格闘技徒然草

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RIZIN.50:総評

メイン

2Rまでは王者井上が圧倒。元谷は工夫がなく、ただフィニッシュされないだけに見えてしまったが、3Rに入ってテイクダウンすると、柔術の強さを活かして盛り返すも、フィニッシュに近いところまで行けず判定負け。

最後の攻防のみではダメージ(ノックアウトやタップアウトなど試合終了につながる可能性のあるダメージやアドバンテージがあったかどうか)と判断されるには至らず、また2Rまではどちらかといえば井上の方がアグレッシブだったことからも、アグレッシブを取ったとも思えず。

RIZINのジャッジは各ラウンドを1分ごとに区切って(別にルールとしてそう決まっているわけではなく、ジャッジ各人が工夫してそうしているとのこと)、その時間帯をどちらが制していたかを判断し、トータルで制していた時間が長かった方にマストでジェネラルシップ(20/100点)を入れるようになっており、それで考えると2Rまで制していた井上に入る内容で、特に悩むような判定の試合ではないと思った。元谷に入れたジャッジがどういう判断だったのかを知りたい。

追記:ジェネラルシップの差

「ジェネラルシップ」は判定結果だけ見ても、ジャッジがなぜそう判断したのかがわからない。なぜ判断が分かれたかの根拠が知りたくなる。

セミ

序盤からダウトベックがパンチをヒットさせていく展開。鈴木はかなり打たれていたが、打たれ強さで逆転を狙い攻め続けた。3R終盤にようやく効かせる打撃が入り、逆転を狙って攻めたものの、ダウトベックが逃げ切って判定勝ち。

この試合は「ノックアウトやタップアウトなど試合終了につながる可能性のあるダメージやアドバンテージ」で言えば明らかにダウトベックの方が優勢だった試合だと思うし、アグレッシブにおいてもより手を出していたのはダウトベック、全体を通したジェネラルシップもダウトベックが上で、RIZINの基準ならむしろ割れない内容の試合だと思っていただけに、やはり鈴木に入れたジャッジに疑問を感じる判定だった。

追記:これもジェネラルシップの差で割れてる。鈴木は手数が少ない時間が多かったので、ダウトベックにアグレッシブを入れるジャッジがいるのもわかる(最終的にラストの攻めで相殺されるかと思ったが)。

野村駿太

グスタボ相手に打撃で引かず、2Rにはテイクダウンすると立たせずに完封に近い内容。ただグスタボも一発があるだけに、バッティングでのテクニカル判定がなければ逆転の目がないわけでもなかった。もちろんあのまま続けても野村が勝った可能性も十分あるので、やはりフルタイム戦った上で勝つのを見たかったところ。とはいえ再戦するほどでもないだろう。

同じランクにいる相手してはキム・ギョンピョくらいか。サトシの次の防衛戦の相手もいないので、ギョンピョが挑戦者になるとすれば、今回(体重オーバーの減点のせいとはいえ)泉に負けたカーライルだとあまりやる意味がなく、相手がいない。かと言っていきなりサトシは無謀すぎるので、新規外国人等などで、段階を踏んで実績を踏んでいって欲しいところ。

エドポロキング

グラウンドに持ち込まれた時の対処が見たかったが、まったく動けずサッパリ。最後のノースサウスチョークを返す際に足でロープを蹴ってリバーサルしていたが、ケージならともかく、リングではロープに足をかけるとレフェリーがチェックしていなかったか?瞬間的に蹴っただけだから問題ないとは言えないだろう。

勝ちはしたものの底が見えた内容。とはいえ成長するかどうかもわからないし、むしろキャリアを重ねるほどボロが出てくる可能性もあるので、幻想が完全に無くなる前にヘビー級GPに出すという判断もあるかもしれない。

萩原京平

4連敗の咬ませ犬相手に秒殺KO勝ちで、さすがにこの相手に勝っても復活と言えるのか?と思っていたが、ざっと見て半分くらいは「復活!」と評価している勢もいる模様。残り半分はシラケていたが、半分騙せれば十分かもしれない。

わざわざ海外から選手を連れてきてまで萩原株の価値を維持させたので、それを他の選手の価値を上げるのに使って欲しい。次は萩原 vs. 木村柊也を希望。