とりあえず後から出てきたカードを中心に、個人的な見所と全試合の勝敗予想を。
第1試合 レコvs美濃輪
このカードは決定も早かったし、両者対策は万全だろう。レコはまだ総合経験1分程度なので、実力は未知数のまま。美濃輪が勝つとしたら、序盤でテイクダウンを奪っての、足関一本狙いか。粘られると、体重差と美濃輪のスタミナの無さで不利に。予想は美濃輪1R一本勝ち。
第2試合 ジャイアント・シルバvsチェ・ムベ
シルバがGP以後も柔術特訓を続けているのかどうかが気になるところだが、打撃でも組技でもムベから一本は奪えないだろうし、順当にムベ勝利か。
第3試合 安生洋二vsハイアン・グレイシー
ハイアンテイクダウンしてボコボコに殴る。安生は耐えるのみ、といった展開。安生は技術で負けている上に、体力でも負けているのがつらい。終盤、ハイアンのスタミナが切れたらチャンスだと思うが。2RハイアンがグラウンドパンチでTKO。
第4試合 長南亮vsアンデウソン・シウバ
長南にとっては鬼門とも言えるレベルの高いストライカー相手との対戦。ちょっと相性が悪いか。やはり安生と同じく終盤のスタミナ勝負に持ち込めるかどうかだと思う。その前にアンデウソンの打撃が入りTKOと予想。
注目は瀧本が裸体で元大相撲力士で体重も重い戦闘竜からテイクダウンを奪えるかどうかという所。というか投げられるか。投げるとしたら首投げになるだろうが、グラウンドでも首か腕以外を取るのは難しいだろうし、戦闘竜がまじめに練習しているなら、先にスタミナが切れるのは総合・そしてプロ初試合となる瀧本かも。打撃では圧倒的に戦闘竜。瀧本は序盤で投げて、すぐ極められなければ厳しいと思う。結論＝戦闘竜が2RにパンチでKO勝ち。戦闘竜を過大評価しすぎかもしれないが・・・。
追記・スポナビより
瀧本誠は「（総合の試合は初だが）久しぶりの試合で気持ちが盛り上がってきている。総合の試合用の対策は全くしていない」と強気の姿勢を見せた。
こりゃダメか？総合を舐めてるな。
第6試合 吉田秀彦vsルーロン・ガードナー
ガードナーがどれだけ本気で総合に取り組んでいるかが勝敗のポイント。金メダリストのプライドを捨てて、総合のルーキーとして一からチーム・クエストで鍛えているのなら、ガードナーにもチャンスあり。ガードナーが勝つとしたら、テイクダウンしてひたすら押さえ込んでこつこつパンチ。まあ、スタミナ切れは早そうなので、序盤劣勢の吉田が冷静にチャンスをうかがって、最後は腕十字で一本勝ちすると思う。
第7試合 ミルコ・クロコップvsケビン・ランデルマン
今度こそ番狂わせはないか・・・。しかしミルコが慎重になれば判定までありそう。ミルコ今度こそ左ハイからパンチでリベンジ成功、と予想。
打撃でどちらが優位に立つかが注目。しかし、シウバを物差しにすると、シウバに序盤打ち勝ったダンヘンと打ち負けた近藤という図式が・・・。それでも近藤は撃ち合いに望まなければならないだろう。打撃を避けてタックル狙いに行くと、切られてダンヘンのパンチ・膝でボコボコにされ、悲惨な結末を迎えることになる。打撃で優位に立ち、ダンヘンがテイクダウン狙いに切り替えてくるようなら、終盤の逆転に望みが出てくる。近藤はパンチだけじゃなくて、キックや跳び膝などで勝機をつかみたい。予想は近藤が終盤スタミナ切れしたダンヘンにパウンドを入れてTKO勝ち。これはかなり願望が入っているが。
第9試合 五味隆典vsジェンス・パルバー
以前も書いたが、厳密には階級違いのカードであり、乗れない。契約体重が73kgまで行くなら、五味勝利の可能性がかなり高くなるが・・・。それでも予想はパルバーが打撃で勝った上での判定勝ちなのだが。五味はつまんなく固く攻めるなら勝てると思うが、大舞台・日本人の中でメインといった扱いでそれをやるわけにはいかないだろう。
セミ ヴァンダレイ・シウバvsマーク・ハント
別枠で。
8月の決勝戦のストップになるまでの動きを見ると、常に動いてパウンドをもらわない作戦らしいノゲイラ。そもそも下にならないという選択の方がいいと思う。3Rの間に動きは落ちるし、パウンドで着実にダメージを蓄積させたヒョードルが判定勝ちと予想。
