格闘技徒然草

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UFC on ESPN+33:第9試合・キム・ジヨン vs. アレクサ・グラッソ

女子フライ級。ジヨン14位、グラッソはストロー級14位。

DEEP JEWELSバンタム級王者のジヨンはUFC3勝2敗で、前回勝利してランキング入りしたが、前回まで2戦連続体重オーバーしており、負けていたらリリースされてもおかしくなかった。昨年、地元の韓国大会に出場予定だったが負傷欠場。今年6月にグラッソ戦が組まれたが、渡航制限のために今回に延期となった。キック韓国王者、ボクシングでは東洋太平洋王者を獲得しており、前回はボディブローでKO勝ちしている。

今回からフライ級に上げるグラッソ。1月にストロー級での試合が組まれていたが、5.5ポンドの大幅オーバーでコミッションの許可が降りず試合消滅。以前にも一度体重オーバーしており、ストロー級が厳しくなってきていた。ボクシングがバックボーンで、UFC2戦目にセミに抜擢されるなどプッシュされていた選手だったが、ストロー級では3勝3敗。前回は元ストロー級王者のカーラ・エスパルザにテイクダウンされ続け、3Rにガードからの腕十字を極めかけたものの判定負け。

ワンツーが交錯するがヒットしたのはジヨン。グラッソのローにワンツーを合わせた。やはり体格で上回るジヨン。パンチの打ち合い。ジヨンの左がヒット。グラッソのローに合わせた右もヒットする。グラッソパンチ連打出でる。先手を取っていくグラッソ。グラッソが前に出てパンチ連打をヒット。さらに右を当てる。ステップジャブ。ホーン。

1R手数でグラッソ。ジヨンは相変わらず手数が少ないが、未だに手数の重要性がわかってないのか。

2R。ジヨンが出ていくがグラッソが先にパンチをヒットさせていく。グラッソの右がヒット。パンチ・ローを打ち込むグラッソに対し、ジヨンはほぼパンチ一辺倒。連打を入れたグラッソの打ち終わりに一発返すジヨン。一発の重さはジヨンだがグラッソが連打をヒットさせる。グラッソの飛び込んでの右がヒット。また右がヒット。残り1分。ジヨン出ていくがグラッソ距離を取り間合いをキープ。追いかけてパンチを放つがからぶり。出てくるジヨンに右がヒット。ホーン。

2Rグラッソ。これでフィニッシュするしか無い状況に追い込まれたジヨン。

3R。プレスしていくジヨンだが、先に手を出すのはグラッソ。ヒットしても特にダメージはなさそうだが、手数に倍近い差がある。グラッソタックルに。ボディロック。ジヨンがギロチンを狙うと離れたグラッソ。右を打ち込んだジヨン。ワンツー。グラッソも打ち返すがケージを背負った。押し込んだジヨン。四つでクラッチするが、グラッソ入れ替えてクラッチを切る。入れ替え合い。時間がどんどん過ぎるのはグラッソに好都合。四つから膝を入れるジヨンにグラッソがダブルアンダーフックから足をかけてテイクダウン。ハーフ。残り1分。押さえ込んだまま殴っていくグラッソ。肘。ジヨン下からホールドして凌ぐだけ。タイムアップ。

判定三者フルマークでグラッソ勝利。

フィニッシュする気配はなかったが、スタンドの手数で上回った。