TFPバンタム級王者・マクド登場。WEC最終興行でズッファデビューし、これがUFC初出場。まだ20歳で、現UFC最年少ファイター。同じくUFCデビュー戦のフィゲロアは7戦全勝で、WECの参戦経験もない。正真正銘のニューカマー。
いきなり激しい打撃戦！マクドがパンチを入れながらも、フィゲロアのパンチは冷静にかわす。距離が詰まると首相撲から膝を入れる。フィゲロアも大振りのフックを振り回していくが、ヒットしない。マクドが組み付いてサバ折りでテイクダウン。ガードのフィゲロアを金網際まで持っていくが、フィゲロアがキックアウトして距離を作り立ち上がる。打撃戦でホーン。ホーンと同時に入ったパンチでぐらつくフィゲロア。1Rはマクド。
フィゲロアの右ハイが首元に入ったが、そのまま押し込んでテイクダウンするマクド。下になったフィゲロアだが、足関を狙う。足をキャッチして上になろうとするが、マクドにバックを取られる。マクドチョーク。首元に入っていたが、なんとか外すフィゲロア。三角に捕らえたマクド。そこから腕ひしぎ。これも凌ぐフィゲロア。マクドのガードに。また三角。抜けたがまたまた三角。三角に捕らえたままアームバー。これも耐えたフィゲロア。やっと三角の足を抜いてパウンドを落とすフィゲロア。亀になったマクドのバックについたがここでホーン。2Rもマクドか。
ラウンド開始時、グローブタッチではなくハグする両者。SRCでの横田vs光岡でも同じシーンがあった。逆転を狙って大振りのパンチを連打するフィゲロア。マクドは冷静にカウンターを入れる。しかしここまで動き続けていたために、さすがにちょっと疲れが来てる。ダブルレッグで倒すが、何も出来ないまま立たれてしまう。すぐにまたダブルレッグテイクダウン。亀になったフィゲロアにアナコンダを狙うが、これはちょっと強引すぎた。下になってしまうマクド。また十字。抜いてスクートになるフィゲロア。付き合わずに離れてブレイク。残り1分。スタミナ切れでガードが下がりながらもパンチを打っていくフィゲロアだが、マクドのテイクダウンに捕まる。マクドもスタミナが限界で、上になっても動けない。試合終了。
精根尽き果てた両者。健闘をたたえ合う。
ジャッジは3者ともフルマークでマクドを支持。マクドUFCデビュー戦を勝利で飾る。最重量級から最軽量級への振り幅が凄い。いかにも軽量級らしいスピードのある攻防が余計に映えた。
