格闘技徒然草

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UFC320:メインイベント・マゴメド・アンカラエフ vs. アレックス・ペレイラ

ライトヘビー級タイトルマッチ5分5R。ペレイラ1位。

王者アンカラエフは33歳。UFC12勝1敗1分1NC(6KO勝ち)。キャリア21勝1敗1分1NC(11KO勝ち)。バックボーンはコンバットサンボ。9連勝で2022年に王座決定戦出場のチャンスをエたが、ヤン・ブラホビッチ戦は押し気味の内容ながらドローで王座獲得ならず。しかしアンカラエフのテイクダウンからの膠着する展開に怒ったダナ・ホワイトが次の王座決定戦ではグローバーテイシェイラとジャマール・ヒルを指名し、アンカラエフにはチャンスが回ってくることなく、2年以上かかって今年3月にようやくペレイラとのタイトルマッチが実現。打撃を効かせ、後半はケージ押し込みで制圧する展開で王座を獲得した。しかしペレイラが有利だったという意見も多く、ダイレクトリマッチが組まれた。

前王者のペレイラは38歳。UFC9勝2敗(7KO勝ち)。キャリア12勝3敗(10KO勝ち)。昨年はUFC300記念大会でジャマール・ヒルに1RKO勝ち。マクレガー欠場でメインが消滅した独立記念日大会にもスクランブル出場してプロハースカ相手に防衛戦を行い2RKO勝ち。年間3戦目となった10月のラウントリー戦も、パンチを効かせられるピンチを乗り越えKO勝ち。各メディアでファイター・オブ・ザ・イヤーを受賞している。しかし3月のアンカラエフ戦で敗れ、ライトヘビー級初黒星で王座から陥落した。

アンカラエフ1.39倍、ペレイラ3.10倍。前回勝っているアンカラエフが優勢に。

昨年3度王座を防衛したペレイラはすっかりスターで大歓声が送られる。一方のアンカラエフにはブーイング。

いきなり詰めたペレイラ。オーソ。アンカラエフはサウスポー。ケージを背負うアンカラエフ。パンチを入れるペレイラだが、アンカラエフサークリング。また詰めるペレイラアンカラエフがワンツーで出る。ペレイラインカーフ。アンカラエフ嫌がったのかオーソにスイッチ。ペレイラ右オーバーハンド。側頭部に入り効いた!逃げ気味のタックルに入ったアンカラエフだが切って上になるペレイラ。ハーフからパウンド連打!頭を抱えて耐えるのみのアンカラエフ。ペレイラ肘!頭部に打ち込む。連続で入りレフェリー・ハーブ・ディーンが遅めのストップ。

ペレイラリベンジ成功。今回は最初から詰めていき先手を取った。ほぼ何もさせない完勝。試合後、右足を気にしているペレイラ。インカーフを蹴った時に痛めたか?