格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★MAX日本代表決定トーナメント

城戸康裕vs龍二
1時間半しかないため、煽りもなく(ボクシングの煽りはあったが)試合開始。城戸が1R序盤にいきなりダウン。2Rカット。判定ではまだ龍二リード。城戸が追い上げたものの、ポイント挽回に至らず龍二勝利。いきなり番狂わせ。ダウンのポイントが無ければ延長だったが、龍二はダウンを抜きにしても城戸相手に互角以上だった。
長島☆自演乙☆雄一郎vs名城裕司
入場はコスプレのみで特にダンスなし。コヒの欠場・引退にはノータッチ。
いきなりパンチでダウンする名城。立ち上がって結構パンチをヒットさせていったが、出ていったところに左フックをもらい2度目のダウンでTKO負け。
名城は本戦に出てくる以前に、63kg級に出た方が良かったのでは。
TATSUJIvs中島弘貴
和製シウバ・中島は総合のスパッツ着用。パンチの打ち合いだとボクシング出身のTATSUJIが上。中島は動きが固い?テンカオはいい。2R。パンチが入って効いたTATSUJI。ダウンを取られる。止めを刺しに行った中島。TATSUJIはバランスを崩して倒れたのをダウンにとられてTKO。ダメージはあったかもしれないが、スリップで良かったのでは。
日菜太vs山本優弥
ミドルで腕を殺していく日菜太。パンチのヒットも日菜太が上。優弥はとにかく前に出て行く。打ち負けているが全く下がらない。しかし2R落としてダウンを奪わないと負けてしまう優弥。3Rもひたすら前に出て攻めまくる優弥。ついに日菜太劣勢に。しかし凌ぎきってタイムアップ。判定3-0で日菜太。事実上の決勝と言われるに値する試合だった。
龍二vs長島☆自演乙☆雄一郎
入場2回流さなくてもいいって。
左ジャブがヒットする龍二だが、一回戦のダメージの差もあって自演乙優勢。パンチラッシュで防戦一方になった龍二がしゃがみこんでしまいダウン。2度ダウンを奪いTKO。組み合わせにも恵まれた感があったが決勝へ。
中島弘貴vs日菜太
左ミドルで腕を殺しに行く日菜太だが、前に出て行った中島がコーナーまで追い詰め右フックがテンプルにヒット。完全に効かされて前のめりにダウンする日菜太。立てずにKO。TATSUJI戦では本領発揮とは行かなかったが、優勝候補日菜太相手に一発の重さを見せた。
DJ.taikivs渡辺一久
体格差がかなりある。DJが大きいというより渡辺が小さいのでは。飛び込んでのパンチを打っていく渡辺に対し、DJはロー。距離をとって戦う。渡辺が飛び込んできてもひたすらロー。1R後半にはダメージが蓄積している渡辺。
「何かが起こる」と予言されていた2Rはなんとカット。何が起こるかと思ったら時が飛ばされるとは。3R、もうローしか蹴らないDJ。ガードも完全に下がっているから、一発くらいハイを入れても良かったのでは。完全に効いてる。痛みに耐えて打っていく渡辺だが、あの足ではパンチ力ももうないだろう。DJもローの打ちすぎでスタミナ切れ。しかし3Rの差でDJ判定勝ち。
渡辺はもうMAX転向後2年近くたつんだし、ボクサーの弱点・ローキックをちゃんと克服しないと。DJは60kg級の相手なら体格的なアドバンテージはあるが、今回の試合だけではK-1でやっていけるかどうかはわからなかった。
長島☆自演乙☆雄一郎vs中島弘貴
自演乙の入場を流すのは、試合は普通のコスチュームなのでどうしてコスプレファイターかわからなくなるからなのか。
自演乙の左フックがヒットする。効いて足元がふらついている中島。しかしそれでも前に出て打っていく。1Rは落とした中島だが、2Rに右フックでダウン奪取。やっぱりパンチが重い。しかし自演乙もまだパンチをヒットさせて効かせていく。足元がふらつきながら激しい打ち合い。3Rにまた自演乙が復活。中島はややパンチが大振り。ふらついてクリンチでごまかす。右フックのカウンターで自演乙KO勝ち。
組み合わせに恵まれたのもあったが、去年の3連敗から確実に実力をつけてきた。世界レベルでどれだけ通用するかは未知数だが。中島も打たれ強いと言っても、外国人相手だとパンチの重さが違うので、ここで負けてまだ実績を積むことになったのはかえって良かったのでは。主催者推薦でGP出場になる可能性もあるけど。
KO決着が多く面白かった。1時間半しかない分、煽りが少なく、やや試合が駆け足で流された感じはあったが、煽りで試合を削られるよりは良かった。
全試合結果
http://www.k-1.co.jp/jp/event/2010/0327_max/index.html
DJは次はDREAMに出たいそうだけど、K-1ライト級のトーナメントが16人なら渡辺は確実に出るだろうし、その渡辺に勝ってしまったDJも逃げられないのでは。