格闘技徒然草

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UFC on ESPN+56:第4試合・ローマ・ルックブンミー vs. ルーピー・ゴディネス

女子ストロー級

ムエタイファイターのルックブンミー。パンクラス華DATEに完勝し、Invictaを経てUFCデビューするとここまで3勝1敗。本来アトム級の体格ながら、RIZIN女子スーパーアトム級タイトルにも挑戦したジン・ユ・フレイを首相撲でコントロールして勝利している。しかしやはり体格的不利は否めない。今回は肉体改造で初めて減量が必要になるほど体を大きくしてきたとのことだが、どれくらい変わっているか。

ルピータ・ゴディネス改めルーピー・ゴディネスはUFC1勝2敗。4月のUFCデビュー戦は代役としてタイトル挑戦経験のあるジェシカ・ペネと対戦しパワフルなテイクダウンで攻めたものの、倒してもグラウンドに行けずスプリット判定負け。先月、代役UFCデビューとなるシルバーナ・ゴメス・フアレスと対戦し1R腕十字で一本勝ち。すると、翌週の大会で欠場した選手の代役に立候補し、UFC史上最短インターバルで階級上のフライ級でルアナ・カロリーナと対戦したが、体格差に押されて判定負け。そこから1ヶ月、またも欠場選手の代役として試合出場となる。43日で3試合というのは、63日のダスティン・ペイグの記録を抜き、トーナメント時代を除いたUFC記録。

体の厚みは増しているルックブンミー。ゴディネスが組んでボディロックするが逆に払腰で投げた。しかしゴディネスすぐ立つ。なおもテイクダウンを狙うがルックブンミーはケージでこらえた。離れる。また組んでテイクダウンを狙うゴディネス。ケージで耐えるルックブンミー。こらえて膝を入れるルックブンミーだが両脇を差されてケージに押し込まれる。ゴディネス離れた。残り1分。ミドル、ハイを入れるルックブンミー。出ていくがゴディネスがタックルに入り、大内テイクダウン。ハーフ。ホーン。

1Rゴディネス。

2R。パンチで圧を掛けるゴディネス。ケージを背負ったルックブンミーにタックル。テイクダウン。ニーオンからパウンド。ルックブンミーはバックを取らせて立つ。振りほどいたルックブンミー。前蹴り、飛び膝で出るが、またタックルに入られる。レッグマウント。下から肘を入れるルックブンミー。しかし寝かされた。ハーフでパウンド・肘。ゴディネス足を抜いてパスするとすぐにマウントへ。亀になったルックブンミーからバックマウント。しかし時間がない。ホーン。

2Rゴディネス。UFCではフィニッシュ勝利がないルックブンミー、勝ちはかなり遠ざかった。

3R。間合いを詰めてハイを入れたルックブンミーだがゴディネスがタックル。シングルレッグからテイクダウン。ルックブンミー反転し上から肘を入れる。ゴディネスは足関へ。抜いて上になるルックブンミー。ゴディネスはガード。インサイドから肘を入れるルックブンミーだがフィニッシュが必要な状況を理解しているのか。ゴディネスバックを取らせて立つ。ゴディネス反転してシングルレッグに入ったが切られた。しかしすぐにまたタックルでテイクダウン。ハーフで押さえ込む。足を抜いて亀になったルックブンミーからバックマウント。残り1分。残り30秒で立ったルックブンミーだがケージに押し込みながら膝を入れるのみ。KOは狙いに行ってない。タイムアップ。

判定三者フルマークでゴディネス勝利。

テイクダウンを奪って試合を優勢に進めたゴディネス。

ルックブンミーは肉体改造してきたというが、やはりそもそもの骨格がアトム級で、フィジカルの不利を引っくり返すには至らず。最後KOが必要なのに倒しに行かず、負けにも納得行っているようなのはもう諦めたのか?タックルに入られるとすぐ首相撲を狙うので簡単に脇を差されてしまい、結果テイクダウンを許していた。