格闘技徒然草

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UFC on ESPN+73:第2試合・ブレイディ・ヒースタンド vs. ファーニー・ガルシア

バンタム級

TUF29準優勝のヒースタンド。まだ23歳。昨年8月のTUF決勝以来、1年3ヶ月ぶりの試合となる。MMA5勝1敗でTUFに出場し、決勝まで勝ち上がったが、リッキー・トゥルシオスにスプリット判定負け。

ガルシアは昨年10月のコンテンダーシリーズで勝利し、今年5月にUFCデビュー。しかしUFC3戦0勝のジャーニー・ニューソン相手に距離を取られてのアウトボクシングを打開できず判定負け。

いきなりワンツーを当てたガルシア。ダウンしたヒースタンドだがタックルへ。足を絡まずチョークに捕らえたガルシアだが、ヒースタンド上になり外しサイドで押さえ込む。うつ伏せになり立とうとしたガルシアをがぶるとそのままダースチョーク気味に絞めるが、外れて下に。ガルシアバックからチョークを狙うが、また足をロックしていない。逃れてバックを取り返したヒースタンド。ガルシアが反転して上になりパウンド。起き上がりタックルに入るヒースタンド。テイクダウン。またバックに。ハーフバックからチョーク。四の字バックに。防いでいるガルシア。残り1分。マウントに移行しようとしたヒースタンドだがガードに戻したガルシア。首をかかえると後方に投げ、離れた瞬間に立つ。ヒースタンドのタックルを切るガルシア。ホーン。

序盤のダウンはあったが、その後のグラウンドの攻防ではヒースタンドが優勢。時間の長さでヒースタンドかと思うが、ガルシアのダウン奪取がより決定的な場面とみてガルシアに入れるジャッジがいてもおかしくない。

2R。じわじわ出るガルシア。下がって距離を取るヒースタンド。下がりながらの左ハイがヒット。しかし引かないガルシア。また左ハイがヒットするが出ていくガルシア。下がってケージ際をサークリングするヒースタンド。タックルに入るが、距離があり切られた。ワンツーを入れるガルシア。ヒースタンドタックルへ。足首をつかんで尻もちを着かせると、そのまま寝かせて押さえ込んだ。サイドに出る。ノースサウスで押さえ込んだ。ブリッジで返して立ったガルシア。また打撃で出ていくガルシア。パンチを打ち込むと組み付いた。ケージに押し込むが、ヒースタンドが膝を入れて離れる。ガルシアまたタックル。ガブってギロチンに抱えたヒースタンド。引き込んで絞めたが、外してパンチを入れたガルシア。ホーン。

2Rは僅差のラウンド。

3R。ヒースタンドタックル。切られたがそのままケージまで押し込むと、また足首をつかんで倒しテイクダウン。背中を向けて離れようとしたガルシアからバックを取りハーフバック。四の字バックにしてチョーク。また体の位置が上すぎて防がれている。それでもバックキープのまま時間が過ぎていく。引き剥がせず、背中のヒースタンドにパンチを入れるガルシア。またチョーク。体を伸ばして絞めに行くが外れた。逃げられないガルシア。そのままタイムアップ。

両者勝利アピールするが、3Rヒースタンドだけが確実で、1,2Rは僅差なのでどちらもあり得る。

判定29-28×3でヒースタンド勝利。

リプレイで見ると序盤のダウンは詰めたところにカウンターを貰ってのフラッシュ気味なものなので、1Rがヒースタンドか。第1試合のブレダ同様、若いのにグラップリングが強い半面、打撃に穴があり、いきなり組もうとしていくヒースタンド。それでもテイクダウンを奪えていたが、上位に行くには打撃もトータルにできないと厳しいだろう。