格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN LANDMARK vol.1:メインイベント・朝倉未来 vs. 萩原京平

68kg契約。

ローを蹴る朝倉。萩原もローを返す。右ミドル。ハイ。朝倉様子見。朝倉ニータップ。テイクダウン。ガードを取る萩原。両腕を抱える萩原。パスした朝倉だが股下を抜けて上になった萩原。踏みつけを狙って上になると首をギロチンに抱えるが、朝倉尻クラッチでテイクダウンを狙う。倒した。サイド。残り1分。押さえ込む朝倉。膝を入れると萩原が立とうとするが立たせずまた押さえ込んだ。ゴング。

2R。朝倉またニータップでテイクダウン。ハーフ。脇を差してブリッジで立った萩原だが、朝倉首を抱えてがぶると膝を入れる。バックに回る朝倉。ハーフバック。腕を掴んで防いでいる萩原だがバックから逃れられない状態が続く。萩原残り30秒で立ったがまた投げて膝をつかせる朝倉。ゴング。

3R。朝倉左ハイ。からのニータップ。3度同じ動きでテイクダウンされる萩原。またハーフバックにつく朝倉。スクランブルで逃れようとする萩原だがついていきフルバックに。萩原が反転しようとしたが、朝倉あえて足を抜きバックからたすきを取る。萩原立って正対しようとしたが朝倉が首を抱えてがぶり上に。グラウンドで膝を入れる朝倉。鉄槌連打。足を抜いてサイドについた朝倉。押さえ込んだまま殴る。萩原は下でディフェンスが精一杯。タイムアップ。

判定3-0で朝倉勝利。

RIZIN LANDMARK vol.1:セミファイナル・鈴木博昭 vs. 奥田啓介

ライト級。

コーナー際でタックルに入った奥田。脇を差してディフェンスする鈴木。離れた。ローを蹴った鈴木。杯。タックルで飛び込んだ奥田をかわすと顔面に膝!ダウンした奥田にパウンドラッシュ!KO!

鈴木MMAデビュー戦でKO勝ち。しかし36歳で今後MMAに専念するのだろうか。相手が奥田だから良かったが。

RIZIN LANDMARK vol.1:第2試合・今成正和 vs. 春日井“寒天”たけし

バンタム級

引き込んだ今成だが春日井はガードに入る。インサイドからパウンド。鉄槌。顎にもヒット。今成手首を掴んでディフェンスするがなぐられている。ベースを作って下からの仕掛けを耐える春日井だが今成オモプラッタ。引き抜こうとした春日井だが腕が決まりかける。回転して逃げようとした春日井だが、今成横三角の体勢からアメリカーナ。春日井タップ。

今成の土俵に付き合ったのが裏目に出た春日井。

RIZIN LANDMARK vol.1:第1試合・渡部修斗 vs. 内藤頌貴

バンタム級

プレスする渡部。タックル。シングルレッグ。テイクダウン。サイドからダースチョーク。足を絡めて絞める。内藤落ちた。

渡部一本勝ち。

Bellator267:メインイベント・マイケル・ペイジ vs. ドゥグラス・リマ

ウェルター級。2年前に対戦し、リマがKO勝ちでペイジがMMA初黒星を喫した試合の再戦。

リマは前戦でヤーソラフ・アモソフに敗れ王座から陥落。ランキング1位。

ペイジはリマに敗れた後5連勝中。

いつも通り半身でステップしつつ牽制するペイジ。リマはじわじわ出ていく。ペイジの飛び込んでの右がヒットし、リマはバランスを崩してダウンするがすぐ立つ。またじわじわ出たリマ。バックスピンキックを放つペイジ。ペイジの飛び込みに合わせてリマタックル。テイクダウン。ペイジクローズドガード。ケージに頭を押し付ける体勢に移動したリマ。パウンドを入れるが、ペイジは手首を掴んで防ぐ。リマ腕を振りほどきパウンド。また腕を掴むペイjいだが立ち上がって外したリマ。ペイジ下から蹴り上げ。足を蹴るリマ。ゴング。

1Rリマ。パウンド自体は数発程度だったが、下から逃げられなかったペイジ。相変わらずテイクダウンされた後の対処に不安がある。

2R。飛び込んでパンチを入れるペイジ。リマはガードを固めながらプレスしていく。リマの飛び込んでのパンチはかわしたペイジ。ペイジがパンチからハイ。また出ていくリマ。ローで足を払うと、1戦目のように倒れたペイジにアッパーを放つが、ペイジすぐに立ってかわす。ペイジの飛び膝はヒットせず。サイドキックを放つペイジ。ペイジタックルを見せたが組み付かず。両者のヒットが少ない中で残り1分。ペイジの飛び込んでの右。リマバランスを崩したがすぐ立った。ゴング。

2Rはヒット数でペイジ。

3R。前のラウンドはタックルを見せなかったリマだが、このラウンドもガードを固めて出ていく。ケージ際をサークリングするペイジ。リマ飛び込んでパンチの連打。ヒットしバランスを崩したペイジだが、すぐ立って離れる。ペイジが飛び込んでパンチを打ち込む。また飛び込み。リマはカウンターのパンチを放つ。ケージまで追い込んだリマ。ペイジの飛び込みにまたカウンターを合わせる。残り2分ちょっとでリマタックル。あっさりテイクダウン。ペイジ今度は下からガッチリホールディング。引き剥がしたがまた手首を掴むペイジ。リマ腕を外して立ち上がりパウンドを打ち込む。ペイジが蹴り上げるとまた座ってガードの中に。また手首を掴むペイジ。タイムアップ。

手を上げ勝利アピールするリマ。ペイジは笑顔なし。1Rはスリップダウン気味のパンチを入れたペイジに入れるミラクルジャッジがいる可能性もあるが…。

29-28リマ、29-28ペイジ、29-28ペイジ。スプリットでペイジ勝利。

首を振り苦笑いでケージを去るリマ。1Rペイジがパンチで2度倒しているが、いずれもリマはすぐ立っておりスリップダウン気味。試合の半分はリマがグラウンドで上になった状態で、ペイジが下から手首を掴んでディフェンスしていたものの、ヒット数自体はリマが上。

ポール・デイリー戦からテイクダウンディフェンスが成長していなかったペイジ。下になっての対処もディフェンスだけで立つ動きがなかった。リマから5Rテイクダウンし上をキープし続けた王者アモソフが相手だと厳しい試合になりそうだが。

mmadecisions.com

割れたのはやはり1R。メディアのジャッジはすべてリマ支持。

UFC on ESPN+51:オッズ/予想と展望

アゴ・サントス 1.65
ジョニー・ウォーカー 2.35
ケビン・ホランド 1.61
カイル・ドーカス 2.45
アレックス・オリヴェイラ 2.55
ニコ・プライス 1.57
ミーシャ・サークノフ 2.27
クシシュトフ・ジョッコ 1.68
アスペン・ラッド 1.36
メイシー・チアソン 3.35
アレクサンダー・ヘルナンデス 1.18
マイク・ブリーデン 5.25
ジョー・ソレッキ 1.69
ジャレッド・ゴードン 2.25
アントニーナ・シェフチェンコ 2.75
ケイシー・オニール 1.48
ベチ・コヘイア 5.50
カロル・ロサ 1.17
ジェイミー・ムラーキー 2.27
デボンテ・スミス 1.68
ダグラス・シウバ・デ・アンドラ1.41
ガエターノ・ピレロ 3.05
シャナ・ヤング 2.10
ステファニー・エッガー 1.77
アレハンドロ・ペレス 1.43
ジョニー・エドゥアウド 2.95

メインはライトヘビー級ブラジリアン対決。

マヘタ・サントスはミドル級から階級を上げて3連続KO勝ちでJJのタイトルに挑戦したが、距離を取っての安全策を選択したJJを攻めきれず判定負けとなったが、反則負け以外すべて勝利しているJJ相手に初めてスプリット判定まで持ち込んでいる。が、次戦では来月タイトルに挑戦するグローバーテイシェイラにグラウンドに持ち込まれて一方的な展開で一本負け。前戦のラキッチ戦は両者手数が少なく勝負にいかない展開でまたも判定負けと3連敗中。37歳と、この階級でもベテランの域に。

ライトヘビー級に上げてから3連続KO勝利のサントスに対し、ウォーカーはUFC参戦後3試合連続秒殺KO勝利。アグレッシブに打撃を打ち込むスタイルで、実力の底が見えなかったが、3試合連続判定勝ちのレスラー・コーリー・アンダーソンにはまさかの1RKO負け。アグレッシブな反面、被弾も多いので仕方がない部分があり、この時はそこまで評価は落ちなかったが、次戦のニキータ・クリロフ戦ではテイクダウンでスタミナを削られグダグダの内容で判定負けして、完全に評価を落とした。前戦のライアン・スパン戦ではまたも序盤にパンチを効かされ、KO負け寸前からタックルをがぶっての肘連打で逆転KO勝ち。今のところ大味なおもしろファイター枠にとどまっている。

3連敗中とはいえ、完敗だったのはグラウンドに持ち込まれたテイシェイラ戦のみのサントス。一発入ったもの勝ちになりそうだが、ウォーカーの実力にはまだ疑問符がつくため、サントスのKO勝ちと予想。

セミはウォーカー同様、連勝で上げた評価を連敗で一気に落としたホランドが登場。8ヶ月で5連勝し、最後はホナウド・ジャカレイを下からパンチを効かせてKOしたホランドだが、デレク・ブランソンとマーヴィン・ヴェットーリにはテイクダウンされると何もできないという致命的な欠点を露呈し判定負け。

今回はフェイバリットだが、相手のヘビー級ランカー・クリス・ドーカスの弟カイル・ドーカスはUFC1勝2敗でセミに出てくるレベルではない。が、ドーカスもグラップラーなだけに、またグラウンドに持ち込まれ何もできない試合になる可能性もある。

プレリムに登場するベチ・コヘイアはこれが引退試合。無敗でUFCと契約し3連勝すると、地元ブラジルでロンダ・ラウジーのタイトルに挑戦したが、わずか34秒でKO負け。その後は6戦して2勝3敗1分け。勝ち名乗りの際に見せる板尾の嫁のようなダンスを最後に披露できるか。

第1試合にはキャリア25年の超ベテラン・ジョニー・エドゥアウドが登場。ブラジルの素手・頭突きありルール時代からキャリアを積み、22年前にはVTJで五味と対戦している。UFCに参戦してからは10年になるが、欠場が多く、ここまで3勝4敗と7戦しかしておらず、最後の勝ちからも5年経つ。連敗中の41歳にとっては崖っぷちの試合。

第1試合開始は3日朝5時。速報します。

 

RIZIN.31:7カード発表。メインに斎藤裕出場も対戦相手未定。11月20日沖縄大会の開催も発表。

▼女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
浅倉カンナパラエストラ松戸)
大島沙緒里(AACC

DEEPミクロ級(44kg)、JEWELSアトム級王者の大島が初参戦し浅倉カンナと対戦。ベストウェイトが階級下でキャリアも浅い大島では浅倉の相手は厳しいか。女子スーパーアトム級は海外から選手を呼べないと層が薄すぎて格差マッチになってしまう。

▼ライト級(71.0kg)5分3R
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh
阿部大治(HMC)

元五味の弟子のアキラが初参戦。相手はパンクラスウェルター級王者でUFCに参戦するもリリース、ONEに出場するも2連敗で、DEEPに出場しウェルター暫定王者となった阿部。ライト級での試合は初めてだが、暫定王座を獲得した時点で階級を落とすことを明らかにしていた。水抜きなし77kgリミットのONEライト級では試合をしたことがある。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
伊藤裕樹(ネックスイチムエ)
中村優作(TEAM FAUST)

伊藤は先週のDEEPで暫定王者藤田大和に挑戦してスプリット判定負けしたばかり。怪我などはないのだろうが…。

中村優作は6月の大阪大会で北方大地と対戦予定だったが、北方が急病により当日欠場し試合が消滅している。

フェザー級(66.0kg)5分3R
中村大介(夕月堂本舗)
新居すぐる(ポテンシャル)

中村大介は昨年DEEP王者牛久にノンタイトル戦でKO勝ち。タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチはスプリット判定負け。41歳。

コンバ王子こと新居はパンクラスでは下位ランカーだった選手で、昨年試合しておらず約2年のブランク。

フェザー級(66.0kg)5分3R
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
芦田崇宏(BRAVE)

2016年にUFCをリリース後、DEEPで顔見せ程度に試合したり、KNOCKOUTでキックルールの試合をする程度で、MMAからはフェードアウト気味だった金原が、昨年2月に再びトップ戦線に絡むためRIZINに出場したものの、ビクター・ヘンリーにKO負け。試合後に引退を表明していた。今回はフェザー級に上げての復帰戦。38歳。

元DEEP王者芦田は2019年末のBellator JAPANで平本蓮にキックルールで対戦しKO負け。次戦で萩原京平に一本勝ちしているが、その後萩原が3試合組まれる間に芦田へのオファーはなく、約1年ぶりの試合。

フェザー級(66.0kg)5分3R
白川陸斗(トライフォース赤坂)
山本琢也(パラエストラ千葉)

朝倉兄弟の盟友白川はRIZIN初戦で萩原にKO負けしたが、DEEPでの勝利を経て再度参戦すると朴光哲・青井人に連勝中。

山本はGRACHANでライト級&フェザー級2階級制覇。しかしGRACHANを主戦場としていることで、他団体トップレベルとの対戦経験はない。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム
橋本薫汰(K-PLACE)

ZST王者伊藤はRIZIN1勝2敗。昨年DEEPフライ級王者神龍に一本負け後、ZSTではキックボクサー浜本“キャット”雄大のMMA2戦目で対戦しKO勝ち。

橋本はNEXUS王者。NEXUSを主戦場としているため、国内トップレベルとの対戦経験はない。7月にベテランのタイガー石井に勝ってタイトル獲得。

全面的に経費節減のラインナップ。さらに、来月20日の沖縄大会も決定。入場者数制限で5,000人規模での開催となると、このクラスの選手が増えるのか。せめてメインにタイトルマッチがあれば締まるが…。

【出場決定選手】
斎藤裕パラエストラ小岩)
スダリオ剛(PUREBRED)

斎藤裕はタイトル防衛戦を直訴したが、RIZIN.30の時点ですでに相手としては堀江しかいなかった状態で、それが今日発表されない時点で堀江戦はないのだろう。そうなるとタイトル挑戦にふさわしい選手がいるとは思えないが、どうなるか。

ONE:ハム・ソヒがONEアトム級GPを負傷欠場。

3日のアトム級一回戦でランキング1位のデニス・ザンボアンガを破り、試合後には判定が審議入りとなったものの、結果に変更はなく準決勝進出が決まっていたハム・ソヒだが、10月29日に行われる準決勝を負傷欠場。代役はリザーバーのジュリー・メザバルバ。ルール通りなのだから当然ではあるが、負けたサンボアンガにチャンスが回っても面白くなった気がする。

トーナメントは総合的にレベルが高い選手がいなくなり、平田にも十分優勝のチャンスが出てきた。

UFC266:メインイベント・アレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. ブライアン・オルテガ

フェザー級タイトルマッチ5分5R。オルテガ2位。

3月に予定されていたカードだが、ヴォルカノフスキーが新型コロナ陽性で中止に。半年後にTUFコーチ対決として仕切り直しで組まれた。

王者ヴォルカノフスキーは2度目の防衛戦。タイトルを獲得したホロウェイ戦は打撃の手数で終始上回っての判定勝ち。7ヶ月後のダイレクトリマッチでは1Rにフラッシュ気味のダウンを喫したが、後半上回って僅差のスプリット判定勝ち。UFC8戦全勝。UFCデビュー当時はレスリングの強さを活かしてグラウンド&パウンダーだったが、最近はスタンドのみで試合を終えることも多い。

グレイシー柔術&ボクシングのオルテガ。極めが強いが、自らグラウンドに持ち込むことは少なく、パンチで打ち勝ち相手が打撃を避けて組みに来た所を仕留める。2018年、無敗でホロウェイの王座に挑戦したが、打撃戦で一方的にやられて、驚異の打たれ強さを見せたものの4R終了TKO負け。約2年ぶりの復帰となった昨年10月のジョン・チャンソン戦では、終始打撃で上回って5R三者フルマークでの判定勝ち。

ローで牽制するヴォルカノフスキー。オルテガフェイントを入れつつ蹴り。まだ間合いが遠い。じわじわ出るヴォルカノフスキー。オルテガが出るところにジャブがヒット。詰めたヴォルカノフスキーの右がヒット。またプレスするヴォルカノフスキー。右フック。圧を強めるヴォルカノフスキー。じわじわ下がるオルテガ。ステップインしてのジャブがヒットしおる手がの首がのけぞる。ヴォルカノフスキー飛び込んでワンツー。前蹴り。オルテガまだ手が出ない。ミドルをキャッチしたが放す。間合いを詰めたヴォルカノフスキーがワンツー。オルテガの左がヒットしたが、また間合いを詰めるヴォルカノフスキー。ホーン。

1Rヴォルカノフスキー。ボクシングではヴォルカノフスキーが上か。

2R。このラウンドもプレスしていくヴォルカノフスキー。ケージまで詰めてワンツーを入れた。そこからタックルに入ったが、こだわらず離れる。オルテガ出てきた。カーフキック。がy国ヴォルカノフスキーが下がる展開。ヴォルカノフスキーもローを返す。残り1分。ヴォルカノフスキーが連打を放つ。距離を取るオルテガオルテガワンツーから右ハイ。ホーン。

2Rもややヴォルカノフスキー。ホーン後にヴォルカノフスキーが何事か言ってオルテガ突っかかるがレフェリーが分けた。

3R。ヴォルカノフスキーのカーフキックでぐらついたオルテガ。蹴られた足を下げてサウスポーにスイッチ。今度は右足にカーフキック。飛び込むオルテガにカウンターの右がヒット。パンチ・カーフで詰めていくヴォルカノフスキー。組もうとするオルテガだが引き剥がされる。間合いを詰めたヴォルカノフスキーがボディを入れるがオルテガも打ち返す。圧をかけ続けるヴォルカノフスキー。サークリングするヴォルカノフスキーにカーフキック。ワンツー。オルテガも打ち返しているが、ホロウェイ戦と同じく打たれる展開に。が、ヴォルカノフスキーのカーフキックにパンチを合わせてスリップダウンを奪った。オルテガギロチン!マウントで絞める。ヴォルカノフスキーもがいて外した。しかしマウント。ヴォルカノフスキー今度はダースチョーク。が、滑ってハズレヴォルカノフスキーが上に。ヴォルカノフスキーパウンド!顔面に入っている。オルテガ三角!がっちり入った!が、ヴォルカノフスキー凌いでいる。外れた!残り30秒。バックを狙ったオルテガだが股下を抜けられ落ちた。ヴォルカノフスキーパウンドラッシュ!腕でブロックしているがブロックの上から打たれ続けるオルテガ。残り時間わずかでハーブ・ディーン流した。ホーン。

3Rヴォルカノフスキー。オルテガはパウンドでかなり顔が腫れている。ドクター、レフェリーがチェック。続行。

4R。大オルテガコール。ヴォルカノフスキーカーフキックからワンツー。右を出したオルテガ。ヴォルカノフスキーのジャブがヒット。ヴォルカノフスキーが出たところに組み付いた。四つから大内テイクダウン!すぐギロチンに抱えるとアナコンダチョークに。足を絡めようとしたがスッポ抜けて外れる。オルテガが上になりハーフから肘・パウンド。ガードに戻したオルテガインサイドからパウンドを打ち込むヴォルカノフスキー。下からの仕掛けも外されている。立ち上がった上体からパウンド。腕でブロックしているが合間を縫ってもらっている。パウンドを打ち続けるヴォルカノフスキーだったが、離れて立たせた。残り30秒。ヴォルカノフスキーのジャブがヒット。ホーン。

4Rヴォルカノフスキー。

オルテガに再度のドクターチェックが入るがまた続行。

5R。もう判定勝ちは間違いないヴォルカノフスキーだが、守りに入らず攻めていく。ケージまで下がったヴォルカノフスキーにジャブがヒット。オルテガタックル。組もうとしたが引き剥がされた。ケージまで詰めたヴォルカノフスキーが肘を入れ離れる。ヴォルカノフスキーの蹴りをキャッチして出たオルテガ。背中を向けたヴォルカノフスキーに組もうとしたが組めず。またヴォルカノフスキーがパンチを入れていく。オルテガワンツー。ヴォルカノフスキーのワンツーももらっているが出ていくオルテガ。打たれながらだがオルテガのパンチがヒットし始めている。しかし残り1分半。出ていくヴォルカノフスキーが四つに組んでダブルアンダーフック。引き剥がしたオルテガ。蹴りをキャッチし、また背中を向けて外したヴォルカノフスキー。追いかけたがヴォルカノフスキー正対。残りわずかでグロオーブタッチした両者。オルテガがパンチで出る。ヒット!ヴォルカノフスキー距離を取りしのいだ。タイムアップ!

49-46、50-45、50-44の3-0でヴォルカノフスキーが2度目の王座防衛。

終わってみたらヴォルカノフスキー完勝。

オルテガは2度目のタイトル挑戦もボコボコにされたが最後まで諦めず、3Rにはギロチン・三角であわやの場面を演出した。名勝負製造機。

UFC266:セミファイナル・ヴァレンチーナ・シェフチェンコ vs. ローレン・マーフィー

女子フライ級タイトルマッチ5分5R。マーフィー3位。

女子P4P2位(1位はバンタム&フェザー級王者アマンダ・ヌネス)のシェフチェンコバンタム級でヌネス相手にスプリット判定負けして以来、フライ級に落として7連勝。防衛戦は6度目で、勝てばロンダと並びUFC女子最多となる。前回はストロー級から上げてきたジェシカ・アンドラジに力の差を見せつけて最後はテイクダウンしサイドからの肘連打でKO勝ち。フライ級ではピンチに陥る場面すらなく、上ランカーを見ても当分タイトルを手放しそうにない。

シェフチェンコと対戦経験がない選手の中ではもっとも高ランクのマーフィー。UFCデビューから7年となる38歳。フライ級に落としてからは、すでにバンタム級に上げているシジェラー・ユーバンクスに判定負けしたのみで6勝1敗。スタンドでプレッシャーを掛け打撃を入れ、組むとテイクダウンして上から攻めるスタイルだが、シェフチェンコに打撃・テイクダウンが通用するか。

見合い。じわじわ出るシェフチェンコだが両者手が出ない。1分過ぎてシェフチェンコが左を放つ。組もうとしたマーフィーだが引き剥がしたシェフチェンコがパンチをヒットさせる。左ミドル。マーフィーまず間合いに入れない。シェフチェンコサイドキック。スーパーマンパンチで出たマーフィー。しかしワンツーローをもらう。左をもらったマーフィーはまた距離を取る。両者の間合いの外。シェフチェンコが出ると下がって距離を取るマーフィー。マーフィーが出ようとしたところにバック肘を合わせたシェフチェンコ。また出たマーフィーにパンチから胴タックルでテイクダウン。

2R。マーフィーはじめて組み付けた。ケージに押し込みテイクダウンを狙うが、シェフチェンコこらえる。シングルレッグで倒そうとするが、足を引き抜いて離れたシェフチェンコ。蹴りを入れていく。ミドルからバックスピンキック。マーフィーが飛び込んできたところで胴タックル。投げてテイクダウン。ハーフで固める。動けないマーフィー。残り1分。シェフチェンコも固めているだけ。残りわずかで肘を入れたシェフチェンコ。ホーン。

2Rシェフチェンコ

3R。パンチを入れるシェフチェンコ。ワンツー。出てきたマーフィーに右。ワンツーロー。顔面に前蹴り。ロー。マーフィーなすすべなし。スーパーマンパンチを入れるシェフチェンコ。パンチで出るマーフィーだがローをもらう。パンチのコンボの連打の後に必ず右ローを入れるシェフチェンコ。それが効いてきたか。マーフィー出て行けず、見合いが続きブーイングが飛ぶ。マーフィースーパーマンパンチ。しかし組み付いたシェフチェンコがバックに付く。ホーン。

3Rシェフチェンコ。もうフィニッシュするしかないマーフィーだが…。

4R。マーフィーのスーパーマンパンチをかわそうとしてバランスを崩したシェフチェンコだが、それだけで会場が沸く。すぐに立て直したシェフチェンコ。右ミドルを入れるシェフチェンコ。左ハイ。ワンツーロー、前蹴り。パンチで出たマーフィーに右がヒットしマーフィー効いた!すぐ間合いを詰めて左ハイ!下がるマーフィーを追いかけてパンチのラッシュ!体をそむけて逃げようとするマーフィーだがシェフチェンコ組んでテイクダウン。パウンド。マーフィーしのごうとするが、ハーフからのパウンド連打がヒットし、レフェリー止めた!

終始圧倒したシェフチェンコが女子最多タイの6度目の防衛に成功。しかし、これでまた挑戦者がいなくなった。

UFC266:第11試合・ニック・ディアス vs. ロビー・ローラー

ミドル級5分5R。

アンデウソン戦以来、6年8ヶ月ぶりの復帰となるニック。38歳でUFC7勝6敗1分け、2011年のUFC復帰後は1勝2敗1NC。戦績だけ見ると大したことはないが、その人気は絶大。PPV95万件を売り上げたGSP戦は、GSPにとっても自身の最高売上となっている。最後の試合となったアンデウソン戦以降、試合出場の意欲はなくブランクが開く。しかし最近になってからニックが戦いたがっているという報道が出るようになり、復帰が決まった。が、直前になりニックの要望によりリミットをウェルター級からミドル級に変更。32歳と38歳では代謝も異なり、以前のようには体重が落ちなかったのか。これは大きな不安要素。

ニックより1歳年長の元ウェルター級王者ローラーは現在4連敗中。うちベン・アスクレン戦はパウンドで大ダメージを与えたところから、本人は効いてないとアピールしたブルドックチョークで止められた誤審に近い内容だったが、残り3試合はすべてジャッジがフルマークをつける完敗。試合でもかつての強さを見せることがなくなっている。しかし6年ぶりの試合での調子には疑問があるのか、オッズは階級変更前の時点からややローラー優勢となっている。

17年前にUFCで両者は対戦しており、ニックがKO勝ちしている。UFCではもっとも間が空いた再戦となる。

スローなバックスピンキックを見せたディアスだがかわされパンチを貰う。ローラーラッシュ。ケージを背負って打たれていたディアスだが打ち返す。ローラーガンガン打ち込む。パンチのスピードもないディアス。腹回りもゆるい。ディアスワンツーで出てヒット。右ボディ。ローラー出ていきパンチを入れるがディアスも返す。お互いパンチがヒットしている。スピードがないパンチだが手を出していきヒットしているディアス。右ボディ。ローラー下がらないがディアスの手数に押されている。顔面へのパンチは防いでいるローラーだが右ボディはもらう。腕を掴んだローラーが左アッパーをヒット。ケージまで下がったディアスにパンチを打ち込む。ディアス右ボディ。両者手を出し続ける。ノンストップで打ち続ける。ホーン。

1R手数はディアス。

2R。ケージに詰めたローラーが右ボディ。頭を下げたディアスに膝。出たディアスだが左ミドルをもらい効いたか。距離を取る。しかしまた手を出していくディアス。ローラーが手を出すすきもない連打。ケージを背負っているのはディアスだが手を出しヒットしている。が、ローラーの左ミドルをもらうと手が止まる。また打ち出すディアス。離れたディアス。追いかけてくるローラーに右ボディ。ディアスの手が止まるとローラーがパンチを打ち込む。ディアスがパンチを返すともらうがそれでも打ち続ける。ボディが入りディアスちょっと効いたか。ホーン。

2Rも手数ではディアスだが、ローラーのミドル、ボディで効いた様子を見せた分、ローラーか。

3R。ローラー打たれながら出ていくと左ボディ。ディアスも打ち返すがパンチを貰い膝をついた。ローラーがアッパーを入れようとしたがディアス引き込む。ローラー付き合わず離れる。立つように要求するレフェリーだが、ディアスが続行不能でレフェリー止めた。

年齢・ブランク・コンディション不良、すべての不安がそのまま出た内容だったディアス。手数と打たれ強さにはかつてのニック・ディアスの残滓が見えたが、今後はレジェンドマッチ以外での使いみちはなさそう。

ローラー久しぶりの勝利だが、ウェルター級ランカー相手に戦えるかは別の話。