格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC188:メインイベント・ケイン・ヴェラスケス vs. ファブリシオ・ヴェウドゥム

ヘビー級王座統一戦5分5R。
タイトルを最初に獲得した2010年から5年でまだ6試合目のヴェラスケス。唯一の敗戦を喫したJDSとはその後2戦し、計10Rに渡り圧倒したことでP4Pでは4位につけているが、試合数が多ければもっと上位だったに違いない。1年半ぶりの復帰戦。
UFC再契約後5連勝で暫定タイトルを獲得したヴェウドゥム。ハントと打ち合いKOするほどにムエタイの技術が向上し、かつてのすぐ引き込む→付き合ってもらえず膠着のイメージが薄れてきた。いまだに成長を続ける37歳。
いきなり間合いを詰めてパンチを打ち込むヴェラスケス。左が入ってヴェウドゥムフラッシュ気味にダウン!しかし寝技には付き合わず立たせるヴェラスケス。立つとまたパンチで突っ込むヴェラスケス。ケージに押し込み膝。離れた。ヴェウドゥムパンチから首相撲に捕らえて膝。しかしヴェラスケスダブルレッグでテイクダウン!サイド!ヴェウドゥムが亀からガードに戻すと、ヴェラスケス立ち上がりスタンドへ。パンチでガンガン出るヴェラスケス。連打がヒット。押し込む。ダブルアンダーフックから膝!それをキャッチして投げたヴェウドゥムだが、すぐに立つヴェラスケス。また押し込み。離れた。ヴェラスケスのワンツーがヒット。ヴェウドゥムパンチを打ちながら出るが、ヴェラスケスは組むと押し込み。ショートアッパーヒット。離れた。すぐにパンチを打ち込むヴェラスケス。足を掬って倒したヴェラスケスだが、寝技には付き合わず立たせた。再開後もガンガン攻め込むヴェラスケス。多少ヴェウドゥムのパンチを貰ってもおかまいなし。ホーン。
1Rはヴェラスケス。ヴェラスケス、左まぶたをカットしてる。
2R。またすぐに攻撃するヴェラスケス。しかし相打ち。それでも出る。かなり入っているがヴェウドゥムも効いた素振りは見せない。ヴェラスケスは頭を振って前に出る。ヴェウドゥムのアッパーヒット。ヴェラスケスちょっと失速!パンチを貰ってふらついている。ヴェウドゥム猛攻。凌いだヴェラスケスがふらふらしながらも手を出していくのに対し、ヴェウドゥムは手を出さず休む。ヴェウドゥムアッパーがヒット!ダメージなのかスタミナ切れなのか、ヴェラスケスの消耗が大きい。それに対しヴェウドゥムは手数は減っても落ち着いている。ヴェラスケス手数は出しているが威力がなくなってる。ヴェウドゥムの右がヒット。完全に形勢逆転。ヴェウドゥムの膝が入った。ふらついたがなんとか凌いでいるヴェラスケス。ホーン。
2Rヴェウドゥム。ヴェラスケスに逆転の余力は残っているか。元気なときでも倒せなかったのに、ヴェウドゥムが失速しないと厳しい。
3R。打撃からシングルに切り替えて倒したヴェラスケスだがサイドにつけずスクートに。足を蹴るヴェラスケスだが立たれた。ヴェラスケス左ハイヒット。そのまま出るがヴェウドゥムの首相撲に捕まる。頭を下げたところにギロチン。しかし外した。また膝をもらったヴェラスケス。ヴェラスケスタックル。テイクダウンしたがヴェウドゥムカウンターのギロチン!クロスガードで絞めてタップアウト!
ヴェラスケスは危険を冒してのタックルだったがまんまと捕まってしまった。ヴェウドゥムついに世界一に。ヴェラスケスは攻撃を貰いながらも攻めを選択したが、与えるダメージより貰うダメージが上回り形勢逆転されてしまった。高地で短期決戦を狙ったのか?しかし、実際かなりもらっていたはずのヴェウドゥムが盛り返したのがすごい。同世代の選手がダメージの蓄積で脆くなっていく中で、打たせないスタイルでダメージを最小限に抑えつつ、打撃を向上させ頂点を掴んだ。