格闘技徒然草

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UFC302:セミファイナル・ショーン・ストリックランド vs. パウロ・コスタ

ミドル級5分5R。元王者ストリックランドは1位、コスタは7位。

ストリックランドは昨年9月にミドル級敵なしの状況だったイスラエル・アデサニヤの王座に初挑戦すると、1Rにパンチでダウンを奪うなど、打撃で圧倒して王座初戴冠。しかし今年1月の初防衛戦では、ドリカス・デュ・プレシに、メディアのジャッジも真っ二つに判断が分かれる接戦の末、スプリット判定負けで王座から陥落した。今回が再起戦。33歳。

コスタはここ4戦で1勝3敗。負けた相手はアデサニヤ、ヴェットーリ、ウィテカーで、勝った相手は元王者のロックホールドだが、それが3年ぶりの試合で、その試合の敗戦で引退している。ランキングも7位まで下がったが、今年2月のウィテカー戦も1Rにバックスピンキックを効かせる場面があり、大きく負けた印象はないため、勝てばタイトル戦線に戻ってこられるポジション。2018年以降5年間は年1の試合ペースで、昨年は試合をしておらず、今年はUFCデビューの2017年以来7年ぶりの年2試合目となる。33歳。

AIが選出した最もハンサムなMMAファイターのランキングで、コスタが2位、ストリックランドが4位に選出されている(1位はマクレガーとのこと。良くわからないランキングだが…)。

両者オーソだったが、コスタにカーフを蹴られるとサウスポーにスイッチしたストリックランド。いつも通り上体を起こした構えで詰めていくストリックランドだが、ジャブの間合いに入る前にカーフを蹴るコスタ。どんどん詰めるストリックランドだが、サウスポーだとジャブが出ない。オーソに戻すとカーフを蹴られる。コスタ下がりつつカーフ。ストリックランドはジャブの間合いまで入れず、前蹴りや関節蹴りで出る。左ミドルを入れたコスタ。残り1分。ストリックランドがコスタの蹴り足をキャッチしてパンチを入れる。コスタスリップダウンしたがすぐ立って離れる。ストリックランド、ジャブこそ少ないが前蹴りをいつも通り淡々と打ち込んでいく。ホーン。

コスタのローがどれだけ評価されるか。パンチと前蹴りのストリックランドと判断が分かれそうなラウンド。

2R。また前蹴りで出るストリックランド。下がりながらカーフを入れるコスタだが、ケージに詰まった。サークリングで脱出。コスタも左フックをヒット。またカーフ。蹴りをキャッチしようとしたストリックランド。またカーフ。左右の前蹴りで出るストリックランド。コスタはボディブロー。コスタちょっと手数が減っている。息をするように前蹴りを出すストリックランド。コスタタックルに。組ませず引き剥がすストリックランド。またカーフ。残り1分。下がり続けるコスタ。前に出ようとしたコスタにジャブがヒットし、バランスを崩したコスタ。ストリックランドさらに詰めて左右の前蹴り。ホーン。

2Rストリックランド。5Rマッチだが、カーフのダメージはどれだけ蓄積しているか。

3R。同じように前に出ながら前蹴りを出していくストリックランド。コスタ左ボディ。カーフ。ストリックランド一気に詰めて左右のパンチ連打をヒットさせる。またケージに詰まったコスタ。ストリックランドのジャブがヒット。コスタタックルを狙ったが切られる。またカーフを蹴るコスタだが、効いてる様子がない。ジャブのダブルから右オーバーハンドを放ったストリックランド。ワンツーを打ち込んだコスタだが、スウェーでかわすストリックランド。コスタのカーフにアッパーを返したストリックランド。ホーン。

3Rストリックランド。

4R。手が出ないコスタ。ストリックランドは同じペースで前に出ながら前蹴り・ジャブ。しかしこのラウンドは引かないコスタ。ジャブにジャブを合わせていく。カーフを蹴ったコスタだが、打ち終わりのステップがややおかしい。カットされ右足を痛めた?カーフの間合いになったが蹴らなくなったコスタ。パンチで出たが、ジャブを打ち込むストリックランド。コスタ打つ手がなくなってきたか。ジャブを打ち込まれる。コスタの左ボディにカウンターを入れるストリックランド。コスタまたカーフ。やや嫌がる素振りを見せたが、また詰めていくストリックランド。残りわずかで詰めてアッパーを入れたストリックランド。最後に大振りの左右のフックを放ったストリックランドだが空振り。ホーン。

4Rストリックランド。

5R。圧を強めるコスタだが、ストリックランドが変わらず詰めてジャブ。コスタ下がる。左右のフックからミドル。ブロックしたストリックランドがぐらつくが、すぐまた出ていく。コスタカーフ。しかしジャブと前蹴りを出し続けるストリックランド。下がり続けるコスタ。ワンツーを放ったがストリックランドは止まらない。コスタもジャブを返した。カーフ。しかし詰めるストリックランド。組みにいくが切られるコスタ。右を打ち込んだがストリックランドが左右のパンチを打ち込む。残りわずかで距離を詰めるストリックランド。左右の強打。右ハイ。ブロックしたがスリップ気味にダウンしたコスタ。すぐ立つが、なおも追っていくストリックランド。ジャンピング前蹴り。タイムアップ。

49-46コスタ、50-45ストリックランド、49-46ストリックランド。謎のスプリットがあったが、ストリックランド勝利。

第1試合にカーフを効かせたアンドレ・リマをただ1人敗者にしたデイブ・ティレリが、今度はただ1人コスタを支持。第1試合の他のジャッジの傾向を見て今度はカーフを評価しすぎたか?RIZINのグスタボ vs. 武田でただ1人グスタボにアグレッシブをつけなかったジャッジが、斎藤 vs. 平本でただ1人平本にアグレッシブをつけたような感じで。

ストリックランド vs. コスタスタッツ

ヒット数、有効打でも3~5Rはストリックランド。