格闘技徒然草

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PFL2025#7:第4試合・ワレンティン・モルドフスキー vs. アレクサンドル・ロマノフ

ヘビー級トーナメント準決勝。

元Bellator暫定王者モルドフスキーは14勝4敗1NC(2KO・3一本勝ち)の33歳。ヒョードルチーム所属。Bellatorではティム・ジョンソンに勝って暫定王座を獲得したが、正王者ベイダーとの王座統一戦では判定負け。昨年PFLヘビー級リーグ戦に出場し、初戦はPFL2023優勝のアンテ・デリヤに1RKO勝ちしたが、2戦目はリントン・ヴァッセルとのラバーマッチでスプリット判定負け。ポイント差で決勝トーナメント進出を決めたものの、トーナメントは欠場(理由は非公開)している。今年のトーナメント一回戦はセルゲイ・ビロステニー相手に判定勝ち。

モルドバのロマノフは19勝3敗(6KO・10一本勝ち)の34歳。UFCでは7勝3敗でランカーだったが、契約最終戦でホドリゴ・ナシメントに勝利したにもかかわらず、試合内容が評価されなかったのか、再契約されずFAに。バックボーンのレスリング(フリー)では世界選手権にも出場している。トーナメント一回戦はティム・ジョンソンとの対戦で、タックルに来たジョンソンをギロチンに抱えると、ケージに押し込みながらネックロックを極めて1Rタップアウト勝利。

オッズはモルドフスキー1.57倍、ロマノフ2.45倍。元Bellator暫定王者モルドフスキーが直近のUFCランカー・ロマノフ相手にフェイバリット。

もう一方の準決勝はヒョードルチームのオレッグ・ポポフが勝ち上がっており、モルドフスキーが勝った場合は同門対決となる。

オーソのモルドフスキーにロマノフはサウスポー。モルドフスキーがロー。ロマノフ突進して四つ組み。ケージ押し込み。反り投げでテイクダウン。ハーフで押さえ込んだ。亀になったモルドフスキー。立ち上がるが、ロマノフはクラッチを放さずまたテイクダウン狙い。こらえて離れたモルドフスキー。ロマノフかなり力を使ったか。詰めていくロマノっ負だがパンチを被弾。一瞬後退したロマノフだが、パンチを打ち返すとまた四つ組みに。残り1分。押し込むロマノフにモルドフスキーのヒザがローブロー。もんどり打って倒れたロマノフ。タイムストップ。

続行できるかどうかも怪しいレベルで苦しんでいるロマノフ。続行不可能となり試合終了。おそらくノーコンテストになると思われるが、この場合勝ち上がりはどうなる?

裁定はやはりノーコンテストとなり、トーナメント決勝に出場するのはロマノフと発表された。

おそらくトーナメントのレギュレーションと思われるが、ノーコンテストになる前までの内容で判定を行い、決勝進出者を決めたとのこと(試合の勝敗そのものはノーコンテスト)。

勝戦はアレクサンドル・ロマノフ vs. オレッグ・ポポフに。