格闘技徒然草

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★UFC159:第2試合・レオナルド・ガルシア vs. コディ・マッケンジー

フェザー級
本来の第2試合・ニック・カトーン vs. ジェイムス・ヘッドはカトーンが計量後に脱水症状を起こし入院。カードが消滅している。
4連敗中で最後に勝ったナム・ファン戦もインチキ判定オブ・ザ・イヤーと言われた内容。普通だったらリリースされているが、アグレッシブに大振りパンチを打ち込むスタイルで盛り上げるためなんとか生き残っている。さすがにここで負けたらリリースか。
UFCベスト・ギロチニストのマッケンジーは、現在勝った試合が11戦連続ギロチンチョークという世界記録(※未確認)保持者。さらに、非公式戦のTUFでも2試合をギロチンで勝っている。しかし、その必殺ギロチンもばれてきているのか、最近4戦では1勝3敗と負けが込んでいる。前戦ではランキング1位チャド・メンデスとの対戦という無茶振り。わずか31秒、ボディブローでKOされるという醜態を晒している。
本来は昨年末のUFC155で組まれていたカードだが、マッケンジーの負傷によりガルシアは代役のマックス・ホロウェイと対戦し、いつも通りの大振りパンチで盛り上げたものの、的確性で劣りスプリット判定負けしている。お互いカットがかかった試合。
マッケンジーシングルでテイクダウン。あっさり取られたガルシア。金網を使って立つがバックを取られている。マッケンジーはテイクダウンしてバックキープ。仰向けでバックからパウンド。チョーク。かかりが浅い。外れたがまたパウンドで削る。亀になり前に落とそうとしたガルシアだがマッケンジーはキープ。反転しようとしたガルシアだが、マッケンジーは肩固めへ。外れた。ようやくガードを取るガルシア。マッケンジーはパスすると立ち際にギロチンを狙う。これは外したガルシアだが、またギロチン!下になって外したガルシア。するとマッケンジーは三角へ!腕を流して決めに行くがホーン。あと10秒あれば取れていたか。
1Rはマッケンジー。
2R。マッケンジーまたローシングル。これは切った。今度は胴タックルで金網まで押しこむとダブルレッグへ。足をたたんでテイクダウン。起き上がろうとするガルシアにまたギロチンを狙う。ガルシア脱出しスタンド。ガルシア徳井の大振りパンチ。しかし組み付かれる。スタンドでバックを取ってグラウンドに引き込むマッケンジー。バックマウントからチョーク・パウンドで攻め立てる。立ち上がって前転で脱出しようとしたガルシアだが逃げられず。ホーン。
2Rもマッケンジー。ガルシアいいところなし。
3R。大振りパンチで出て行くガルシア。バックブロー。マッケンジーのローシングルは切る。パンチの振りは大きいがテイクダウンは警戒している。リーチで勝るマッケンジーもタックルを狙いながらジャブを入れていく。得意のシャウトしながらの大振りラッシュだがクリーンヒットはなし。マッケンジーは冷静に自分の距離で戦う。残り1分。マッケンジーまたローシングルからテイクダウン。ハーフからヒジ。バックに回る。そのままタイムアップ。
3Rもマッケンジー。
29-28、30-27×2でマッケンジー勝利。連続ギロチン記録は途切れたが、内容では完勝。ギロチンだけの一発屋ではなく、地力でしっかり勝利したのでむしろ評価は上がったのでは。負けたガルシアはリリースか。
インタビュー待ちだったマッケンジーだがインタビューなし。