フェザー級。チカゼ15位。Tapologyランキングでは79人中チカゼ18位、ヴァシェホス50位。
ジョージアのチカゼは37歳。UFC8勝3敗(3KO勝ち)、キャリア15勝5敗(9KO・1一本勝ち)。キックでは世界タイトルも取っているストライカーで、左右の蹴りが武器。DWCSでは一本負けしたが、ローカルイベントでキャリアを積んで、2019年にUFCデビューすると、そこから7連勝。元トップファイターのカブ・スワンソン、エジソン・バルボーザらから3試合連続KO勝ちで、3試合連続でPOTNを受賞している。ランキングもトップ10入りしたが、そこから4戦で1勝3敗。UFCで戦ううちにMMAファイターとしてのレベルが上がってきているものの、ランカークラスにはテイクダウンディフェンスの甘さをつかれてしまっての負けが続いている。
アルゼンチンのヴァシェホスは24歳。UFC2勝0敗(1KO勝ち)、キャリア16勝1敗(11KO・2一本勝ち)。フェザー級2番目の若さで、3月にUFCデビューしてから、まだ前座クラスで2勝したのみだが、3戦目でセミでのランカーとの対戦に抜擢された。ボクシングが武器のストライカーで、初戦はチェ・スンウからダウンを奪い、パウンドでKO勝ち。2戦目はUFC2勝0敗のダニー・シウバ相手に打撃で上回って判定勝ち。層の厚いフェザー級で、4連勝のコスタですら、まだノーランカーと対戦しているのに、UFC3戦目で早くもランカー挑戦が実現している。
オッズはチカゼ3.50倍、ヴァシェホス1.33倍。上り調子のプロスペクト・ヴァシェホスが、ランカーのチカゼ相手にフェイバリットに。
両者オーソ。がっしりとした体型のヴァシェホス。両者間合いに入れない。フェイントで牽制するチカゼ。スイッチを見せる。左ハイ。ブロックしたヴァシェホス。チカゼがローを空振ってバランスを崩したのを見て飛び込んだ。パンチを打ち込むヴァシェホス。また見合いに。カーフを蹴ったヴァシェホス。チカゼのミドルをキャッチしたヴァシェホス。放した。チカゼまたミドル。腹にクリーンヒット。効いたと見たチカゼが詰めた。ヴァシェホスが四つで組んでダブルアンダーフック。テイクダウンを狙うったがケージでこらえるチカゼ。チカゼは左スネが割れて出血している。差し返すチカゼ。離れた。左ミドルを入れるチカゼ。腹に入って少し効いたか。ヴァシェホスが右オーバーハンドで飛び込む。残り30秒。チカゼまた左ミドル。ヴァシェホスは詰めるtお蹴りをキャッチして右を入れた。残りわずかでまた左ミドルを入れたチカゼ。ホーン。
1Rはミドルを効かせたチカゼ。スネが割れたのはチカゼのカーフキックをカットしたタイミングだった模様。
2R。左ミドル、左ハイを蹴るチカゼ。ヴァシェホスは手が出ない。右オーバーハンドヒット。さらに右オーバーハンド!さらに右フックを打ち込むとチカゼダウン!倒れた瞬間にヒジ連打!KO!
押されていたヴァシェホスだったが、バックブローを効かせると、倒れ際に右を打ち込みヒジの連打。倒れた時にはチカゼの目が飛んでいたので、実質スタンドの右でのKOか。今年UFCデビューしたばかりのヴァシェホスが、2025年最後となるランカー誕生を確実に。