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そこで気になるのが約2ヵ月後に迫った大晦日『Dynamite!!』への出場だ。本人は「今のところ厳しいんじゃないですかね？」とコメント。笹原EPも、囲み取材で「弁慶に勝ったし、ケガもないんだから出てくれとはボクは言えないですね。ちょっと様子を見たいです」と、短いスパンで連戦をこなしたベテランの大晦日出撃に慎重な態度を取っていた。ただし、本人が出るという気持ちになれば別。「もし、出ていただけるなら、大きなテーマのある相手を用意させていただきます」と、ビッグカードを組むことを示唆。その中で笹原EPが候補に挙げたのが、グレイシーの第3世代の戦士たちだ。
最近、ホーレス・グレイシーがUFCと契約したように、ヒクソン・グレイシーやホイス・グレイシーより若い世代のグレイシー一族の台頭が目立つ。桜庭がブレイクするきっかけとなったのは当時最強と言われたグレイシー一族を次々と撃破したからこそ。そんな因縁のある一族から、若いグレイシーが桜庭狩りに名乗りを上げてきてもおかしくはない。果たして、桜庭の大晦日出場はあるのか？
「台頭が目立つ」というほど目立っている選手はいない気がするが。特に桜庭の階級でとなるといるのだろうか。何も血のつながった選手じゃなくても、グレイシーの技術を受け継いでいる選手なら一杯いるんだし、フィリオの所属を「ヒクソン・グレイシー道場 一族」とかにしたらどうか。
実際のところは、グレイシー一族だけど総合の経験はないような選手を連れてくることになるんだろう。それはそれでいいと思う。吉田vs石井みたいなもので、実力的には釣り合いが取れているし、相手の選手にとっても、ローカルイベントで同じくらいのキャリアの相手と安ギャラで下積みをするよりはいいだろうし。
新世代グレイシーといえば、武士道に出ていたホドリゴとかクラウスレイらは、日本から呼ばれなくなってからは試合を組まれることもなくなっているし（多分海外では格安のギャラでしかオファーは来なかったのだろう）、彼らに再就職の場所を与えるという意味でもいいのでは。桜庭の余生はグレイシー悪役商会のみなさんと第３試合くらいでまったり戦うのがいいと思う。それが地上波でメインになったり、スポーツ新聞でも一番大きく取り上げられるようになっては困るが。
