ライト級だったがタイスモフが5ポンドの大幅オーバー。ファイトマネー40%が没収された上でキャッチウェイトに。
重いパンチを武器に現在5連続KO勝利中のタイスモフ。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも3試合連続で獲得しているが、今回の計量失敗により対象外になってしまった。UFCで唯一敗れているミッシェル・プラゼレス戦ではテイクダウンされると簡単にパスされグラウンドに穴があるように見えたが、その後はあまりテイクダウンにこだわる相手がいなかったので、穴がふさがったかは不明。
グリーンはD-1レスラーだが、あまり自らテイクダウンを狙っていくタイプではない。ルスタン・ハビロフ戦では11度のタックルのうち8回切ってみせた。UFC2勝2敗で、4戦すべてが判定。ローカル時代を含めてトータル21勝のうち判定が15もある。フィニッシュできない選手はUFCがあまり欲しがらないこともあり、ローカルでここまで判定勝利が多い選手もUFCでは珍しい。
ローを蹴るタイスモフ。ミドル。グリーン下がらずじわじわ詰めていく。タイスモフが重い蹴りを入れていくがガードの上。グリーン手が出てない。またミドルを入れるタイスモフ。両者手数が少ない展開のまま残り1分。ローを蹴るグリーン。タイスモフ右。グリーンはタックルから右を打ち返す。ホーン。
1Rタイスモフ。
2R。タイスモフが飛び込んでパンチを入れる。グリーンタックル。一瞬倒されたがすぐ立つタイスモフ。ジャブを入れるグリーン。タイスモフはミドル、右。グリーンワンツー。タイスモフの右ローがグリーンのファールカップにヒットしタイムストップ。当たりが浅くすぐ再開。グリーンが四つに組んだが引き剥がすタイスモフ。右ハイから飛び込んできたグリーンを右でなぎ倒した。グリーンタックルに入るがタイスモフ引き剥がす。左を入れたグリーン。ホーン。
1Rよりは手数が増えた両者。オフィシャルのスタッツだとヒット数はわずかにグリーンが上だが、このラウンドは印象でタイスモフ。
3R。飛び込んで右ストレートをヒットさせたタイスモフ。グリーンも左を当てる。タイスモフ右ハイ。右ストレート。棚発だがヒットしている。グリーンはジャブを入れる。タイスモフは手数を増やしてきた。残り1分。グリーンサイドステップで距離を取るが、勝っている計算なのか?タックルを切ったタイスモフ。グリーンパンチから組み付いたが引き剥がされる。タイムアップ。両者勝利をアピール。
判定三者30-27でタイスモフ勝利。
タイスモフ勝ったが体重オーバーの上連続KO勝利がストップ。一方のグリーンはこれでローカルから8試合連続判定決着。