格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC77

イベント開始。PPV開始は11時より。
SherdogによるPlay-by-Play速報はこちら。
http://www.sherdog.com/news/news.asp?n_id=9582
第1試合 マット・グリスvsジェイソン・ブラック
元武士道ファイター・首狩りジェイソンのUFC2戦目は珍しいドロー決着。
第2試合 フォレスト・ペッツvsジョシュ・バークマン
ペッツは弘中に負けた選手。バークマンはチームクエスト所属で、前戦はカロ・パリシャンに負けているという、長南と関係の深い選手。ジョン・フィッチにも負けているが、K太郎を破ったドリュー・フィケットには勝っている中堅ファイター。
スプリット判定でバークマン勝利。
第3試合 ダミアン・マイアvsライアン・ジェンセン
ジェンセンの前戦は、きれいな腕十字でその日のベストサブミッション決着に選ばれたターレス・レイチ戦(一本負け)。柔術・サブミッションの強豪マイアにも一本負けを期待されて組まれた?
2分40秒、マイアがリアネキッドチョークで期待通りの一本勝ち。
第4試合 岡見勇信vsジェイソン・マクドナルド
更新されない。前の試合の決着が早かったから時間調整?ここでGAME AND MMAさんより、UFC77記者会見でのダナインタビューを。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-869.html

ホワイトはまた、現在南アフリカにいるクートアーが2度の伝言に返答していないと語り、クートアーの”ハリウッド”エージェントのコミュニケーション不足を非難しました。「そんなのうじ虫のやる事だよ。あいつら寄生虫だな。」

佐伯代表がUFCのエージェントを通さず直接選手と契約するやり方を批判していたが、外部から来るもののやり方に不満を覚えるのはどこでも同じか。
1Rは打撃で岡見優勢。2Rもテイクダウンしてのパウンドで優勢。2R取ったので一本・KOさえなければまず負けない。
3R、マウントも奪い完全に岡見がコントロール。3者30-27の完勝。まあいつもの岡見の試合だったみたいだが。観客の沸き具合が気になる。
PPV開始。
第5試合 アラン・ベルチャーvsカリブ・スターンズ
ベラvsシルビアの煽りでクートゥアが出ているが、離脱についてアナウンスはされているのだろうか。
1R、ベルチャーがパンチや首相撲からの膝で圧倒。カリブは顔面をカット。KO出来そうだったが、終盤にはベルチャーも攻め疲れか動きが落ちる。2Rになり息を吹き返したカリブが猛攻。ベルチャーはセフォーのようなノーガードのムーブを見せる。ベルチャーが打ち返していくと傷口が開きドクターチェック。額をばっくりとカットしているためドクターストップ。会場からはブーイング。あの傷の深さでは仕方がないだろう。
次回UFCの煽り。長南も紹介される。
第6試合 エリック・シャファーvsステファン・ボナー
グリフィンとの2度の戦いが有名なボナー。シャファーは去年の12月UFC祭りでビスピングに負けて以来の試合。
シャファーは安易に引き込むと、パウンド・肘を打ち込まれる。しかし立ち上がり、レスリング行為からテイクダウンに成功。バックにつく。チョークを伺いつつパウンド。チョークが入りかけるがはずす。ボナーが反転し上になったところでブザー。
再びテイクダウン失敗でしたになるシャファー。ボナーパウンド。けっこう入ってる。ハーフになった。肘。シャファー防戦一方。そんなに強いパンチではないが。亀になって動かなくなったところでレフェリーストップ。
シャファーのレベルがわからない。テイクダウンからチョークを狙うあたりまでは良かったが・・・。
モニターにシウバ(ヴァンダレイ)が映って会場が沸く。
第7試合 アルヴィン・ロビンソンvsジョージ・ガーゲル
ガーゲルは昔ZSTに来日して今成のヒールに秒殺された選手。ロビンソンは前回のUFCデビュー戦でケンフロに一本負け。セミ前にやる試合なのだろうか。
“KID”ロビンソンのコールにブーイング。そしてガーゲルには大歓声。なぜ?客席のノゲが映し出される。
テイクダウンしたガーゲルはパスに成功。サイドにつく。しっかり押さえ込んで逃がさない。ガードに戻すもすぐまたパス。しかし有効な攻撃のないまま残り1分。押さえ込んでるだけ。ガーゲルがマウントを奪ったがブザー。1R終了。
今度はロビンソンがテイクダウン。ガーゲルは下から十字。しかし抜けってサイドを取られる。亀から上になるガーゲル。今度はロビンソンがオモプラッタ。上を取り返す。インサイドガードからパウンド。ガーゲルは顔面をカット。結構効いてる?十字を狙うがはずされる。2R終了間際にはロビンソンがマウントを奪った。ここまでポイント的にはイーブンだがダメージ的にはロビンソン有利。
ガーゲルに声援があるのはチーム・エクストリームだからか。メインのフランクリンと同門。3Rはロビンソンがテイクダウンからパウンドで圧倒。こつこつパウンドだっが、徐々にディフェンスが出来なくなってくるガーゲル。一方的。十字を狙うもパスされ亀に。ロビンソンは門脇スペシャルの体勢からパウンド。ブザー。会場は静かになってる。
判定3-0でロビンソン。
第8試合 ティム・シルビアvsブランドン・ヴェラ
客席のブロック・レスナーにインタビューしてる。勝者との対戦が噂されるノゲイラが見守る中試合開始。
スタンドで組み付くと、体格差を活かして金網際まで押し込むシルビア。会場からは大ブーイング。ヴェラ贔屓?一度離したヴェラは、今度は自分から組み付いていく。しかしまた金網に押しつけられる。組み合ったままの展開にブーイングが起こるが、それに反応したように離れて打ち合う両者。ヴェラのパンチがヒット。しかしまたシルビアが金網に押し込む。首相撲からの膝。ブザーと同時に会場からブーイングが。地味な試合になってる。1Rはシルビア。
ハイキックからパンチをヒットさせるヴェラだが、シルビアはすぐ組み付いて押しつけ。動きを封じる。体を入れかえったヴェラだがブレイク。シルビアの長いリーチから繰り出すジャブがヒットしたが、すぐ組み付いてしまい、会場大ブーイング。ヴェラが足をかけてテイクダウンすると大歓声。金網際でサイドにつく。しかし動けない。押さえ込んだまま。シルビアが立ち上がる。その際にグラウンドのシルビアの顔面に膝を入れてしまい、インターバルが取られる。ミドルを入れていくヴェラだがブザー。ようやく盛り上がってきた。このラウンドは微妙。膝は減点はなかったようだが。
スタンドで肘を入れまた金網に詰めるシルビア。組み合ったまま動きがない。離れるとリーチの差でシルビアが優勢。ガードを固めると組み付いて金網に押し込む。特に大きなダメージはないのだが、完全なシルビアペース。何も出来ないヴェラ。ブレイク後、シルビアが猛攻。そのままブザー。しかし会場からはブーイングが。
判定3-0でシルビア。ヴェラ初黒星。
シルビア、強いとは思わないがなかなか厄介な選手だ。体格差を活かして金網に押し込んで動きを封じる。ノゲイラはこの戦法を破れるのか。
メインイベント アンデウソン・シウバvsリッチ・フランクリン
地元オハイオのフランクリン登場に会場はすさまじい盛り上がり。シウバはノゲイラの激励を受け入場。
牽制の打撃戦から組み付いたリッチはテイクダウンに成功。場内大歓声。しかし立ち上がるシウバ。膝を入れて離れる。打撃はやはりシウバ。片手でクリンチしてのパンチやボディへの膝がヒット。リッチも返していく。シウバは首相撲から膝を入れるがすぐ抜けるリッチ。プレッシャーをかけていくシウバ。リッチのパンチがヒットするが、シウバはノーガードでかわすムーブを披露し余裕を見せる。ラウンド終了間際、シウバの右フックが顔面に入り、腰から崩れ落ちるリッチ。しかしブザーに救われる。
パンチで前に出て行くリッチだが、ダメージが残っているのかシウバのパンチを受けると膝が崩れる。そこを見逃さずラッシュを仕掛けるシウバ。パンチ・膝でリッチがダウンしたところでレフェリーストップ。前のラウンドのパンチのダメージが残っていたのだろう。
アンデウソン完勝。安定王者への道を歩き出した。当分牙城は崩れそうにない。岡見も厳しそうだ。来年から参戦するアルメイダがどこまで迫れるか。
残った時間でマイアvsジェンセン。テイクダウンして、相手の立ち上がり際にバックについてチョークで鮮やか一本。
正直、メイン以外は面白くなかった。アメリカ人には別の感想があるかもしれないが。次回もメインがビスピングvsエヴァンス、セミがチアゴ・シウバvsヒューストン・アレキサンダー。微妙。多分見るけど。