格闘技徒然草

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★UFC159:第4試合・サラ・マクマン vs. シェリア・ガフ

女子バンタム級。UFC3度目の女子戦。
現女王ラウジーは柔道オリンピックメダリストだが、マクマンはレスリングでアテネ五輪銀メダル。まだプロデビュー後2年に満たないが、ラウジーのライバルとしてもっとも期待される選手。昨年1月、ハワイで行われたProEliteで日本の赤野仁美を下した後、InvictaFCで次期タイトル挑戦者決定戦に勝利したものの、タイトル挑戦することなくUFCと契約している。
シェリア・ガフはUFC女子選手最年少の23歳。年下だが、17歳の時に地元ドイツでデビューして以来、ヨーロッパで15戦を戦っている。10勝全てが一本・KO勝ち。しかも、1試合を除き1R2分以内で勝利しており、序盤のラッシュが怖い選手。
インスペクターも女性が務める。
いきなりつっこんだガフだがマクマンのカウンターのタックルで下に。ガフはがっちりクロスガード。マクマンは体を起こさずパウンドで削る。蹴って距離を作ろうとしたガフだがマクマンは上をキープ。マクマンの地味な攻めに容赦なくブーイングを送る観客。レフェリーブレイク。パンチを打ち込んで組み付いたマクマン。ガフはこらえて膝を入れていくが、マクマンはシングルに切り替えてテイクダウンに成功。瞬時にパスしてヒューズポジからパウンド連打。全く逃げられずパンチをもらい続けるガフ。レフェリーストップ。
ガフはすぐ起き上がっていたし、ダメージというより抵抗できない状態だったから止めた感じか。
完勝。ただ今の時点でラウジーに対抗できるほどの実力があるかどうかは判断できず。もっとも挑戦するとしても来年以降になるので、その間に真価を問われる試合が組まれるだろう。