格闘技徒然草

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★UFC178:第4試合・パトリック・コーテ vs. スティーブン・トンプソン

ウェルター級。
かつてアンデウソンのタイトルに挑戦したコーテ。一度リリースされ、ローカルで実績を積み再契約された。カン・リーに敗れた後は3連勝中。ただし、相手は前座〜中堅レベル。
ワールドクラスキックボクサーのトンプソンは、マット・ブラウンには固められて敗れたが、最近2戦は連続KO勝利と、徐々にらしさが出せるようになってきている。
トンプソン、いつものガードを下げてスタンスを前後に開いた構え。コーテタックルで組み付く。ケージで耐えるトンプソン。離れたコーテ。半身の構えから飛び込んでパンチを入れるトンプソン。ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙ったコーテだがトンプソンはまたケージで耐える。コーテ一本背負い!軽量級以外では珍しい。しかし決まらず離れた。見合いでお互い手が出ない。トンプソンジャブからバックスピンキックを見せるがすべて空振り。最後にコーテのタックルを切った所でホーン。
難しいラウンド。手数はほぼ五分。トンプソンはタックルを切っているが、コーテが押し込んでいるのをコントロールしていたとみなすかどうか。
2R。手数を増やしてきたトンプソン。パンチから押し込んでスリップダウンを奪ったトンプソンだがグラウンドには付き合わず。パンチを入れていくトンプソン。トンプソンペースだがヒット数にはあまり差がない。コーテまたタックル。倒せず。トンプソンのパンチがコーテの顔面を捕らえる。コーテはもっと打ってこいと挑発。ホーン。
2Rはヒット数でトンプソン。しかし両者手数が少ない。
3R。ここまで頭へのヒット数はトンプソン、ローのヒット数はコーテがリードしている。後の先を狙うトンプソンは自分からはあまり打っていかず待ちの体勢だが、コーテもそれを警戒して手が出せないので見合いが多くなる。前に出たコーテに右フックを入れてダウンを奪ったトンプソン!ブーイングを送っていた観客も一気にヒート。パウンドを打ち込むがコーテ立った。コーテのタックルを潰したトンプソンはパウンド。コーテが引きこむと離れてスタンド要求。残り30秒。スピンキックを見せるトンプソン。ホーン。
3Rはトンプソン。
判定29-28×2、30-27でトンプソン勝利。
ユニークなスタイルのトンプソンだが、1Rはコー手に入れたジャッジも。もうちょっと自分から手を出さないと。