格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC94展望

メインは二人の底がどれだけ見られるかが楽しみ。最強の盾と最強の矛をぶつけ合うような。どちらかの幻想が砕け散る戦い。自分が格闘技を見る上で得られるカタルシスの最大のものは、幻想が打ち砕かれる実力測定の瞬間だと思う。幻想が大きければ大きいほど、幻想崩壊時のカタルシスも大きくなるので、底が見えない選手の試合を見る時は、「負けるところが見たい」という気持ちと「まだ負けて欲しくない」という気持ちが同居している。最強の選手がピンチになると、我ながら複雑な心境になってしまう。しかし、明日は必ずどちらかの幻想が崩壊し、どちらかが生き残る。果たしてどうなるか。レスリングだとGSPが上だが、グラウンドでの極めはペンが上か?打撃のレベルがそのまま勝敗を分けそうな気がする。
LYOTOvsチアゴの無敗地味強対決も見物。この二人で潰し合いをする前に、ライトヘビー級オールスター軍団との対戦が見たかったが。
UFC2連勝のドンヒョンはついにTVマッチでレギュラーのカロパリと。ウェルター級では、日本人はナンバーシリーズのTVマッチで勝ったことがない(後から中継に乗った前座マッチは除く。今調べずに適当に書いているので、もしかしたらあるかもしれない)が、ドンヒョンは前回のUFC88で見事にその壁を破った。ただし、前回は後半失速し、グダグダの勝利でもあった。今回が本当の意味でのウェルター級レギュラーの実力があるかどうかを問われる試合となる。
郷野はどちらかと言えばチャンスかもしれない。普通にやってたら、PPVレギュラーになるだけでも相当厳しい争いをしなければいけないところ。それがもしフィッチに勝てれば、向こう1年くらいは、少なくとも契約解除の心配はしなくて済む。他のレギュラー陣がイージーなわけでもないし。チャンスと思って頑張って欲しい。
明日12時より速報します。