格闘技徒然草

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★UFN35:第9試合・ヨエル・ロメロ vs. デレック・ブランソン

ミドル級。
2000年シドニー五輪レスリングフリースタイル銀メダリストヨエル・ロメロ。レスラーだがテイクダウンからの漬けではなくタックルを切って打撃勝負するスタイル。UFC参戦から2戦続けてKO勝ちしている。年齢的にも寄り道せずにトップまで行きたいところ。
D-2オールアメリカンのブランソンは、UFC初戦でいきなり大物クリス・レーベンに判定勝ち。2戦目は緊急の代役ブライアン・ヒューストンに秒殺勝利で2連勝。しかしレスリングで格上のロメロ相手では相性が悪いか。
アップライトに構えたロメロ。右から左を打ち込むと飛び膝。ブランソンは下がってかわすとパンチからタックルへ。テイクダウン成功。しかし起き上がると脱出。プレッシャーをかけていくロメロだがブランソンの左ハイがヒット。ちょっと動きが止まったが効いてない?構わずプレッシャーをかけていく。距離を詰めて組むと見せかけアッパー。今度はタックル。これは凌いだが今度は飛び膝。さらに組み付いて大内刈りでテイクダウン。勢いがついて後方回転し立ち上がったブランソン。パンチを打ち込むとバランスを崩したロメロが後方回転。組み付いてバックを奪うブランソン。ロメロは桜庭ロック。下になって極めに行くが外れた。すぐ立つ。ホーン。
1Rはブランソン。厳しい試合になるかと思われたが健闘している。
2R。ボディストレートを放ったロメロだが、ブランソンは金的をアピール。タイムストップ。再開。ロメロがパンチで出て行く。やや打撃がおおぶり。頭を振ってブランソンのパンチを交わしながら出て行く。パンチをもらうとロメロノーガードで挑発。ブランソンのタックルは切った。ロメロパンチから首相撲に捕らえて飛び膝。ダイナミックな攻め。ブランソンのタックルを切れずに下になるロメロ。今度は立てない。ハーフからマウント!ロメロは疲れたか。下から抱えているだけ。なんとかハーフまで戻した。ようやく距離を作って金網まで移動。ガードになったところにブランソンがかつぎパス。ロメロは亀になり立った。スタンドでパンチで出て行くロメロ。ホーン。
2Rもブランソン。追い込まれたロメロ。スタミナもきつそう。
3R。プレッシャーを掛けるロメロに対しパンチを入れていくブランソン。結果的に手数ではブランソン。ロメロは前に詰めるが手が出てない。ロメロの左がヒットしてぐらついたブランソン。立て直して離れた。パンチを打ち込むがロメロがプレッシャーを強める。また左がヒット。完全に効いてる。引き込んだブランソン。ロメロパウンド。顔面にクリーンヒット。ブランソン亀に。サイドから脇腹へのヒジを連打するロメロ。ブランソン動けずレフェリー止めた。
1,2R取られてスタミナも消耗していた状態から一発の重さで逆転勝ち。ただこの内容だとランキング上位は厳しいか。ブランソンもロメロをコントロールして健闘していたが、最後に捕まってしまった。
最後のヒジは垂直ヒジの反則という指摘も。