドソンを追いかけてパンチを入れるウッド。組んで押し込んだウッド。入れ替えるダドソンから外掛けテイクダウン。パウンドを入れたがダドソン立って逃れる。ホーン。

いつもどおり僅差のラウンドに。

2R。前に出ていくウッド。ダドソンは下がりながら、間合いが詰まったところで飛び込んで連打をヒットさせ手数を稼ぐ。ウッドのロー、前蹴りが立て続けにローブローになりタイムストップ。再開。ダドソン飛び込んで連打をヒット。しかし倒すというよりヒット数を稼いでいるだけでダメージはなさそう。ウッドのパンチもヒットしているが単発。ダドソン組んでケージに押し込む。ダブルアンダーフックで細かい膝を入れる。押し込まれたままのウッド。レフェリーブレイク。ウッドが左まぶたをカットしておりドクターチェック。しかしバッティングによるカットの模様。再開するがすぐホーン。

2Rダドソン。

3R。ウッドがパンチで出たところにダドソンのカウンターの左フックがヒットしウッドダウン!ダドソンすぐにバックに回りパウンドラッシュ!レフェリーストップ!

UFC on ESPN+25:第5試合・ジム・ミラー vs. スコット・ホルツマン

ライト級。

ドナルド・セラーニと並んでUFC史上最多試合(34試合)となるミラー。ランカークラスに連敗して一時は4連敗となったが、相手のランクが下がったことでその後3勝1敗(勝った試合はすべて1R一本勝ち)と上向きに。極めが強いグラップラー

ホルツマンはUFCキャリア5年で6勝3敗。プロデビューが遅かったため、MMAキャリアはミラーの3分の1以下だが、年齢は同じ36歳。負けた相手はドリュー・ドーバー、ジョシュ・エメット、ニック・レンツで、まだランカー級との対戦はない。

スタンドで圧をかけるホルツマン。ミラー飛び込んで左をヒットさせる。組んでケージに押し込むホルツマン。離れた。また出ていくホルツマン。ケージまで下がるミラー。ホルツマンの右がヒット。ミラーは時折飛び込んで左を打ち込む。スーパーマンパンチ。ホーン。

1Rややミラー。

2R。また間合いを詰めるホルツマン。ミラー飛び込んでワンツー。ホルツマンが組んでケージに押し込む。離れた。ホルツマンのバック肘をかわしてタックルに入ったミラー。スタンドでバックに回りテイクダウンを狙う。離れた。ホルツマンのパンチをもらっているミラー。今の工房でスタミナを使ったのか動きが落ちている。打ち返すミラーだが被弾が多い。また組んで押し込んだホルツマン。ホルツマンが足をかけてテイクダウン。ミラーラバーガード。しかし腕を抜いて立ったホルツマン。パウンドで飛び込む。ハーフから肘。パウンド。ホーン。

2Rホルツマン。

3R。また出ていくホルツマン。ジャブを打ち込む。ヒット数は同じでも受けるダメージはミラーの方が大きい。また押し込んだホルツマン。肘。ミラーも膝を返す。離れたホルツマン。また押し込み細かい打撃で削る。残り30秒で離れるとミラーが出ていくが、ホルツマン打ち返しタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でホルツマン勝利。

このところのミラーの試合と同じく、1Rはいいのだが、削り合いで消耗が早く、後半落としてしまう。

UFC on ESPN+25:第4試合・デビン・クラーク vs. ダクアン・タウンゼント

ライトヘビー級。

ダナ・ホワイトLookin' for a Fightで発掘されUFCデビューしたクラーク。レスリングがバックボーンで、UFCではテイクダウンからの押さえ込みを武器に4勝しているが、負けはすべて一本負けで4敗。地元ニューメキシコ在住。

昨年6月に代役でUFCデビューしたタウンゼントだが、ここまで2試合で2連敗といいところなしで、今の所、UFCレベルでは厳しいように見える。先月25日に試合したばかりだが、1週間前にガジムラッド・アンティグロフが欠場し、代役でスクランブル出場が決まった。

間合いを詰めたクラークがタックルでケージに押し込む。テイクダウンを狙うがこらえるタウンゼント。ブレイクがかかるが、再開直後にクラークがまたタックル。テイクダウン。寝かせた。返そうとするタウンゼントだがマウントを取られる。パウンド。ホーン。

1Rクラーク。

2R。タウンゼントが間合いを詰めてパンチを打ち込むが、クラークはカウンターのタックルでテイクダウン成功。サイド。押さえ込みながらパンチを入れていくクラーク。塩漬けされるタウンゼント。キープしているが特に大きなダメージは与えていないクラーク。残り30秒でマウントを狙ったがハーフに。ホーン。

2Rクラーク。

3R。打撃で出るクラークだがまたタックル。テイクダウン。タウンゼントはクローズドガード。密着したままコツコツパウンドを入れるクラークに、タウンゼントも下からコツコツ打ち返すだけ。タイムアップ。

30-27、30-26×2の3-0でクラーク勝利。

テイクダウンから塩漬けにするだけのクラーク、されるがままのタウンゼント。低レベルな試合。