フェザー級。オルテガ8位、モイカノ9位。両者ともまだ無敗。
柔術＋キックが武器のオリジナリティが高いスタイルのオルテガ。テイクダウンディフェンスにはまだ甘さがあるが、パンチとヒーロン＆ヘナーのグレイシー兄弟から授かった柔術黒帯の技術でカバーする。過去2戦のブランダオ戦・グイダ戦はいずれも1R劣勢から逆転し3Rにフィニッシュした。
モイカノは前回ジェレミー・スティーブンスを破ってランキング入り。ストライカーのスティーブンスに対し、ローやミドルで打ち合い、手数で上回ってのスプリット判定勝ち。モイカノも柔術黒帯だが、UFC初戦で一本勝ちした以外は寝技の攻めはあまり見せておらず、打撃勝負することが多い。
ローで牽制するモイカノ。オルテガ足へのパンチから顔面へのコンボを入れる。かなり近い間合いでパンチを打ち合う両者。前に出て左を打ち込んだオルテガ。パンチで出るがモイカノも打ち返す。モイカノワンツーがヒット。しかしオルテガ出る。オルテガが右を打ち込んだ。パンチが入って鼻血を出しているモイカノ。オルテガ左ボディから右フック。モイカノも左ミドルを打ち返すが下がり気味。終盤パンチで出て飛び膝を放ったオルテガ。ホーン。
1Rオルテガ。
2R。モイカノのハイキックは空振り。手数を増やしてきたモイカノ。出て来るオルテガに対しワンツー・ミドルを入れる。オルテガ狙いすぎなのか、間合いは詰めるが手が出ない。モイカノのパンチ連打がヒットする。オルテガ下がらず肘を出していく。距離を取られてオルテガのパンチが当たらなくなってきた。タックルのフェイントから回転ヒジを入れたオルテガ。オルテガ出て行くがモイカノのパンチをもらっている。右アッパーを入れたオルテガ。残り1分。ボディ・顔面にパンチを打ち分けるオルテガ。左ボディ。残り15秒でモイカノタックル。虚をつかれて倒されたオルテガだがガードのままタイムアップ。
僅差だが後半に手数を増やしたオルテガのラウンドか？
3R。足を止めて打ち合い。オルテガアッパー・右フック・右ボディの連打。タックルのフェイントから回転ヒジをまた出したが空振り。モイカノタックルに。テイクダウン。しかしカウンターのギロチン！モイカノタップ！
オルテガはこれで4試合連続3Rフィニッシュ。打撃で打ち勝てるので、相手が苦し紛れに組みついて来たところでフィニッシュすることが多い。
