格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN73:第4試合・ショーン・シャラフ vs. スティーヴン・アスプルンド

ヘビー級。Tapologyのランキングでは38人中シャラフ35位。

パレスチナアメリカ人のシャラフは32歳。UFC0勝1敗、キャリア4勝1敗(4KO勝ち)。昨年10月、自宅がハリケーンの被害に遭ったクリス・バーネットの代役として、試合3日前にUFCデビューが決定。ローカルでのキャリアはわずか4戦で、全試合1RKO勝ちだったが、相手のレベルは不明だった。UFCデビュー戦は、ジュニア・タファとの対戦で、1R終盤にテイクダウンからのパウンド連打でKO寸前まで追い込んだものの、フィニッシュできずスタミナ切れ。2Rにはタックルを切られて打撃をもらう展開でKO負けしている。

アスプルンドは27歳。UFCデビュー戦。キャリア6勝1敗(5KO勝ち)。LFAでは、先月のカタール大会の第1試合で、両者お見合いの末に判定勝ちしたデンゼル・フリーマンにニンジャチョークで一本負けを喫しており、これがキャリア唯一の黒星。その後2連勝し、今年9月のDWCSに2週間前の代役で出場。激しく打ち合うDWCSらしい展開から、左のショートアッパーでダウンを奪い、わずか16秒でKO勝ちしてUFCとの契約を決めた。しかし、LFAでのフリーマン戦では簡単にテイクダウンされてポジションを取られており、組み技のレベルは低い。格闘技を始める前は体重が240kg近くまで増えてしまったため、シェイプアップした現在も体の皮膚が余ってしまっている。父のケビン・アスプルンドもキャリア17勝12敗のMMAファイター(ただし、キャリア初期の15連勝は相手の戦績も怪しく、その後のまともなプロモーションでの戦績は2勝11敗だが)。

オッズはシャラフ3.00倍、アスプルンド1.43倍。両者がアグレッシブに攻めて豪快な決着にならなるか、グダグダな試合になるかの二者択一になりそうな試合。

両者オーソドックス。シャラフがすぐにパンチで出るが、アスプルンドがジャブをヒット。シャラフ右オーバーハンド。両者とも足を止めての打ち合いに。シャラフのカーフキックがヒット。アスプルンドもカーフを返す。インロー。飛び込んだシャラフが右のヒジを打ち込む。左右のパンチを入れたアスプルンド。シャラフワンツー。下がらないシャラフ。お互いやや動きが落ちてきたか。それでも手を止めない両者。シャラフは眉間をカットしている。左右のパンチでアスプルンドが出る。シャラフが左ボディを入れる。アスプルンド右フック、右アッパー。シャラフがやや下がり気味に。左が入り後方にバランスを崩したシャラフ。追っていくアスプルンド。右ハイを出したがスリップしてしまう。すぐ起き上がり左右のパンチで攻めたがホーン。

1Rは手数と終盤に効かせたパンチもあったアスプルンドのラウンド。

2R。シャラフが前に詰める。ケージに押し込んでヒジ。タックルを見せたシャラフだがかわされた。しかし序盤に連打したことでスタミナ切れか。下がり始めたシャラフ。アスプルンドの左右のパンチがヒット。アスプルンドも疲れてきている。前蹴りを出そうとして足が上がりきらずローブローに。再開。すぐ詰めてパンチを出していくアスプルンド。右フックを返すシャラフ。左右のパンチを入れてアスプルンドを下がらせる。アスプルンドの右がヒット。効いた。下がるシャラフ。ケージを背負ってサークリングするシャラフだが動きが鈍っている。ケージに張り付けになり左右のパンチを貰う。ほぼディフェンスできていないシャラフ。打ち返しているが、シャラフのパンチはヒットしていない。一方的に打たれる展開でレフェリーがようやく止めた。

アスプルンドUFCデビュー戦勝利。レベルが高い試合には見えなかったが、最後まで手を出し続けたのは良かった。

UFC2連敗となったシャラフ。打たれても引かないタフさは見せた。