格闘技徒然草

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★ミルコ、所のカード発表

http://www.dreamofficial.com/news/detail.php?id=1211971398

この日発表されたカードは、【フェザー級ワンマッチ】所英男vsダレン・ウエノヤマ、【スペシャル・グラップリングチャレンジ】ミルコ・クロコップvsハレック・グレイシーの2試合。会見には所英男笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。

この一戦の主旨について笹原EPは、「ミルコ選手には、エメリヤーエンコ・ヒョードル選手という一番大きな目標に辿り着くためにいろんな試練を与えて、それを乗り越えてもらいたい、というのがこの試合の主旨です」と説明。

(ミルコのコメント)
私は、柔術においては紛れもなく「白帯」です。歩くよりも前から、一族の中で柔術の英才教育を受けてきたであろうハレック・グレイシー選手には、こんな自分の「挑戦」を受けていただいたことに対し、感謝の意を表したいと思います。グレイシー一族に、彼らの土俵で挑戦するという試練の中から、自分の今後のMMAのキャリアのために「何か」を得られることを信じています。

「彼らの土俵」というなら、グラップリングマッチじゃなくて柔術ルールでやるべき。マッパの試合経験はハレックだってないんだし、トレーニングのキャリアで言えばミルコの方が上だろう。体格差もある。「試練」とは言っても、すでにハードルが下げられまくっているので、ドローでも「グレイシー相手に最後までギブアップしなかった!引き分けた!」ってことで試練を超えたってことになりそう。まあ総合イベントの中で組まれたグラップリングマッチで盛り上がったことは今まで記憶にないので、ミルコが一本で勝ちでもしない限り、爆発的な盛り上がりは期待できないが。
所の相手は無名で世界レベルでもないが、全くの金魚というわけでもなく、所が相手なら釣り合うのでは。ただバンタムの選手らしいので、65kg契約だと体格差がありそう。
未だにフェザーのリミットは決まらず。

フェザー級を何キロにするかはまだ決めかねています」(笹原EP)とフェザー級のリミット体重がまだ設定されていないため、『DREAM.3』での山崎剛vs昇侍同様、契約体重が設けられる予定だ。

なぜこんなに時間がかかるのか。決めかねてるっていうか、KIDがごねてるだけでは。

KIDの出場については、「まだ調整中です。来週中には説明できると思います」と答えていた。

「発表できる」ではなく「説明できる」というのが、参戦交渉が微妙になっていることを伺わせる。KID自身は海外より日本で戦いたい意志があるようだし、FEG以外のリングに上がることも考えてはいないと思うが、試合自体のモチベーションが落ちてしまっているのでは。KIDの望む海外の強豪を連れてくるのも難しいだろうし。KID抜きではフェザー級は成立しないし、ササヤンも頭が痛いところだろう。