格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★堀口恭司がフリーエージェントに。Bellator・RIZINと交渉へ。

http://www.flocombat.com/article/52124-kyoji-horiguchi-is-officially-a-free-agent
FloCombat.comが堀口恭司のマネジメントに確認した所、堀口はUFCからのオファーを拒否し現在フリーエージェントになっているとのこと。UFCから提示された金額面だけでなく、今後の試合のスケジュールが不透明なことにも不満を持ち、オファーを断ったと伝えられている。
堀口のマネジメントは近々BellatorやRIZINと交渉する計画があるとのこと。ただし、Bellatorは現在フライ級のタイトルは制定されておらず、試合もほとんど行われていない。
UFC公式サイトで公開されているランキングからも、フライ級3位だった堀口の名前はなくなっている。
http://www.ufc.com/rankings
堀口のUFCで全戦績

  • 13年10月・ vs. ダスティン・ペイグ=○TKO勝ち(第1試合・アーリープレリム)※バンタム級
  • 14年5月・ vs. ダレル・モンタギュー=○判定勝ち(第6試合・プレリム)
  • 14年9月・ vs. ジョン・デロス・レイエス =○TKO勝ち(第7試合・メインカード)※日本大会
  • 15年1月・ vs. ルイス・ゴーディノ=○判定勝ち(第8試合・メインカード)
  • 15年4月・ vs. デミトリアス・ジョンソン=●一本負け(第11試合・メインイベント)※タイトルマッチ
  • 15年9月・ vs. チコ・カムス=○判定勝ち(第8試合・メインカード)※日本大会
  • 16年5月・ vs. ニール・シーリー=○判定勝ち(第3試合・アーリープレリム)
  • (16年10月・ vs. アリ・バガウティノフ=中止(第2試合・アーリープレリム))
  • 16年11月・ vs. アリ・バガウティノフ=○判定勝ち(第8試合・プレリム)

通算7勝1敗。UFCに参戦した日本人選手としては、8戦時点で7勝1敗というのは岡見と並んでナンバーワンの戦績。しかし、こうして見ると、日本大会以外はプレリムで組まれることが多かった(そもそもフライ級の試合はランカーであってもプレリムに回されることはよくある)。
また、7勝した相手のうち、次戦での引退を発表しているニール・シーリーを除く6人は、すでにUFCがリリース済み。ペイグ・ゴーディノ・カムス・バガウティノフは堀口戦の負けでリリースされている。
Bellatorについては上述のとおり、フライ級での試合自体がほぼ組まれておらず、Bellatorがフライ級でUFC以上の条件を提示してくる可能性は少ない。あるとしたらバンタム級に戻しての契約ということになるが、よほどの条件でなければ階級を上げるリスクは冒せないだろう。
一番可能性が高いのはRIZIN参戦ということになるが、そうなると堀口がケージでの試合を前提にアメリカに移住してATTに移籍したことがほぼ無駄になってしまう。何しろ、アメリカではリングが置いてあるMMAジムを探すのが難しいというほどケージに特化してしまっている。このことが今後の堀口の選択に影響を与えることになるのは間違いない。