TUF28ヘビー級トーナメント決勝。
スペインのエスピーノは38歳。グラン・カナリア島出身で、島の伝統的な格闘技・ルチャ・カナリア（カナリア相撲）から様々なグラップリング競技に転向。素手の打撃ありのセネガル相撲でも7戦全勝のキャリアがある。以前MMAの試合に出ていたこともあったが、元Bellatorヘビー級王者のヴィタリー・ミナコフに1R9秒でKO負けしてからはブランクが開き、昨年またMMAに出場すると地元スペインを中心に1年で6連勝。ただ、相手のレベルは微妙。TUFではチームウィテカー所属。
29歳のフレイジャーはお腹たぷたぷ系ファイターで、これまでの全試合（10勝2敗）が1R決着。体形的にもスタミナが不安だが、TUFではキックボクサーのアンダーソン・ダ・シウバに2R判定勝ち、レスラーのマイケル・バティスタにKO勝ちして決勝まで上がってきた。大学まではアメフトをやっていて、その後MMAに転向した。チームガステラム所属。
パンチで突っ込んだフレイジャーだがエスピーノがタックルからテイクダウン。立ち上がろうとするフレイジャーを上から押しつぶしながらパウンドを打ち込む。バックに回り立たせないエスピーノ。パウンド。身動きが取れないフレイジャー。バックマウント完成。前に落とそうとするフレイジャーだが落ちずにパウンドを入れていくエスピーノ。チョーク。しかしこれは離した。股下から抜けて立ったフレイジャー。しかしすぐエスピーノがタックルで押し込む。倒せないが離してパンチを入れてからまたタックル。無様に倒されるフレイジャー。クルスフィックスからストレートアームバー。タップアウト。
お世辞にもレベルは高くなかったが、ヘビー級のTUFなので仕方ない。
