格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE252:予想と展望

カードはこちら。

  • メインイベント・川村亮 vs. 高橋義生
  • セミファイナル・ISAO vs. 高橋“Bancho”良明
  • 第15試合・砂辺光久 vs. 田原しんぺー
  • 第14試合・マルロン・サンドロ vs. 内村洋次郎
  • 第13試合・大山峻護 vs. ジョーダン・カリー
  • 第12試合・北岡悟 vs. ドム・オグラーディー
  • 第11試合・金原正徳 vs. ジョー・ピアソン
  • 第10試合・ウィル・ノーランド vs. 安西信昌
  • 第9試合・佐々木信治 vs. ボグダン・クリスティア
  • 第8試合・中井りん vs. タラ・ラローサ
  • 第7試合・清水俊一 vs. ダニエル・スウェイン
  • 第6試合・長岡弘樹 vs. リッチー・ウィットソン
  • 第5試合・AB vs. フィリップ・オリビエリ
  • 第4試合・馬場勇気 vs. マルセロ・セザール
  • 第3試合・中島太一 vs. サーワン・カカイ
  • 第2試合・“The Lion”レオ・ズーリック vs. 小西拓槙
  • 第1試合・伊藤崇文 vs. 坂口征夫

20周年記念大会。
タイトルマッチ2試合+ワールドスラムTライト&バンタム各一回戦4試合。他7試合。17試合はディファでは普通の試合数だが、ほとんどが3Rマッチで濃さが違う。各種セレモニーに加え、近藤 vs. キン肉マン作者息子のエキシもあり、長時間になるのは間違いない。
タイトルマッチを抑えてメインを張るのは、20年前の唯一の出場者・高橋義生が引退をかけた試合。メインだが2R。しかしフルラウンド行くような試合にはならないだろう。当たればKO出来る打撃がまだあるかどうかわからないが、近年打たれ弱くなっている高橋だけに、勝つなら打たれる前に倒すしかない。一方の川村も最近はKO負けが多い。セミリタイア状態の高橋よりは現役の川村有利だろうけど、当たった者勝ちの試合になりそう。
セミはライト級タイトルマッチ。ISAOの初防衛戦。タイトル獲得前の挑戦者決定トーナメントでは決勝でBanchoの同門・現UFCファイター徳留を1RKOしている。Banchoは183cmの長身ストライカー。近年では海外での試合で2敗したのみで、パンクラスでは無敗。リーチを活かした打撃が武器ではあるが、圧倒しながらも判定まで持ち込まれる試合が多く、10勝中判定は7つ。ISAOは徳留戦と同じく距離を詰めてのラッシュで勝負をかけたい。
セミはフライ級タイトルマッチ。3年前は、1階級上の現スーパーフライ級(ユニファイドルールのフライ級)での対戦だった。階級を落としたことで前回よりは砂辺の体格的優位はない。田原は寝技・テイクダウンの強さに加え、パンチの強さも向上している。砂辺は打撃で優位を作れないと厳しくなりそう。
ワールドスラムTは世界規模で活躍する選手を育てるのが狙いとのことだったが、外国人選手が強すぎ、日本人選手が誰も決勝に残らない危険が高かった。国内メジャー級の北岡・金原が入ったことでトーナメントのグレードは上がったが、育成感がなくなり、中途半端な立ち位置に。単に北岡・金原の試合が楽しみなだけのトーナメントにならないよう、他の日本人選手の活躍に期待したい。
北岡の相手は今回からウェルター級から落としてきたドム。Bellatorでの試合を見る限り、グラップラーでもレスリングはそれほど強くないが、それは北米メジャー基準での話。フィジカルではドムが上だし、テイクダウンを奪うのは簡単ではない。
バンタム級では金原 vs. ピアソンを除くと、清水と対戦するスウェインに注目。フェザー級でもランカー相手に圧勝していた選手。バンタム級でも同じ動きができて清水に勝つようなら優勝候補になる。
明日会場から速報します。