格闘技徒然草

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★高瀬がPRIDE参戦・吉田道場離脱後の舞台裏を語る

全然知らなかったが、高瀬がブログでPRIDE参戦当時・吉田道場離脱後の裏話を語っている。
http://ameblo.jp/takase-d
非常に生々しい内容で興味深いが、読んでいてちょっと切なくもなる。Jロックの社長(國保氏?)や榊原社長に嫌われていた高瀬は、ケガをしているのに無理矢理試合に出され(可愛がられていないため、そういう試合も断ることが出来ず)、いいパフォーマンスが出来ずにつまらない試合をするという悪循環に嵌ってしまったのだとか。まあ、試合直前にケガをしたり、相手を舐めきってて全然打撃の練習をしてなかったりと、自業自得の部分もあるのだが。
高瀬が当時を振り返って出した結論というのが、結局、試合の実力よりお偉いさんに可愛がってもらえるよう努力する方が大事だったというのは、あまりに悲しいし、夢も希望もない話だ。高瀬も決して愚痴で言ってる訳じゃなくて、ここ数年間の不遇で本当にそう思っているのだろうけど。
まあ、ブログに書いてある内容は、あくまで高瀬視点での真実だと思う。高瀬は去年の6月にアドレナリンでテリー・マーティンと対戦し、試合後ゴン格のインタビューで「相手はパンチが効いていて苦し紛れに全然当たってない金的アピールをした」と言うような発言をしていたけど、試合の動画を見たら全然違った。打撃では高瀬が2度ほどダウンをして確実に押されているように見えたし、金的も入っているようにしか見えなかった。高瀬は全く嘘やホラをついているつもりじゃないかもしれないけど、本人の発言と試合内容があまりにも違いすぎた。ブログで語っていることにしても、別の立場から見たら全く違う事実もあるかもしれない。
で、吉田道場離脱後ずっと表舞台に出てこられなかったのは、てっきりどこからか圧力がかかったのかと思ったが、実際には最悪のマネジメント会社に引っかかってしまったのが原因だとか。つくづくついてない。一回で終わったクラブファイトも、なんだか怪しげだったし。
しかし、古巣・慧舟會のケージフォースに参戦が決まったのは、その最悪のマネジメント会社と切れたからだろう。メジャーのリングは難しい(特に戦極は無理っぽい)が、これからはコンスタントに総合のリングに上がるチャンスがあるかもしれない。古巣・パンクラス参戦の話もあったみたいだし(マネジャーに勝手に断られて消滅したそうだが)、また参戦して竹内との寝技勝負実現に期待。