格闘技徒然草

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★UFC on FOX10:三賞発表/総評

#UFCFightNight Bonus winners:F.O.N - @BruceLeeroyGlow & @sergiopettis S.O.N - @BruceLeeroyGlow K.O.T.N - @Cowboycerrone

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:アレックス・カサレス vs. セルジオ・ペティス
  • サブミッション・オブ・ザ・ナイト:アレックス・カサレス
  • KO・オブ・ザ・ナイト:ドナルド・セラーニ

カサレスはW受賞。セラーニはUFC12戦目で8回目のボーナス。
メインは熱戦だったが判定が微妙に。ベンヘンはこういう接戦の時のポイントの取り方を知っている。もっともジャッジによっては負けになっていたわけだから、手放しでは褒められないが。トムソンはバックをとってもチョークを狙って防がれるだけでダメージがなかったのがジャッジにいい印象を与えなかったか。
ジャッジペーパーはこちら。
https://twitter.com/DamonMartin/status/427289121493504000/photo/1
49-46をつけたジャッジは1Rのみトムソン、48-47ベンヘンのジャッジは1,2Rトムソン、48-47トムソンのジャッジは2,3Rのみベンヘンで、2,4,5Rが割れてる。Sherdogのジャッジは3者とも49-46トムソン。
オフィシャルサイトのファイトスタッツ。

ベンヘン1Rトムソン
0:56コントロール3:13
8/15打撃7/10
1有効打1
1テイクダウン1
1サブミッション0
 
ベンヘン2Rトムソン
1:11コントロール0:47
18/32打撃7/16
11有効打6
0テイクダウン1
0サブミッション0
 
ベンヘン3Rトムソン
1:39コントロール0:30
30/44打撃2/10
17有効打2
2テイクダウン0
0サブミッション0
 
ベンヘン4Rトムソン
1:03コントロール2:40
41/45打撃8/18
6有効打2
1テイクダウン2
0サブミッション0
 
ベンヘン5Rトムソン
0:13コントロール0:41
17/30打撃9/21
11有効打8
0テイクダウン0
0サブミッション0
こうして見ると、2R以降トムソンは手数が少なすぎた。おそらく右手親指の骨折の影響があるのだろうが。また、バックをとってもサブミッションの仕掛けとして認められる攻めがなかったので、コントロールとしてしか評価されていない可能性がある。
twitter上では多くの選手やメディア関係者がジャッジを批判している。
http://mmajunkie.com/2014/01/twitter-reacts-to-benson-hendersons-controversial-ufc-on-fox-10-victory/
また、ダナ・ホワイトはポストファイトカンファレンスで、ペティスはベンヘンに2連勝しているので、ベンヘンではなく別の選手とのタイトル戦が見たいとコメントした。
前座でよかったのはスティーブンス。ランキング10位のエルキンスを破ったのでランキング入りは確実。川尻の対戦相手がまだ決まっていなければ、このあたりからのチョイスになるのが試合間隔的には妥当かもしれない。
カサレスはバンタム級では7戦して反則でポイントを失った1敗のみ(あとは勝利を試合後のマリファナ検出でノーコンにされてもいる)。次辺りはそろそろランカーとの試合が見てみたい。ペティス弟は弱点のテイクダウンではなく得意の打撃と極めで敗れた。体格差もあったし、可能ならまずフライ級に戻してキャリアを積んだ方がいいかもしれない。