格闘技徒然草

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PANCRASE340:第11試合・粕谷優介 vs. 雑賀 ヤン坊 達也

ライト級次期挑戦者決定戦。粕谷1位、ヤン坊4位。

粕谷は2016年にUFCデビュー戦となるヴォルカノフスキーに2RパウンドでKOされてリリースされ、翌年からパンクラスに参戦。最初の5戦では1勝4敗と振るわなかったが、そこから現在3連勝中。選手・ジム経営・会社員の三刀流ファイターだったが、現在は会社を辞めて格闘技のみで生計を立てている。今年4月には柔道ベースの葛西からテイクダウンからの押さえ込みでコントロールして判定勝ち。34歳。

ヤン坊は元暫定王者。2020年、メインで防衛戦を行う現ウェルター級王者の林を1RKOしてタイトルを獲得し、翌年12月に行われた久米との王座統一戦では、1Rにパンチでダウンを奪ったものの、しのいだ久米に2R腕十字に捕まって一本負け。昨年4月はRIZINに参戦したが、グラップラーの江藤に押さえ込まれる展開からパウンドでKO負け。パンクラスで2連続1RKO勝利したものの、今年4月のRIZINではアリ・アブドゥルカリコフ相手に得意の打撃で上回られて1RKO負け。世界に出るには力不足であることを露呈した。33歳。

いきなりタックルに行った粕谷だが、ヤン坊受け止めてケージに押し込む。肩パンチ。投げを狙う粕谷だがヤン坊こらえて潰して上に。しかし下からボディロックして立ち上がりテイクダウンを狙う。ケージに押し込みボディロック。ヤン坊は小手を巻いてディフェンスしながらパンチを入れる。膝。残り1分で入れ変えたヤン坊。ブレイク。粕谷のタックルを切ったヤン坊が右を打ち込む。パンチのラッシュ。タックルに行く粕谷を受け止めてギロチンに抱えたヤン坊。自ら下になった粕谷だが、下からまたボディロックして立つ。正対して引き剥がしたヤン坊がケージを背負った粕谷にパンチを打ち込んでいく。ホーン。

1R三者ヤン坊

2R。粕谷シングルレッグからボディロックに。テイクダウン狙いをこらえるヤン坊だが、粕谷が投げてテイクダウン。すぐに足をまたいでレッグマウント。ケージを背に座った体勢のヤン坊にコツコツパンチを入れる。ヤン坊も細かいパンチで抵抗。片膝を立てたヤン坊。立ち上がった。しかしなおもボディロックの体勢。残り1分半で入れ変えたヤン坊だが、粕谷が入れ換えて大内テイクダウン狙い。が、ここでブレイク。しかしヤン坊の右をもらった。右ハイは腕でブロックする粕谷。右がヒット!効いた!ヤン坊さらに右。粕谷が組みに来たところにニンジャチョーク。しかし入っていない。ホーン。

2Rヤン坊

3R。粕谷打撃で出るが、ヤン坊のパンチを貰い後退。詰めてきたヤン坊にタックルを仕掛けるが、ヤン坊がぶる。がぶった体勢でパンチを入れるヤン坊。腕を巻き込んで上を取ろうとした粕谷だがヤン坊がハーフで押さえ込んだ。粕谷下からキムラを狙う。キムラクラッチのままヒップスローを狙ったが潰れた。残り1分。ハーフから肘を入れるヤン坊。パウンド。残り30秒でガードに戻した粕谷だが、下から殴る西川ムーブ。最後にヤン坊がパウンドラッシュを入れたところでタイムアップ。

判定3-0でヤン坊が次期挑戦者に。