ミドル級。
今大会のメインに登場するケビン・ホランドと昨年8月に試合が組まれていたジャイルスだが、大会が始まってから意識を失うアクシデントがあり試合消滅。11月の復帰戦でUFC1勝2敗のベヴォン・ルイスに3RKO勝ちしたが、ホランドとはだいぶ差がついてしまった。本業は警察官で、テキサス州ヒューストンで勤務している。
当初はKSWウェルター級・ミドル級二冠王のドリカス・デュ・プレシと対戦予定だったが、試合の約10日前にデュ・プレシがビザの問題で欠場となり、代役でドリーゼが登場。ジョージアのドリーゼはMMAキャリア6戦でUFCと契約すると1RハイキックでKO勝ち。しかし前回はテイクダウンから何度も足関を仕掛けるが凌がれ、終盤は疲れもあって仕留められず初の判定勝ちに。前回までライトヘビーだったが、今回から階級を変更している。オッズではドリーゼ優勢。
しずかに出ていくドリーゼ。ジャイルスは距離を取り様子見。単発のローで牽制するドリーゼ。ジャイルスなかなか出ていかない。ようやくワンツー。ドリーゼ踵落としからバックブロー。徐々に激しい打ち合いに。ドリーゼタックルに。テイクダウン。背中を付けずにケージまで移動し立ったジャイルス。なおもバックに付いているドリーゼ。ボディロックから再度テイクダウンを狙うがジャイルス正対。ドリーゼ押し込みながら膝を入れていく。抜け出せないジャイルス。ホーン。
1Rドリーゼ。
2R。ドリーゼのローにパンチを合わせていくようになったジャイルス。ヒット。ローが蹴りにくくなったドリーゼ。ローではなくミドルを入れていくドリーゼ。ジャイルス飛び込んでワンツー。組んでバックに回ったジャイルス。ドリーゼ前転し下になると足に絡んで足関。ジャイルスはパウンドを打ち込み抵抗。外ヒール。回転して逃れたジャイルス。ドリーゼサドルロックでなおも足関を狙うがパンチを打ち込むジャイルス。サドルを外して先に起き上がったのはジャイルスだが、ドリーゼがバックにつく。スイッチで逃れたジャイルスがパンチを打ち込むが、ドリーゼまたバックに。その体勢のままホーン。
2Rジャイルス。
3R。パンチで攻めていくジャイルス。ドリーゼタックルに入るが切られた。ジャイルスの右が入ってドリーゼぐらつく！タックルでしのぐががぶられた。首を抱えたジャイルス。立って振りほどいたドリーゼ。また組まれたドリーゼだが、バックに回られたところで前転してまた足関に。膝十字。自ら外し上になったドリーゼ。ジャイルス亀になりがぶりの体勢。バックに回るが、すり抜けて離れたジャイルス。残り1分。ジャイルスパンチを打ち込む組み付くと、反り投げを自滅し下に。ドリーゼチャンスだったが立たれた。ジャイルス自ら転がってスクランブルから三角。外れたがタイムアップ。
三者29-28でジャイルス勝利。
ドリーゼ、UFC3戦目で階級を下げたが初黒星。打撃で劣勢となり挽回できず。今回も足関を仕掛けていって、惜しい場面もあったが、3Rに掛かりそうな膝十字を自ら外して上を狙ったものの逃げられてしまったのがもったいなかった。
