格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC119予想と展望

カードはこちら。

<ヘビー級/5分3R>
フランク・ミア:252ポンド(114.3キロ)
ミルコ・クロコップ:227ポンド(102.9キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・ベイダー:205ポンド(92.9キロ)
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ:205ポンド(92.9キロ)

ウェルター級/5分3R>
マット・セラ:170ポンド(77.1キロ)
クリス・ライトル:171ポンド(77.5キロ)

<ライト級/5分3R>
エヴァン・ダナム:156ポンド(70.7キロ)
ショーン・シャーク:155ポンド(70.3キロ)

<ライト級/5分3R>
メルビン・ギラード:155ポンド(70.3キロ)
ジェレミー・スティーブンス:155ポンド(70.3キロ)

<ミドル級/5分3R>
CB・ダラウェー:186ポンド(84.3キロ)
ジョー・ダークセン:186ポンド(84.3キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン:253ポンド(114.7キロ)
ジョーイ・ベルトラン:239ポンド(108.4キロ)

メインはミアvsノゲイラIIあらためミアvsミルコ。以前はリミットいっぱいまで体を大きくしていたミアだが、今回はだいぶ絞ってきた。それでもミルコとは10kg以上の体重差がある。ポイントは打撃。PRIDE時代、多くの選手はミルコ戦では打撃を捨てて組み技勝負をしてきた。強烈すぎる打撃と、明らかにウィークポイントである組み技を見ると、どうしてもそうなってしまうんだろう。しかし、UFC参戦以来(もっと言えば、ノゲイラ戦以外のPRIDEでの試合も)、ミルコが負けるときは必ず打撃で負けている。ミルコとしては、相手が最初から打撃を捨てて組んでくると分かっているのだから、判断に迷うことがなかっただろう。しかし、今ではミルコの打撃もそこまで恐れる選手はいなくなった。ミルコが勝てなくなったのには、衰えや金網への対応以外にも、相手が打撃を恐れなくなったというのがあるのかもしれない。
今でもミアが相手で打撃のみならミルコが上のはず。しかし、すぐにKOするほどの威力はもうない。時間が経つにつれ、ミア優勢の流れになっていくだろう。最終的にはグラウンドでパウンドアウトと予想。
セミはホジェリオvsベイダー。前回、伏兵ジェイソン・ブリルズに思わぬ苦戦を強いられ、スプリットでなんとか勝ちを拾ったが、「負けていた」という意見もあるほどの接戦だった。今回はTUF8ウィナーで総合無敗のライアン・“ダース”・ベイダー。UFCでは前回リリース間際のキース・ジャーディンに勝っただけで、トップ選手との対戦はまだなく、実力が測りきれていない。レスリングベースの選手で、前回簡単にテイクダウンを取られすぎていたホジェリオにとっては相性が良くない相手。ベイダーがテイクダウンを取って試合を優勢に進めての判定勝ちと予想。
ライト級ではタイソン・グリフィンとマーカス・アウレリオに勝っている無敗のダナムが、元王者のショーン・シャークに挑む。シャークはこれが1年4ヶ月ぶりの試合。前回は現王者のフランク・エドガーに判定負け。フィジカルモンスターのシャークだが、すでに37歳。若いダナムを往年の塩漬けファイトで漬けることができるか。
前座では、第1試合にマーク・ハントが出場。ゴン格ではなぜか相手がショーン・マッコーリーとなっていたが、正しくはデビュー戦のシェーン・マッコール。インディアナポリスのレジェンド・オブ・ファイティングを主戦場とするご当地ファイターで、戦績は9戦無敗。無名選手が相手だが、ほとんどの試合をパンチで勝っているストライカー。ハントにとってはやりやすい相手か?短時間決着になれば放送される可能性もあるかもしれない。
明日朝10時より前座2試合の無料視聴開始。11時からPPV(WOWOWは19時〜21時)。10時からリアルタイム実況します。