ミドル級。
相次ぐ試合消滅の穴埋めのためか、試合2週間前になって急遽追加されたカード。
ウズベキスタンのルジボエフは23年7月にUFCデビューし、先週メインを張ったグレゴリー・ロドリゲスに勝っているブルンノ・フェヘイラにパウンドで意識を飛ばしKO勝ち。さらに2戦目ではセドリケス・ドゥマスにまたも1RKO勝ち。昨年5月の3戦目はウェルターに落とし、当時11位のランカー・ホアキン・バックリーとの対戦に抜擢。互角に戦っていたが、3Rにバックリーのパンチを貰いダウン気味に倒れると、パウンドラッシュでKO寸前まで追い込まれて判定負け。UFCでは2試合連続1RKO勝ちしているが、ローカル時代は32勝のうち20勝が一本勝ちだった(相手のレベルに疑問も残るが)。今回は再びミドルに戻しての試合となる。身長196cmはミドル級最長身。31歳。
マッコニコはUFCデビュー戦。緊急のUFC契約のため、DWCSには出場していない。14日にローカルで試合出場の予定があったが、UFCとの契約に伴いキャンセル。そのため、緊急ではあるが試合に向けての準備は行ってきた。MMA Lab所属で、先週はチームメイトのキャノニアのセコンドについている。ローカル戦績は9勝2敗1分。バックボーンはレスリング・柔術で、得意技はリアネイキドチョーク。34歳と若くないが、UFCとの契約が決まったのは、ワシントン州の隣オレゴンで育った地元ファイターだからか?
オッズはルジボエフ1.34倍、マッコニコ3.40倍。
ルジボエフオーソドックス、マッコニコはサウスポー。体格で上回るルジボエフがプレッシャーを掛ける。左右にステップして距離を取るマッコニコ。会場は大USAコールでマッコニコを後押しするが、コンタクトがないとすぐにブーイングを送る。飛び込もうとしたマッコニコだが、ルジボエフが首相撲に捕らえる。離れた。ワンツーを打ち込むルジボエフ。前蹴り。かなりリーチ差がある。ルジボエフ飛び込んで右。また飛び込んだが、マッコニコ距離を取りかわす。しかし自分の攻撃の間合いには入れない。ミドルを出したマッコニコだが、ルジボエフキャッチすると組んでケージに押し込む。ボディ・アッパーを打ち込むマッコニコ。ルジボエフ離れた。ルジボエフワンツー。右ミドル。ホーン。
1Rは打撃の手数でルジボエフ。マッコニコはまだ自分の距離に出来ていない。
2R。マッコニコ出てきたがルジボエフの右がヒットし効いた!足がもつれてダウン!パウンドを入れるルジボエフ。マッコニコ立ったがパンチを貰いまたダウン。すぐに立ち上がるが、またルジボエフのパンチを貰いダウンしたところでレフェリーストップ!
ルジボエフKO勝ち。
ルジボエフ、今回は相手のレベルがわからなかったが、ミドルの方が動きが良く、相手のスピードもないので適正階級か。ミドル級ではこれで3連続KO勝ち。
マッコニコはUFCデビュー戦にしては相手が悪かった。自分のペースに出来ないまま敗戦。