格闘技徒然草

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★UFC on FOX14:第2試合・ヴィクトル・ペスタ vs. コンスタンティン・エロキン

ヘビー級。
ペスタは5月のUFCデビュー戦は判定負けでこれが2戦目。現在唯一のチェコUFCファイター。初戦はお国の代表曲「モルダウの流れ」で入場したが、今回は別の曲。しかしやはり気分が盛り上がる曲ではない。
ロシアのエロキンはこの試合がUFCデビュー戦で、ロシア国外の試合はこれが初めてとなる。MMAデビュー戦で敗れた後9連勝で、その中にはソクジュやブレット・ロジャースも含まれる。9勝中8勝がパンチによるKO勝利。ヘビー級で180cmしかないが、体は頑丈そう。
パンチで出て行くエロキン。フックを振り回す。下がるペスタ。首相撲につかまえて膝。しかし引き剥がされた。常に全力でパンチを打ち込んでいるエロキンは2分で早くも疲れが見える。ペスタタックル。ケージ際でこらえていたエロキンを引っこ抜いてテイクダウン。サイドについている。立とうとするエロキンだが、ペスタは尻の後ろでクラッチしてまたテイクダウンを狙う。そのまま膝を入れていく。そしてエロキンが立った瞬間にまたテイクダウン。ハーフ。エロキンは下から抱えているだけ。ホーン。
1Rは前半エロキン、後半ペスタで難しいが、テイクダウンもある分ペスタか。Sherdogは三者エロキンだが、スタンドで威勢は良かったものの、テイクダウンされた後はさっぱり。
2R。じわじわ詰めるエロキン。しかし疲れのせいなのか手が出ない。見合いが続く。ペスタタックルに。これは耐えたエロキン。しかしまた見合いに。プレッシャーをかけるがパンチが出てない。朽木倒しからシングルレッグに入ったペスタ。テイクダウン。エロキン下から抱える。完全にガス欠のようで、耐えているだけのエロキン。ペスタはパウンドを入れていく。そのまま2R終了。
2Rは完全にペスタ。
3R。2Rを体力回復に使ったエロキンだがまるで回復していない。ペスタまたシングルレッグ。耐えたがバックに回られる。後ろから殴るペスタ。ペスタも疲れていて口が開いている。パウンドもあまり効果的ではない。しかし逃げられず耐えているだけのエロキン。ちょくちょくケージを掴むロシア人にありがちの悪癖。ペスタテイクダウン。サイドから殴る。クルスフィックスで殴る。エロキンはやっぱりただ耐えているだけ。サイドから殴り続けるペスタだがKOできるような打撃は入っていない。極めに行くでもなく弱パンチを打ち続けるペスタ。タイムアップ。
30-27、29-28×2の3-0でペスタ勝利。
エロキンはスタミナ切れ早すぎ。ペスタもエロキンに比べればマシだがスタミナが切れてKOするには到らなかった。