格闘技徒然草

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★UFC214:第10試合・クリス・サイボーグ vs. トーニャ・エヴィンガー

女子フェザー級王座決定戦5分5R。

サイボーグの地元ということで無理矢理組まれた感のある女子フェザー級王座決定戦。対戦を拒否したGDRのタイトルを剥奪し、対戦予定だったミーガン・アンダーソンが欠場しても、階級下のエヴィンガーを代役にして王座戦を強行。

Invictaバンタム級王者のエヴィンガーは、地味なスタイルのため王座防衛を重ねてもUFCからはお呼びがかからなかった。今回勝てなければ、おそらく次回からは本来のバンタムに戻すだろう。オッズも圧倒的不利。

エヴィンガー、もともとゆるい体だが、階級を上げてさらにゆるゆるに。ローを入れたエヴィンガーだが、サイボーグのジャブでフラッシュ気味にダウン。すぐ立った。サイボーグがパンチを打ち込むと背中を向けてしまうエヴィンガー。なんとか組みつくと引き込み。しかしサイボーグ付き合わず立たせた。プレッシャーをかけるサイボーグ。エヴィンガーは組み付こうとしたがパンチを打ち込まれる。ジャブを出していくエヴィンガー。タックルに。ケージ際でクラッチしてテイクダウンを狙う。足をかけて一瞬倒したがすぐ立ったサイボーグ。なおも足をかけて倒したが、瞬時に立ったサイボーグがボディに膝を打ちこんで引き剥がす。ここでエヴィンガーが伸ばした手がアイポークとなりタイムストップ。再開。組みついていくエヴィンガーだがボディに膝を打ち込まれる。逆にサイボーグが投げを狙って引き剥がした。パンチを打ち込むサイボーグ。頭を下げてしまうエヴィンガーだが直撃はもらってない。サイボーグ強烈な右!エヴィンガーなんとか凌いだ。ホーン。

1Rサイボーグ。エヴィンガーは組むとテイクダウンのチャンスもあったが、倒しても瞬時に極めることはできないし、厳しいことに変わりはない。

2R。ローを入れるサイボーグ。エヴィンガーのジャブをかわして左を打ち込む。タックルを狙ったエヴィンガーだが切られてボディに膝をもらう。右を打ち込んだエヴィンガーだがサイボーグにパンチを返される。パンチを打たれるとクレイ・グイダムーブで大きくリアクションするエヴィンガーだが、効いているように見えて力を逃しているのか、そこまでダメージはない。ローを打たれる。右でアゴを撃ち抜いたサイボーグ。しかしエヴィンガー凌いでいる。サイボーグがパンチを入れていく展開だがそこまで動きが落ちないエヴィンガー。ホーン。

2Rサイボーグ。エヴィンガーの攻めが少なすぎるので10-8あってもおかしくない。

3R。サイボーグの右。頭を大きくのけぞらせたエヴィンガー。さらにハイ。一度凌いだエヴィンガーだがまた右をもらう。嫌倒れ気味に倒れ込んだエヴィンガー。スクートになるがサイボーグは立たせた。スーパーマンパンチで飛び込んだサイボーグが組んで膝を打ち込む。顔面に入ってエヴィンガーダウン。KO。

クリス・サイボーグが第2代女子フェザー級王者に。

エヴィンガー、打たれながらも決定的なダメージは避け、思ったよりは健闘したが、勝つイメージは最後まで持てなかった。