58kg契約（肘無し）
堀口恭司（アメリカン・トップチーム／元UFCフライ級3位）
元谷友貴（CB IMPACT／元DEEPフライ級王者）
56.7kgがベストの堀口と60kgがベストの元谷の間を取った契約体重に。今回はイベントの目玉の一つとして組まれるし、56.7kgにしてまた元谷が体重を落とせず試合が飛んだりしたら困るという事情もあるのかもしれない。ただGPをやるとしたら正式なリミットを設定する必要がある。この中途半端なウェイトがリミットになるようなことはやめてほしい。肘なしというのもどちらが希望したことなのかわからないが、ちょっと残念。
堀口は今後もATT所属のまま。ATTに移籍して実力が増している手ごたえがあるのだろう。ただ、ATT所属のメリットのうち、「アメリカで試合をしてもアウェイにならない」「ケージで戦うための技術を学べる」という部分については不要になったが。
リングでは4年間試合をしていない堀口。前戦のバガウティノフ戦では完全なケージファイターに変貌していたが、ロープに囲まれコーナーがあるリングでは使えなくなる技術もあるはず。
それでも、世界で戦ってきた堀口には完勝する義務がある。所戦はアリだが、和田・紀左衛門といった他の日本人選手といちいちやる必要がないくらいの差を見せてほしいところ。でなければ、世界のトップを目指すことを捨てて日本に戻ってきた意味がない。
