格闘技徒然草

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UFC on ESPN+123:第4試合・ベクザト・アルマハン vs. アレクサンドレ・トプリア

バンタム級。Tapologyのランキングでは81人中アルマハン58位、トプリア72位。

カザフスタンのアルマハンは28歳。UFC1勝1敗(1KO勝ち)、キャリア12勝2敗(10KO・1一本勝ち)。空手のバックボーンがあり、飛び込んで打ち込むパンチが武器。昨年3月に、UFCデビュー戦でいきなりランカーのウマル・ヌルマゴメドフ戦が組まれ、1Rに右のパンチでダウンを奪う見せ場を作ったが、その後はテイクダウンからコントロールされる展開で判定負け。しかし今年5月の2戦目では、TUFウィナーのブラッド・カトーナから右アッパーでダウンを奪い、鉄槌連打で1分少々でKO勝ちしている。

ジョージア生まれ・スペイン在住のトプリアは29歳。UFC1勝0敗(1判定勝ち)、キャリア6勝1敗(3KO・2一本勝ち)。元フェザー級、現ライト級王者のイリア・トプリアの1歳年上の兄で、弟同様幼少から柔術を学び、スタンドでもパンチが強い。10年前に弟と同日にプロデビュー。ともに1Rで一本勝ちすると、翌月にも同日に出場し、2人とも1R一本勝ち。しかし、兄は同月にさらに1試合したものの、3RKO負けでキャリア唯一の黒星を喫している。ここから6年のブランク。2021年から年1ペースでまた試合出場を続けたものの、ここ2年は弟のサポートに徹していた。今年2月に選手活動を再開し、いきなりUFCデビュー。オーストラリア大会で、同じくUFCデビュー戦となる地元ファイターのコルビー・シックネス相手に、組みと打撃で上回り判定勝ち。危なげなかったが、フィニッシュの気配もない内容で、悪くはないにせよ、どれくらいのレベルかは未知数だった。

オッズはアルマハン1.93倍、トプリア1.89倍。初戦でウマルに判定負けしたが健闘し、前戦は秒殺KO勝ちしたアルマハンと、二階級王者トプリアの兄。興味深いカード。

両者オーソドックス。いきなり左を打ち込んだトプリアにワンツーを返すアルマハン。さらにアッパーから左。トプリアが詰める。そこにアッパーを入れたアルマハン。トプリアのローに合わせた右でトプリアがスリップ気味にダウン。すぐに立ち上がり、また詰めるトプリア。右オーバーハンドはかわされた。アルマハンのカーフでバランスを崩したトプリア。アルマハンが首相撲ヒザ!ガードを固めて出るトプリアだが、先にアルマハンの連打をもらってしまう。それでも出ていくトプリア。パンチで出たところでボディロックに組んだアルマハンだが、トプリアが首投げで投げた。パウンドを入れるとパス。一気にマウント!しかしすぐにスクランブルで脱出したアルマハン。トプリアの右がヒット。すぐに打ち返すアルマハンだが、プレッシャーを受けてケージを背負う。下がりながら打撃を入れるアルマハン。トプリアがの右オーバーハンドはかわした。ホーン。

1Rは前半打撃で押したアルマハンのラウンド。しかし後半ややトプリアがペースを握ってきた。

2R。また詰めてくるトプリア。ジャブを出すアルマハンだが、またケージを背負う。サークリングするアルマハン。アッパーを出したが、それをかいくぐったトプリアがダブルレッグでテイクダウン。頭を押して引き剥がそうとするアルマハンだが寝かされた。下から蹴って立つアルマハンだが、立ち際にまた組んだトプリア。しかしクラッチを切って引き剥がしたアルマハン。またトプリアがプレスしていく。打撃を出しているが、圧されて下がるのはアルマハン。一方トプリアは出ていくが手が出ない。右オーバーハンドを振るが空振り。カーフキックを出したアルマハン。またバランスを崩すトプリア。トプリアはちょっと強打を狙いすぎているか。ケージに詰めたところでシングルレッグに入ったトプリアだが、アルマハンはバックヒジを出して引き剥がして離れる。また詰めるトプリア。右オーバーハンド。ケージに詰まったアルマハンにヒット。アルマハン、パンチをもらい始めている。右オーバーハンド。今度はサークリングでかわしたアルマハン。またトプリアの右。かわされる。ホーン。

2Rは有効打数ではアルマハンだが、印象的な打撃だとトプリアか。テイクダウンからコントロールした場面もあり、トプリアのラウンド。

3R。また詰めるトプリア。アルマハンが飛び込みアッパーをヒットさせるが、またトプリアが詰める。ジャブがヒット。トプリア、右の強打だけでなくジャブも打ち始めている。ケージに詰めたトプリアがタックル。シングルレッグに切り替えて倒そうとするが、こらえて離れたアルマハン。また下がる。トプリアはジャブを突く。トプリアの右がヒット!ぐらついたアルマハンにもう一発右!距離を取り逃れようとするアルマハンを追っていく。タックル。これはケージでこらえて離れたアルマハン。しかしまた右をもらった。ケージを背負ってアッパーをヒットさせたアルマハンだが、トプリアは下がらない。逆にアルマハンがタックル。テイクダウンしたが、トプリアが立ちに行くと放した。残り1分。ジャブを入れるトプリア。トプリアのシングルレッグをこらえるアルマハン。離れた。詰めてくるトプリアに飛びヒザ!さらにワンツーを入れたが、トプリアは効いてないとアピール。タイムアップ。

3Rはダウン気味に倒した場面もあったトプリアのラウンド。

30-27×2、29-28の3-0でトプリア勝利。

序盤はアルマハンの打撃をもらう場面もあったトプリアだが、圧を掛けての右の強打で形勢逆転。しかし2Rまではちょっと強打を狙いすぎた感があり、フィニッシュはできなかった。