格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN53:第8試合・ニクラス・バクストロム vs. マイク・ウィルキンソン

フェザー級
地元スウェーデン、MMA8戦全勝、UFC1勝のバクストロム。ウィルキンソンはUFC1勝1敗。
身長・リーチで上回るバクストロム。遠距離から蹴りを入れていく。首相撲からの膝。前蹴りを顔面にヒットさせるが、そこにウィルキンソンの右をもらい仰向けにダウン。地元でKO負け。

★UFN53:第9試合・イリル・ラティフィ vs. ヤン・プロハヴィッチ

ライトヘビー級。
グスタフソンのチームメイトで、グスタフソンが初の地元UFCのメインで急遽負傷欠場した際に代役としてUFCデビューを果たしたラティフィ。その後は2試合続けて1R勝利している。
相手はUFC初参戦のプロハヴィッチ。ポーランド出身で、地元のkswでキャリアを積んで17勝3敗。ソクジュにも勝っている。
打撃戦。飛び込んでパンチを打ち込んでいたラティフィだが、プロハヴィッチの左ミドルがボディに突き刺さり効いた。後退。プロハヴィッチの左ハイが頭部をかすめて亀になり、パウンドをもらうも動けずレフェリー止めた。
地元勢が2試合連続1RKO負け。

★UFN53:セミファイナル・アキラ・コラッサーニ vs. マックス・ホロウェイ

フェザー級
地元選手として最後に登場するアキラだが、オッズは大差でアンダードッグ。UFC3勝1敗。6勝3敗のホロウェイの方が評価が高い。負けた相手はポイエー、バミューデス、マクレガー。
長身ストライカーのホロウェイ。前に出てワンツーをヒットさせる。しかしホロウェイの右をもらいダウン!すかさず距離を詰めてパンチをまとめるホロウェイ。起き上がって組付きしのいだコラッサーニだが、再度右をもらいダウンすると、ホロウェイがパウンド連打。めった打ちになりKO負け。
メインカードの地元選手は3人共1RKOで全滅。

★UFN53:メインイベント・グンナー・ネルソン vs. リック・ストーリー

ウェルター級5分5R。アイスランドのネルソンがホームの扱い。
ネルソンはいつもどおりスタンスを開いて半身の空手スタイル。飛び込んでの左がヒット。連打を打ち込むが離れた。右中段蹴り。ストーリー手が出ない。四つに。膝を入れるネルソン。大内刈りでテイクダウン。すぐに距離を作って立ったストーリー。しかしまだ四つで膝を入れるネルソン。パンチで引き剥がすストーリー。パンチで出たネルソンだがストーリーのローで足を払われスリップダウン。すぐ立つ。ストーリーがローやパンチで距離を作る。ホーン。
後半ヒット数で上回ったストーリー。ネルソンはテイクダウンしたがすぐ立たれているのでストーリーのラウンドか。鼻のブリッジをカットしているネルソン。
2R。ネルソンの浴びせ蹴りをキャッチして倒したストーリーだがグラウンドには付き合わず立たせる。重いパンチを打ち込んでいくストーリー。距離が詰まって首相撲にとらえたネルソンだがパンチで引き剥がしたストーリー。サウスポーからオーソにスイッチしたネルソン。ローが効いた?ストーリーは左ミドル。ネルソンちょっと後手になってきた。ストーリーがパンチで先手を取り、ネルソンは時折飛び込んでのパンチを入れる展開。パンチで出たネルソンだがストーリーの左をもらう。ホーン。
2Rも手数でストーリー。
3R。レッグダイブでテイクダウンを奪ったネルソンだがストーリーはすぐ立った。サウスポーに構えていたネルソンだがローを貰うとまたオーソに。飛び込んで四つになるネルソンだがパンチを振り回して引き剥がすストーリー。ネルソンが飛び込んでのパンチを増やし始める。ストーリーはちょっと疲れた?しかしパンチをボディと顔面に打ち込む。ネルソンちょっと受けすぎ。飛び込んでのパンチしかない。手数でストーリーが上回る。ホーン。
3Rもストーリー。Sherdogだと1Rが割れているが、ネルソンも勝負に行かないと判定がどうなるかわからない。
4R。ストーリーの左をもらったネルソン!さらに追い打ちのパンチをもらい、引き込み気味にダウン!ストーリーインサイドからパウンド。顔面にヒットしていたが離れてスタンドを要求。ネルソンダブルレッグ。倒しかけたがしのいだストーリー。ネルソンまたタックル。受け止めたストーリー。四つに。ストーリーは膝・アッパーで引き剥がした。ネルソンは飛び込んでのパンチのみ。ストーリーの連打に後退。左のダブルをもらう。ストーリーの左をもらいまくるネルソン。ホーン。
4Rもストーリー。2〜4まではストーリーで間違いない。ネルソンはもう一本・KOを狙うしかない。
5R。ストーリーがパンチを打ち込む。ネルソンもう諦めたのか、パンチを貰うだけ。それとも何か狙っているのか。ストーリーがパンチを顔面・ボディに打ち込む展開が続く。残り1分切った。ネルソンは最後の逆転を狙って飛び込みパンチ。しかしストーリーのパンチを貰う。ホーン。
最終ラウンドもストーリー。
判定48-47ネルソン、49-46ストーリー、50-44ストーリーのスプリットでストーリー勝利。ネルソン勝利は手数を考慮に入れないジャッジならありかもしれないが…。
あっさり底を見せたネルソン。ネルソンのスタンドレスリングだと、相手を打撃で手詰まりにさせないとテイクダウンは奪えない。スタンドでネルソンの空手がどれだけ通用するかがポイントだったが、ストーリー程度のボクシングに撃ち負けるようだとランカークラスは厳しいか。

★UFN54:第1試合・ペドロ・ムニョス vs. ジェロッド・サンダース

バンタム級
オールアメリカンレスラーのサンダースはUFC1敗。ノーギルールでの試合で実績を持つムニョスはUFCデビュー戦でハファエル・アスンサオ相手に健闘。判定負けしたが、次戦ではマット・ホバーに1RTKO勝ち。
サンダースのタックルをがぶったムニョスがギロチン!持ち上げて叩きつけたサンダースだがムニョス離さず、タップ!
ムニョス速攻勝利。

★UFN54:第2試合・アルベルト・トメノフ vs. マット・ドワイヤー

ウェルター級。
22歳のロシア人・トメノフはUFC1勝1敗。ボクサーで、最近7勝はすべてKO。相手のドワイヤーは地元カナダで、これがUFCデビュー戦。24歳で身長193cmの長身。MMA7勝1敗で、唯一の敗戦はマーカス・アウエリオ(元UFCファイターで武士道・ZSTにも参戦していたアウエリオとは別人)。前戦では元UFCファイターのダマルケス・ジョンソンに2RTKO勝ちしている。
トメノフの左ハイでドワイヤーダウン!かなり効いてる!追い打ちのパウンドをしのいで立ち上がったが、そこにまた左ハイ!ドワイヤー再度ダウンし、追撃の前にレフェリーストップ。
秒殺。デビュー戦のドワイヤー、何も見せられず散った。

★UFN54:第3試合・パトリック・フロハン vs. クリス・ケレイデス

フライ級。
フロハンはMMA10戦全勝。前回のUFCデビュー戦を1Rチョークでの一本勝ちで飾っている。
地元カナダのケレイデスはMMA7勝1敗の33歳で、これがUFCデビュー戦。柔術バックボーンで、28歳の時にプロMMAデビューしている遅咲き。ゴーディノ欠場でわずか5日前に出場が決まった。
リーチに勝るフロハンが距離をとって打撃を入れていくが、ケレイデスはシングルレッグからケージ押し込み。しかし倒せず。入れ替えたフロハンが逆にテイクダウン。パスしてサイドをとったが立たれた。ケレイデスの右がフロハンの顔面にヒット。組み付いたフロハン。サバ折りでまたテイクダウン。バックを取る。フロハン4の字バックからチョーク狙い。ケレイデスはバックを取られたまま背中越しにパンチを入れる。ホーン。
1Rはフロハン。
2R。前に出ていくケレイデス。フロハンがシングルレッグで組み付く。四つで膝の入れ合い。投げを狙ったフロハンだが、ケレイデス潰して上に。マウントになってる!ケージを蹴って脱出したフロハンだが上四方。うつ伏せになったフロハンにギロチン。フロハンは余裕のサムズアップで決まっていないとアピール。首を抜いてハーフで抑えこむフロハン。ガードに戻すと三角狙いから後転して立ったケレイデス。タックルで倒した。マウント!長い足を使ってシザースを狙うフロハンにパウンドラッシュ。ディフェンスができないフロハン。止められそう。ケレイデスは残り時間わずかで腕十字に移行したがクラッチを切れずにホーン。
フロハンふらついている。2Rはケレイデス。
3R。前に出てくるケレイデスに対し、距離を取って打撃を入れるフロハン。組んでテイクダウンも狙うが倒せず。ケージまで追い詰めたケレイデスがシングルレッグでテイクダウンを狙う。フロハンはスタンドでキムラに捕らえて投げを狙う。三角。フロハンの体をまたいで外したケレイデス。亀になったフロハンだがガードに戻した。三角に来たところをパスしたケレイデス。サイドからニーオン。マウントは許さないフロハン。またガードに戻す。一本超えてハーフにしたケレイデスはキムラを狙う。残り1分。ハーフからパウンド。フロハンはヒールに。蹴って外したケレイデス。またハーフ。パスしたところでホーン。
3Rもグランドコントロールでケレイデスか。
三者29-28でわずか5日前に出場が決まったケレイデスが勝利。会場はスタンディングオベーション

★UFN54:第4試合・ジェイソン・サッゴ vs. ポール・フェルダー

ライト級。
ホイラーの元で柔術を学んだ地元カナダのサッゴは、UFCデビュー戦ではバックマウントからのパウンドで1RTKO勝ち。
フェルダーはCFFCライト級王者でUFCデビュー戦。戦績は8戦全勝。
キックをキャッチしてテイクダウンを狙ったサッゴ。こらえて肘を入れるフェルダー。ギロチン。膝を入れて離した。サッゴタックルで組み付く。ダブルアンダーフック。投げてテイクダウン。ガードからパスを狙う。足を利かせて完パスは許さないフェルダー。激しいポジション争い。一瞬パスしたサッゴだがフェルダー立つ。しかしまたテイクダウンしたサッゴ。上を狙ったがフェルダーが逆にバックに付く。バックのフェルダーに肘を入れたサッゴだが、フェルダーが上になりパウンド。ホーン。
1Rはややサッゴ。
2R。サッゴタックルに入るが倒せず。しかしまたタックル。ケージで耐えるフェルダー。サッゴちょっと疲れてる。入れ替えたフェルダーが肘を入れた。また入れ替えたサッゴ。微妙にケージを掴んでる。首投げで投げたが、首を抜かれてしまいバックを取られる。サッゴ仰向けになりガード。バテバテのサッゴはパウンド・肘をもらう。フェルダー立ち上がりパウンドを入れる。フェルダー強烈なパウンド。背中を向けたサッゴにチョーク。しかし脱出したサッゴが上を取り返す。立った。ふらつきながら打撃を入れるサッゴ。タックルに入ったところでホーン。
2Rはフェルダー。スタミナ切れのサッゴは厳しい。
3R。タックルに入るサッゴ。シングルレッグで倒した。しかし立たれる。逆にフェルダーが足を払ってテイクダウン。パウンド!サッゴは足関を狙いながらポジションを入れ替え上に。バックに回ったが立たれた。離れる。シングルレッグからローリングしてテイクダウンを狙うサッゴ。尻もちまではつかせたが立たれた。残り1分。タックルを切られるサッゴ。ふらつきながらも打撃を入れるサッゴ。飛び膝がヒット。よろけたフェルダーにパウンド。マウント!亀になったフェルダーから腕十字。腕を伸ばしたがホーン。
最後の印象でサッゴ取ったか?
判定29-28フェルダー、29-28サッゴ、29-28フェルダー。スプリットでフェルダー勝利。ホームタウンデシジョンはなし。

★UFN54:第5試合・オリヴィエ・オウビン・メルシェ vs. ジェイク・リンズィー

ライト級。
TUF Nationsウェルター級準優勝のオリヴィエ。MMA戦績はまだ4勝1敗。柔道ではナショナルチーム入りもしているエリートアスリート。
リンズィーは前回代役としてUFCデビューしたが、ジョン・タックにバックマウントからアバラを蹴られてタップ負けし、MMA初黒星。
打撃戦から四つに組み、投げてていくダウンしたオリヴィエ。ハーフから殴る。スクートになり立ったリンズィー。また投げを狙うオリヴィエ。しかしリンズィーが逆に外掛けテイクダウン。クロスガードで固めるオリヴィエ。リンズィー細かいパウンド。ホーン。
1Rは上になっていた時間の長さでオリヴィエ。
2R。スタンドの打撃戦でオリヴィエがパンチをヒットさせていく。組み付いてテイクダウン。ハーフから殴るとサイドに回り、一気に頭をまたいで横三角へ。リンズィータップ!

★UFN54:第6試合・ダーロン・クルイックシャンク vs. アンソニー・ンジョグアーニ

ライト級。
テコンドーベースストライカーのクルイックシャンクは、前回ホルヘ・マスヴィダル相手に1Rダウンを奪う健闘を見せたが判定負け。UFC戦績5勝3敗。
ンジョグアーニはキックがベースでやはりストライカー。ここまでUFC3勝4敗。WEC通算では7勝7敗。WEC時代は3試合連続でKO・オブ・ザ・ナイトを受賞している。
鋭いパンチ・キックを打ち込んでいくンジョグアーニ。ケージに詰めてワンツーを放つと、クルイックシャンクはかいくぐってタックルに。倒せないがボディに膝を入れて離れた。スタンドでプレッシャーをかけるのはンジョグアーニ。残り1分。クルイックシャンクがシングルレッグでテイクダウン。ンジョグアーニはクロスガード。下から抱えてホールド。ホーン。
テイクダウンを取った分、クルイックシャンクのラウンド。
2R。打撃勝負には付き合わずタックルに入ったクルイックシャンクだが倒せず。クルイックシャンク飛び膝からラッシュするとタックルに。担ぎ上げてダッシュしてから叩きつけるディエゴ・サンチェススペシャルでテイクダウン。グラウンドで膝を放つとレフェリーが顔面膝とみなしてブレイク。リプレイを見るとボディで顔には当たってない。が、スタンド再開。スタンドでバック肘を見せるクルイックシャンク。パンチを打ち込む。ンジョグアーニ、スタンドでも手数で負けてる。ホーン。
2Rもクルイックシャンク。
3R。KOが必要な状況でもいつも通りのンジョグアーニ。良くも悪くもスタイルが変わらない。打撃を打ち込んでいくが手数がもっと欲しい。残り75秒でクルイックシャンクがシングルレッグ・テイクダウン。ンジョグアーニがガードから腕十字!しかし肘が抜けてる。担ぎ上げたクルイックシャンク。ンジョグアーニ着地してスタンド。追いかけるンジョグアーニだがクルイックシャンク距離を取ってホーン。
判定三者フルマークでクルイックシャンク勝利。

★UFN54:第7試合・ミッチ・ギャグノン vs. ローマン・サラザール

バンタム級
地元カナダのみの戦績でUFC3勝1敗のギャグノン。今回は相手がアルジャメイン・スターリング、ロブ・フォントと代わり、1週間前にフォントが欠場。最終的にUFCデビュー戦のサラザールとの対戦に。
隼パンツ同士。組み付いた青パンギャグノン。パンチを打ち込むとサラザール離れる。前に出るとサラザールタックル。切ったギャグノンが逆にテイクダウン。サラザールが再度タックルを狙うとがぶってバックマウント。背負って立つサラザールだが立ったままチョーク。サラザール倒れてタップ!

★UFN54:第8試合・ノーディン・タレブ vs. リー・ジンリャン

ウェルター級。
TUF Nationsでは予選で敗れたタレブだが、フィナーレ大会でUFCデビューし勝利。
相手のジンリャンはチャイニーズファイターで、LegendFCウェルター級王者。UFC173でデビューし、スプリット判定勝ち。
打撃戦。果敢に打ち合うジンリャン。タレブのミドルをキャッチしてテイクダウンを狙ったが切った。ジンリャンパンチでラッシュ。組んだタレブを首投げで投げたがすぐ立たれる。プレッシャーを掛けるジンリャン。クリーンヒットはないがやや押している。残り10秒の拍子木でタレブタックル。テイクダウン。ホーン。
僅差のラウンド。「微妙なときは最後にテイクダウンを取ったらそのラウンドを取れる」みたいなセオリーがちょっと前はあったが。
2R。打撃戦だが見合いが多くブーイングが飛ぶ。前に出ていくジンリャン。タレブタックル。テイクダウン。ジンリャンはガードからうつ伏せになって立つ。スタンドでバックに回ったジンリャン。投げて亀にするがまた立たれる。また投げる。ホーン。
このラウンドも微妙…。前座はホームタウンデシジョンはなかったが。
3R。また見合い多めの打撃戦。お互いパンチは顔面を捕らえている。ジンリャンタックル。倒せず。今度はタレブがタックルに。ジンリャン切ってマウントを狙ったがタレブが上を取る。上からパウンド・肘。ジンリャンはガードから返せず。タイムアップ。
3Rはタレブ。
29-28ジンリャン、29-28タレブ、30-27タレブ。スプリットでタレブ勝利。

★UFN54:第9試合・エリアス・テオドロウ vs. ブルーノ・サントス

ミドル級。
TUF Nationsミドル級優勝のテオドロウ。アグレッシブファイトで決勝を制したが、アグレッシブすぎてスタミナ切れも起こしていた。MMA戦績9戦全勝。相手はUFC1勝1敗のサントス。
間合いを詰めていく前髪じゃま系ファイターのテオドロウ。押し込んだ。シングルで倒そうとしたが、倒せないと見ると離してパンチを打ち込む。また組み付いた。膝。テイクダウンを狙うがサントス耐えた。また押し込んで膝。前蹴り・パンチを打ち込むテオドロウ。効果的なものはないが。ホーン。
打撃は互角。押し込んだのがコントロールとみなされるかで判断が分かれそう。
2R。打撃戦→テオドロウの押し込みの展開が続く。ハイキックをキャッチしたサントスがテイクダウン。バックマウント。チョークを狙う。顎の上で効果はないが抜け出せないテオドロウ。残り20秒で脱出。パンチを打ち込む。ホーン。
打撃の手数ではテオドロウだが、最後のテイクダウン→コントロールがどう評価されれるか。
3R。組んで投げたサントス。すかさずバックに回る。チョークを狙ったが足を絡ませずに反転したテオドロウがテイクダウン。サントスケージ立ち。しかしテオドロウまたタックルでテイクダウン。バックに回った。立ったサントスをまたテイクダウン。マウント!サントス亀に。バックからパウンドで削る。サントス立った。離れる。残り1分を切ってる。パンチで出て行くテオドロウ。ホーン。
3Rはテオドロウ。
三者29-28でテオドロウ勝利。
前の試合とともに、地元でなければメインカードで組まれることはないレベルの試合。

★UFN54:第10試合・チャド・ラプリス vs. ヨスデニス・セデーノ

ライト級。
TUF Nationsウェルター級優勝のラプリス。Bellatorでも2勝していてMMA8戦全勝。TUFでは1階級上のウェルターだったが、本来のライト級に復帰。
相手はUFC1勝1敗のセデーノ。
四つになって押し込むラプリス。離れたが打撃で押してる。ローがヒット。打撃で押してからのタックルでテイクダウン。そのまま打撃でも行けそうな気がしたが。セデーノのガード。ハーフからマウントに。バックマウント。四の字バックで両腕を脇に挟んでディフェンスしたセデーノ。反転して上を取り返した。残り40秒。三角を狙ったラプリスだが防がれると蹴って距離を作り立つ。またパンチで出る。ホーン。
1Rはラプリス。
2R。組み付いたラプリス。タックルを狙うとセデーノはキムラ。そのまま極めて投げを狙ったが外れてまたスタンド。打撃でケージ際まで追い詰める。また組んだ。ダブルアンダーフックからテイクダウン成功。また四の字バック。しかしまた40秒でセデーノ反転。しかし特に攻撃がないままホーン。
2Rもラプリス。
3R。打撃で押すラプリス。右ロー効いてる。このローが序盤からあまり打ってないがけっこう入ってる。セデーノはパンチを振り回す。ローに狙いを定めたラプリス。露骨に嫌がるセデーノ。キャッチしようとしたが失敗。パンチ・ローを入れていくラプリス。組んできたセデーノをテイクダウン。セデーノはガードから亀に。バックを取ったラプリスがジャーマンで投げる。ホーン。
3Rもラプリス。
判定三者フルマークでラプリス勝利。ラプリス、前座相手に一本を取れなかったので、すぐにランカークラスとはいかないだろうが、Nations勢では一番安定していた。

★UFN54:セミファイナル・ハファエル・アスンソン vs. ブライアン・キャラウェイ

バンタム級
6連勝でディラショーの王座挑戦に最も近かったが、先週のクルーズ復活劇により、またもや待機列に並ばされそうなアスンサオ。今回の相手は下位ランカーのキャラウェイ。内容がどんなに良くても、クルーズの怪我でもなければ挑戦権は回ってこないだろう。
キャラウェイはミーシャ・テイトのチームメイトで、先週勝ったロンダのチームメイトであるマニー・ガンバーリャンに対戦要求をされている。ロンダとミーシャ同様、両者の因縁はTUFで深まっているが、キャラウェイも勝てば挑戦者の列に並べる位置にいるので、バンタム級に転向したばかりのガンバーリャンはお呼びではないだろうが。
打撃戦。キャラウェイがクリンチアッパーをヒットさせるが、アスンサオは左ミドル。パンチで出るキャラウェイ。キャラウェイがタックル。耐えたアスンサオ。離れる。また組んだ。アスンサオがダブルレッグで一瞬倒したが、すぐ立つキャラウェイ。また四つ組み。アスンサオが膝を入れて離れた。打撃で出るキャラウェイにアスンサオ飛び膝。四つからテイクダウンを狙ったキャラウェイだが失敗。離れ際の肘は空振り。ホーン。
拮抗した展開だが打撃のヒット数でアスンサオか。
2R。出てきたキャラウェイに組み付いたアスンサオ。膝を入れるが離れる。パンチが交錯。キャラウェイのハイをもらったアスンサオだがその足を掴んでテイクダウン。しかしすぐ立つキャラウェイ。キャラウェイがパンチのフェイントからダブルレッグでテイクダウン成功。立とうとするアスンサオのバックに回ろうとしたが立たれた。キャラウェイまたダブルレッグでテイクダウン成功。ハーフにしたがアスンサオが足で浮かせて立つ。キャラウェイが出たところいアスンサオカウンターのテンカオ。左ハイ。
2Rもアスンサオ。キャラウェイも健闘しているが、テイクダウン後にほとんど攻められずに立たれている。
3R。打撃戦。タックルに入ったアスンサオだがキャラウェイ切った。また打撃戦。展開を変えられないキャラウェイ。キャラウェイのタックルにアスンサオがノーアームギロチン。けっこうタイトに見えたが耐えたアスンサオ。残り1分。あっさりテイクダウンを取ったアスンサオだが立たれた。残り15秒でアスンサオのパンチがヒットし膝をつくキャラウェイ。すぐ立ってキャラウェイもアッパーをヒットさせるがホーン。
判定3-0でアスンサオ。勝ったが挑戦者はやっぱりクルーズでいいよねという内容…。

★UFN54:メインイベント・ローリー・マクドナルド vs. タレック・サフィジーヌ

ウェルター級。
1Rと2Rにジャブで削ったローリー。サフィジーヌに付け入る隙を与えないまま、3Rに左アッパーをヒットさせダウンを奪う。亀になったサフィジーヌにパウンド。レフェリーストップ。
着実に強くなっているローリー。

★PANCRASE261:第1試合・阿仁鬼 vs. 横山恭典

フェザー級
23歳横山に対しアニキ46歳。
両者フェイント多目で手が出ない。横山出たところにアニキの右フッククリーンヒット!横山ダウンし即ストップ!

★PANCRASE261:第2試合・なおKING vs. CORO

バンタム級
なおKINGのバンタム級転向初戦。
パンチをヒットさせたKINGだがCOROが押し込んでテイクダウン。マウント。KING亀に。COROチョーク狙いで1R終了。
さば折りテイクダウンしたKING。下になったCOROがオモプラッタ。抜けると今度は腕十字。これも抜いたKING。バックからパウンド。立ったがまたテイクダウン。KING優勢で3Rに。
疲れが見えるCORO。またテイクダウンを取られるが、KING押さえ込まずパウンド。立ったCORO。パンチで攻める。KINGまたテイクダウン。COROすぐに立つがバックを取られる。KINGバックドロップ。また立たれる。タイムアップ。
三者29-28でKING判定勝ち。

★PANCRASE261:第3試合・藤井伸樹 vs. 合島大樹

バンタム級
昨年ネオブラを制した寝技師藤井。見た目普通の人なのに強いという所っぽさを持つ。
合島は2戦1勝1敗。
いつになく強いパンチで打ち合う藤井。しかし合島のパンチをもらいケージまで後退。ラッシュされダウン。タックルでごまかすが切られて肘をもらう。その後のタックルも間合いが遠く切られる。残り10秒でテイクダウンしたがゴング。
2R。しつこくタックルに行きテイクダウンした藤井。パウンド。バックチョークに逃れた合島だが立っても藤井すぐテイクダウン。上をキープしパウンド、肘。
3R。藤井のパンチがヒット。そこからタックルに。合島払い腰で豪快にテイクダウン。
しかし藤井起き上がりまたタックル。テイクダウンしバックに。チョーク!タップアウト!
ファイトオブザナイト候補。

★PANCRASE261:第4試合・上田将竜 vs. 井島裕彰

スーパーフライ級。
上田はランキング6位でまだ無敗。井島はパンクラス2戦目で、初戦は階級下の王者砂辺に判定負け。
レフェリーは植松。
テイクダウンした上田。井島返して上になると、上田はガードで浮かす。しかし返せず井島パウンド。足関狙いで上になった上田がパウンドを返し1R終了。
2Rまた上をとる上田だが井島の足がうるさい。上になった井島だがなんと足関に。しかしその隙に上を取り返される。スタンドで手数は上田。
3R。テイクダウンした上田。スクートから飛び込みパウンドを繰り返す。井島の目尻が切れてドクターチェック。再開したが血が止まらず、再度のチェックでドクターストップ。
上田勝利。

★PANCRASE261:第5試合・清水俊一 vs. 獅庵

スーパーフライ級。
1月にUFCを1試合でリリースされた清水。7月のグランドスラム興行では初のフライ級で飛猿 No.2と対戦したが、本来の動きが全くできずに判定負け。今回はパラエストラ大阪の獅庵が相手。格で言えばはるかに下の相手だが、勝って当然と思われるだけにやりにくさもある。
清水タックルからスタンドでバックに。テイクダウン狙い。仰向けに倒れてバックマウント。獅庵バックを取られたまま殴る。最後に抜けたが1R終了。
2R。打撃戦で獅庵がパンチを入れる。清水パンチで飛び込むが、かわされると獅庵のパンチにスリップダウン。草刈りを狙った清水だが獅庵強烈なパウンド。三角を仕掛けるも抜かれた。スタンド。残り時間わずかで前に出てパンチを入れた獅庵。清水ダウン!パウンド!レフェリーストップ!
アップセット。

★PANCRASE261:第6試合・高木健太 vs. KEI山宮

ウェルター級。
98戦目のKEYはロッキーのテーマで入場。わかりづらいけどパンツもロッキー?
高木は6月に佐藤洋一郎を破りHEAT王者になっている。
いつものサークルKEYだが高木のローをもらい続ける。残り1分になってパンチで出るが打ち返す高木。新ルールにアジャストできていないKEYが1Rを失う。
サークリングをやめたKEYだが、高木の右を顔面にもらい意識を失ってダウン!レフェリーストップ!
KEYはこれで5連敗…。
高木マイク。チャンピオンと一回やったけど大したことなかった。HEATの王者なんで、DEEPの王者でも誰でもいいけど、チャンピオンをぶっ飛ばすと久々のビッグマウス
奥野轟天入場。12月パンクラス初参戦とのこと。

★PANCRASE261:第7試合・阿部博之 vs. 武蔵幸孝

フライ級。
ランキング2位阿部 vs. 5位武蔵でこの試合は5分3R。武蔵はパンクラス無敗。
1R、投げてテイクダウンした武蔵。サイド。がぶりの体勢になって立つ阿部。スタンドでの打撃は五分五分。オープンスコアは武蔵。
投げた武蔵だが勢いがついて下に。阿部パス。亀になった武蔵からバックマウント。チョーク狙い。武蔵凌いで反転すると猛然とパウンド。阿部タックルに来るが切ってまたパウンド。阿部引き込み。武蔵上のまま2R終了。2Rも三者武蔵。
インターバル中に阿部のドクターチェック。眼窩底骨折の疑い?ドクターストップで武蔵勝利。
勝った武蔵は砂辺へのタイトル挑戦をアピール。

★PANCRASE261:第8試合・才賀紀左衛門 vs. ライダーHIRO

バンタム級。紀左衛門のMMAデビュー戦。煽りV付き。
警戒してサークリングするライダー。才賀のローがヒット。あっという間に残り1分。ライダータックル。組つくと投げた。バックマウントから変形ツイスターを狙ったがタイムアップ。
2R。またライダーサークリング。ちょっと警戒しすぎ。また残り1分。ライダータックル。テイクダウン!しかしインサイドのままゴング。
3R。またまたライダーサークリング。消極的なため注意が与えられる。ライダータックル。組んだがバックを取った才賀。投げを狙うがライダー桜庭ロック!しかし決まらずタイムアップ。
29-28×2、30-27で才賀勝利!
面白かったけど、ライダーにはもっとプロの厳しさを見せつけて欲しかった。もうちょっと序盤にテイクダウンを取っていたらどうなっていたか見たかった。

★PANCRASE261:セミファイナル・馬場勇気 vs. ナム・ファン

フェザー級5分3R。
UFCファイターのナム・ファンがパンクラス初参戦。SRCでは門脇に勝ち、小見川に負け。その後TUFに参加し、UFCでは8戦して2勝6敗と戦績は今一つながら、一本・KO負けはなかった。UFCでの最後の2戦はバンタムに落としていたが、日本では再びフェザー級に戻している。
馬場、パンチで猛然とラッシュ!大内刈りで倒しすとナムにパウンド。ナム腕十字も凌いで鉄槌。ナム立つとギロチンにかかえて顔面に膝。また馬場パンチで突っ込む。投げてテイクダウン。パウンド!しかし凌いだナムがタックルにテイクダウン。バックを取られる馬場。チョーク。凌いだがバックマウントを取られてチョーク。馬場タップ。
ナムマイク。フェザー級王者タクミは友達だが試合をしようとタイトル戦をアピール。
馬場、惜しい試合を落とす。

★PANCRASE261:メインイベント・北岡悟 vs. リッチー・ウィットソン

ワールドスラム・ライト級準決勝5分3R。
ともに昨年のワールドスラム一回戦を勝ち上がったことでランキング入り。北岡4位、ウィットソン6位。
北岡タックル。受け止めたウイットソン。入れ換えて押し込む。登ってギロチンを狙う北岡だが防いでいるブレイク。またタックル。テイクダウン!座った体勢のウイットソンにギロチンを狙うが、ウイットソンディフェンス。立たれるとすぐにタックル。しかしウイットソンギロチン。かなりタイトだが、北岡ローリングして外す。その後も北岡が上をキープする展開。1R三者北岡。
2R以降も同じ展開。ウイットソンも何度かギロチンを狙うが、北岡は持ち上げてテイクダウンし外す。北岡はケージに押し込んでからシングルレッグ、ダブルレッグ、シングルから潜って上を取るなどのテイクダウンのバリエーションで上をキープし続ける。ウイットソンはギロチンや距離が空いたときの打撃しかチャンスがなかったが、ギロチンのガードだけはしっかりしており判定に。しかし三者フルマークで北岡判定勝ち。
大晦日に試合宣言。四度目の正直で勝って帰ってくるとマイク。

★PANCRASE261:第11試合・早坂優瑠 vs. 神部建斗

ネオブラフライ級決勝戦・3分3R。
勝てば最年少優勝となる現役高校生の神部。
スリップダウンした早坂。神部にパウンドを落としながら強引に上に。ギロチンからマウントへ。早坂引き剥がしてスクートにすると、手をついていた神部の顔面にベダラーダが入りタイムストップ。再開。神部殺傷能力の高いパウンド!顔面に入る。組み付いた早坂だが、神部下からキムラ。そのまま上を取ると腕十字に移行!残り10秒切っていたが腕が延び早坂タップ!
恐るべき17歳神部。早く上の選手と戦うところが見たい気持ちとじっくり育ててほしい気持ちが両方ある。

★PANCRASE261:第13試合・井関遼 vs. コンボイ升水

ネオブラバンタム級決勝。
柔道国体2位のコンボイが激しくパンチを打ち込む。井関も前に出てパンチを入れるが、打ち終わりにコンボイのパンチをもらう。何度か入ったタックルは止められたが、1Rはコンボイ
2R。パンチのラッシュてでケージ際まで追い詰めたコンボイ。井関はサークリングで凌ぐ。しかし後半ややギアを落としたコンボイ。3Rに。
飛び蹴りを見せたコンボイ。組み付いてバックに回るが井関引き剥がす。パンチで逆転を狙う井関だが、コンボイのパンチが入りダウン。すぐ立ったがタイムアップ。
判定30-27×3でコンボイ優勝。

★PANCRASE261:第14試合・清水ダイキ vs. 牛久絢太郎

第20回ネオブラフェザー級決勝。
牛久もまだ19歳。パンクラスでは4戦全勝。タックルで倒した牛久。背中越しに相手差さ腕を固定して重いパウンドを落とす。清水脱出。逆にテイクダウンした清水。マウントを取るが、牛久瞬時に反転して上に。
2R。タックルでテイクダウンした牛久。パウンドで削る。立ったがまたタックル。上を取り返す清水からキムラ狙いでさらに上を取り返す。
3Rも牛久がテイクダウンして削り続ける展開。清水展開を変えられずタイムアップ。

19歳にして堂々たるプロのフィジカルを持つ牛久がフルマークの判定でネオブラ制覇。

ここでタイムアップのため帰宅します。お付き合い頂きありがとうございました。