ミドル級。Tapologyのランキングでは70人中シャバージアン37位、ムニス44位。
シャバージアンは27歳。UFC8勝5敗(5KO・1一本勝ち)。キャリアでは15勝5敗(12KO・1一本勝ち)。UFCデビューからは4連勝していたが、その後は3連敗を喫するなど、なかなか戦績が向上せず。打撃は強いが、スタミナとテイクダウンディフェンスに難があった。前戦は、グラップラーで地味強のアンドレ・ペトロスキー相手にタックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ちし、UFCデビュー当初以来となる連勝。ただ、最後は倒しに行かず距離を取って逃げ切る展開だったのが物足りなさを感じた。
ブラジルのムニスは35歳。UFC6勝3敗(3一本勝ち)。キャリア24勝7敗(4KO、15一本勝ち)。柔術・ムエタイがバックボーン。UFCデビューからは5連勝し、同郷の柔術世界王者・ホナウド・ジャカレイからも腕十字で一本勝ち。一時はランキングにも入ったが、そこから1勝3敗と苦戦が続いている。前戦はダゲスタンのイクラム・アリスケロフと対戦。打撃を強化して臨んだムニスだったが、アリスケロフのパンチが全く見えておらず、ジャブでダウンを喫してパウンド連打でKO負け。
シャバージアン1.34倍、ムニス3.35倍。お互いUFCデビュー当時の連勝から壁に当たった者同士だが、いち早く壁を乗り越えたシャバージアンがフェイバリット。
オーソのシャバージアンにサウスポーのムニス。ムニスがハイを放つ。三日月蹴り。シャバージアンインロー。飛び込みのフェイントを見せるムニス。タックルに入るムニスだが、正面過ぎて切られた。詰めたシャバージアンが左右のパンチを入れる。そこにまた胴タックルに入るが、シャバージアンが防いでケージに押し込む。ムニス引き込んで下になるが離れて立たせるシャバージアン。左ミドルで出るムニス。シャバージアンは右ストレートをヒット。右ハイを出したシャバージアン。プレスするシャバージアン。右ミドル。前蹴りを見せるムニス。インロー。パンチで出たところにシャバージアンが左フックを合わせるが、パンチでケージまで詰めたムニス。ダブルレッグを狙うと背中を向けたシャバージアン。立って離れた。シャバージアンの左フックが入り効いた!追い打ちのパンチでダウン!パウンド連打!残り10秒だがシャバージアンがハーフから頭部へヒジを連打する。頭を抱えて打たれるだけのムニスを見てレフェリーストップ!
シャバージアン、1R残り2秒でKO勝ち。これで3連勝。再びランカー挑戦に向かう準備が整ったか。
ムニスは組みのみでは上位に行けないことを痛感して打撃を強化してきて、遜色ない打ち合いを見せられたが、打撃で行けると見たのが裏目に出てしまったか。