格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC85:ファブリシオ・ヴェウドゥムvsブランドン・ヴェラ

なんか今回は開始まで間があった。ダベリが長い。
四つになって膝を打ち合う。1分半過ぎ、ファブリシオが両足タックルでテイクダウン。ヴェラはクロスガードに。下から蹴り上げてスタンドへ。足にしがみついたファブが引き込もうとするも、ヴェラに殴られ失敗。スタンドでヴェラのパンチが入り後退するファブ。金網際で四つになるがブレイク。再び組み付いてファブが内掛けテイクダウンから足を抜いてマウント。残り30秒、パウンドラッシュするファブ。一方的に打たれるヴェラを見てレフェリーがストップ。しかしちょっと早かった気も。ダメージはないように見えた。納得いかないヴェラ。場内からはブーイングも。
引き込み癖は大分薄まってきたファブ。今回は楽にテイクダウンが取れただけか?しかしヘビー級の層が薄いだけに、これは再戦必至の展開になりそうだ。

★UFC85:ネイサン・マーコートvsターレス・レイチ

私的メイン。
スタンドでの打ち合いから、前に出たマーコートにレイチのストレートがきれいなカウンターで入る。尻餅をつくマーコート。すかさずマウントを奪うレイチ。マーコート、ちょっとダメージがあるか。なんとかガードに戻す。レイチが足を抜いてサイドについたが、押さえ込みがゆるんだところで立ち上がるマーコート。離れてスタンド。今度はマーコートのアッパーがヒット。ぐらつくレイチ。打ち合いでホーン。1Rはレイチ。
マーコートがテイクダウンに成功するが、中腰のレイチの顔面につい膝を入れてしまう。即レフェリーが割って入る。レフェリーにタックルしてるレイチ。けっこうダメージがありそうだ。ドクターが確認する。しばらく間が取られて再開。マーコートは減点か。組み付いていってテイクダウンしたマーコート。上からパウンドを浴びせる。レイチ鼻血。そのままラウンド終了。このラウンドはマーコートだが、9-9か。
レイチの飛び膝を押さえてテイクダウンするマーコートマーコートが耳の当たりに肘を入れ反則を取られる。また減点?テイクダウンからパウンド、終盤には美濃輪ばりのパイルドライバーでたたき付ける。
スプリットデジジョンでレイチ勝利。マーコート、反則で自滅。1ポイント取ったのは、1Rマーコートってことだろうか。

★UFC85:ジェイソン・ランバートvsルイス・ケイン

穴埋めマッチ中継。ライトヘビー級。
前に出ていくランバートだが、カウンターのパンチをもらって前のめりにダウン。がぶって殴り続けるケイン。一度立ち上がるが、またパンチをもらってダウン。完全に効いてるランバートだが、果敢にも打ち合い。だが打ち負けてダウンしたところでストップ。なんとか戦い続けようとしてタックルに行くランバート。しかしその相手はレフェリーだった。

★UFC85:マイク・スウィックvsマーカス・デイビス

上の階級だっただけに、スウィックがやや大きい。金網に押しつけたデービス。後方に捨て身の投げできれいにテイクダウンするが、立ち上がって上を取ったのはスウィック。パスしかけるが戻される。こつこつパウンドを落とす。単調な展開にブーイングが飛ぶ。そこまでブーイングする内容ではないと思うが・・・。レフェリーもブレイクしないし。そのままホーン。
打ち合いから上を取ったスウィック。またコツコツパンチ。足を一本超えてハーフに。デイビスは下からキムラを仕掛ける。うーん、ブーイングが飛んでる。キムラは抜けたが立ち上がるデイビス。スタンドへ。金網に押しつけて膝・パンチを入れていくデイビス首相撲から膝を入れるスウィックだが、デイビスは外掛けテイクダウン。ガードから三角を狙うスウィック、嫌がって立つと今度はスウィックがテイクダウン。サイドについた所でホーン。2Rも微妙だがスウィックか。
打ち合い。後がないデイビスが前に出ていくが、その度にスウィックに組み付かれて思うように攻められない。デイビスがテイクダウンを狙うと会場からは大ブーイング。金網を掴んでテイクダウンを防いだスウィック、減点を取られる。デイビスは逆転のチャンスだったが、直後にテイクダウンを奪ったスウィックはインサイドガードからグルグルパンチ。体は起こしていないのでダメージよりポイント狙いか。デイビスは顔面カット。ホーン。
スウィック判定勝ち。3者29-27。

★UFC85:マイケル・ビスピンvsジェイソン・デイ

地元出身のビスピン登場。“ドゥームズ”デイにはブーイング。ビスピンが上から落としてきた割には体格差がない。
打ち合いから。アッパーから組み付いたデイ。しかし体を入れ替えてビスピンが外掛けテイクダウン。デイがラバーガードを仕掛けるが、ビスピンは抜いてパウンドを落とす。サイドについたビスピン。立たれたがダブルレッグできれいにテイクダウン。サイドからマウントへ。亀になったデイにパンチ連打。一方的に打たれるままのデイを見てレフェリーが止めた。このストップはちょい遅めだった。ファブvsヴェラで早く止めすぎたからか?

★UFC85:マット・ヒューズvsチアゴ・アウベス

年齢差10歳。体重差1.8kg。J.Z.カルバンの話だとATTは減量のスペシャリストがついているという話だったが・・・。体格差はなし。ややヒューズがゆるめ。
タックルに行くヒューズだが、チアゴは受け止める。なんとヒューズが引き込み。チアゴがパウンドを落とす。下からヒューズが仕掛けると離れてスタンドへ。組んだところにボディへ膝をもらったヒューズだが、そのままタックルに行きテイクダウン成功。ハーフ。細かくパンチを入れつつパスを狙う。残り30秒で立ち上がったチアゴ。タックルに来たヒューズを投げて上を奪取。パウンドを落としていったところでホーン。
微妙だが、スタンドでの打撃と、上を取った時のパウンドで1Rはチアゴか。
タックルを切って顔面に蹴りを入れるチアゴ。ヒューズはまた引き込み。ハーフからパンチを落とすチアゴ。ヒューズは鼻の当たりをカットしている。起きあがって足に組み付いていくヒューズだがチアゴはそれを切って離れると飛び膝!これがヒットしてダウンするヒューズ。パウンドを落としたところでレフェリーストップ。
一方的だった。完全に世代交代か。計量の失敗でケチが付いたことが惜しまれる。
ヒューズはこれでトップ戦線から完全に脱落。負けてもセラとやりたいとは言っていたが・・・。さばさばした表情。

★UFC85:チアゴ・タヴァレスvsマット・ワイマン

前座マッチ中継。
小見川に勝ってるワイマンと小谷に勝っているタヴァレス。組み付いたところにタヴァレスがギロチン。抜けたが下からオモプラッタで腕を極めに行く。これも抜けて、もつれてワイマンが足関へ。タヴァレスが抜いて逆に足関。これも抜ける。ワイマンのガードに。今度はワイマンがオモプラッタ。抜いてパウンドを落としていくタヴァレス。残り1分。ワイマンは蹴り離して立ち上がる。バックについたタヴァレスに、ワイマンは前転しての足関を狙うが、足に届かずガードへ。タヴァレスが上からパンチ・肘を落とす。ホーン。
スタンドで激しい打ち合い。組み合うと両者膝を入れる。足を掬って倒したワイマンだが、チアゴは足に絡みついてヒール。抜けて今度はワイマンが腕十字の体勢に。これも抜いてワイマンのガード。蹴り離すとワイマンがパンチで突っ込んでいく。金網際っでアゴを打ち抜き、タヴァレスが力無く崩れ落ちる。レフェリーが止めた。
かなりいい試合だった。グラウンドでもスタンドでも激しく動き回り、二人ともアグレッシブだった。

★UFC85:ホルヘ・リベラvsマーティン・カンプマン

もう1試合前座中継。
足をかけてテイクダウンするカンプマン。リベラのガード。下からの十字をクリアするとパンチを落とす。リベラは亀に。バックについたカンプマン。肩固めを狙う。これは抜けたがギロチンに捕らえ、リベラタップ。カンプマンが復帰戦を飾った。

★UFC85:総評

サブミッション・オブ・ザ・ナイトはジュカオンを三角で下したケビン・バーンズ。
そんなに期待した試合はなかったのだが、いい試合が多く面白かった。メインはかつてパウンド・フォー・パウンドと言われたヒューズの弱々しさが切なかった。減量失敗はいただけないアウベスだが、若いし強い。次のタイトル挑戦の有力候補になった。
マーコートとレイチは両者評価を下げた形だが、ビスピンは快勝したし、次回はセミでアルメイダvsパトリック・コーテが組まれているしで、ミドル級もどんどん選手が出てきている。アンデウソンの次の試合はまだ発表されないが、岡見の挑戦はまだなのだろうか。前回拳を骨折したと言っていたが。
そんな中、アンデウソンにはリデルとのスーパーファイトの噂も・・・
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1184.html
完全なライトヘビー転向で王座返上なら岡見にとってはチャンスだが。

★慧舟會守山代表が交通事故死

未だ正式な発表はありませんが、慧舟會所属・飯田崇人選手のブログで、亡くなったのが守山代表であることが確認されました。
http://blog.livedoor.jp/h_b_c/archives/51395195.html
突然の報に驚くばかりです。数多くの選手を育成し、選手の精神的支えとなり、慧舟會という一大組織を舵取りしている氏が亡くなったのは、日本格闘技界にとって計り知れないほどの損失になるでしょう。
ご冥福をお祈りします。

★ミルコ欠場

噂は出ていたが、「がんばれクロアチア(ミルコ)!!」さんによると、クロアチアのニュースで報道されたらしい。
http://jts.jugem.cc/?eid=185
欠場がハレックなら別の選手とミルコのグラップリングマッチになったかもしれないが、ミルコが欠場する以上、試合自体がなくなるだろう。1週間前での欠場というのは良くないが、微妙な盛り上がりになるかもしれなかったし、中止でかえって良かったのでは。

★イベント開始

池田ボイス、シャア声に近くしてる気がする。オープニングV。かな〜りPRIDEっぽい。戦極っぽさを追求した方がいいと思うが。尺は短め。モニタにはオリンポス神殿のCGが。戦極=和というイメージだったのでピンと来ない。評判の悪かったディスコ風ミュージックは止めたか。全選手入場。花火どーんでオープニング終了。

★高橋和生vsファビオ・シウバ

煽りVのパンクラス映像率高いな。それが一番使えるんだろうけど。やっぱり長い。ちょっとイライラする。内容が薄い分、特にそう感じるのかもしれないし、内容の薄さを量で埋めようとしてるのかもしれないが・・・。
リングアナは前回の前半に出てきた偽ムーディではなく日本人。ファビオ92kg。腹ゆるめ。高橋92.1kg。さらにゆるめ。
この試合、解説のTKは高橋のセコンドに。
オープニングヒットのファビオのローが高橋の急所に入る。しかしすぐ再開。ミドルをもらった高橋、さらに左右をもらって尻餅をつく。終わった?と思ったが、追い打ちのパウンドを凌いで上を取る。ファビオのガード。大振りのパウンドを落としていく高橋。残り2分。片足を超えた高橋。両足抜いてサイドに。袈裟固めで絞ったが、抜けた。スタンドへ。壮絶なパンチの打ち合い。高橋の方がもらっている。組み合ってファビオがテイクダウン。ファビオが上から押さえ込んだ状態でゴング。
高橋、打撃はやはり危なっかしい。ガードが甘い。
ファビオがパンチラッシュ。打ち返していく高橋だが、首相撲からファビオの膝が側頭部に入りKO。レフェリーのストップが遅れて、ファビオが顔面を一発踏みつけた。
案の定という感じ・・・。高橋はガードが甘いし打たれ弱い。もうメジャーイベントは無理だろう。入場の時、船木・鈴木と違う道を歩んだことについて「映画俳優にもなれない、三冠王者にもなれない不器用な男」という矢野さんの実況がちょっと面白かった。
客席は埋まっているように見える。閉鎖しているブロックがあるかどうかはわからないが。

★ジョルジ・マスヴィダルvsホドリゴ・ダム

煽りVは若干コンパクトだった。あ、偽ムーディだ。英語でコールする意味がわからん・・・。
マスヴィ、まだ23歳か。リングサイドに五味、すぐ近くに竹内もいる。
ルール紹介の字幕邪魔。画面の下半分を覆ってて見えない。打撃で牽制する両者。マスの右が入ってダムダウン。すかさずパウンドに行くマスだが、ダムは立ち上がってタックル。倒そうとするが場外に出てしまいブレイク。
スタンドで再開。残り2分。ロー、ミドルの蹴り合い。両者入っていかない。ゴング。
ダムはダウンを取られたがタックルには行かない。フェイントもなし。両者手数が少ない。このラウンドはパンチの打ち合いになってる。残り1分。ダムの右でマスヴィダルダウン。追い打ちに行こうとしたところをレフェリーが割って入ってストップ。ストップちょっと早めだった。パウンドを見てからでも良かった。郷野はラッキーパンチじゃないかと言っている。
マイクタイム。おそらく主催者が意図的に入れている。マイクで五味に挑戦し、五味にマイクを渡す。五味はマイクを受け取ったが何も言わないでスタッフに返してしまう。五味の隣の席には「北島康介様」と書かれたイスが。まだ来ていないみたいだが。
ダムはグラウンドが売りだったが打撃しか見せず。次は北岡との対戦でグラウンド勝負が見たい。

★マーシオ・“ペジパーノ“・クルーズvsチェ・ム・ベ

入場曲鳴り〜の。登場し〜の。花道歩き〜の。ロープくぐりーの、ペジパーノ。
ムベ、なんかシェイプされた感じがする。Tシャツ脱いだらそうでもないか?
パンチで前に出るムベ。組み付いたペジパーノは組んだまま脇腹にばんばんパンチを入れる。そして外掛けテイクダウン。簡単に倒されるムベ。ハーフ。ムベがブリッジでリバーサルして立ち上がる。スタンドへ。大振りのパンチから組み付いたムベだが、マーシオは両差しでテイクダウン。倒れる瞬間に体を入れ替えて上を取ろうとしたムベだが、マーシオもこらえてバックを取る。フェイスロック。外した。バックマウント。パンチを入れていく。動きがないムベ。止められそう。マーシオはバックマウントから腕に絡みつき三角、そして十字。ムベタップ。
きれいに極めて勝ったペジパーノだが、ムベは全くやる気がないように見えた。一方的になってしまい残念。

★菊田早苗vsクリス・ライス

ライスは「死神貴族」。なんすかそれ。日本人絡みだと煽り長いな。
白仮面とおもちゃの鎌を持って死神風のコスプレで入場するライス。菊田、入場前にけっこうコールが起こる。体は今までにないくらい絞られている。郷野はセコンドにつかず。
タックル切られる。菊田。またタックルに行き、足にしがみつくと、ライスはギロチン。しかし菊田はテイクダウンしてはずす。ハーフ。足を抜いてマウントに。体を起こさずパンチを入れていく菊田。がっちり押さえ込んでる。亀になって逃げようとするライス。菊田は腕を取って十字狙い。クラッチが切れた。タップ。
相手のレベルはわからないが、きれいに一本。
マイク、「負けたものは去れ〜」。違った。ライスにもお礼。観客にお礼。
グラウンドでの安定感はさすがだが、ライスのレベルがわからないのでなんとも。それよりあのタックルは相当不味いと思う。今時あんなタックルで大丈夫なのだろうか。初の83kg戦だが、1Rだけとはいえ動きは悪くなかった。

★ニック・トンプソンvsマイケル・コスタ

煽りVで「カトちゃんぺ」をやるコスタ。失笑。煽りVのBGMがどれも戦いを盛り上げる感じじゃないのはわざとなんだろうか。ダンスしながら入場。セコンドには先日パンクラスで竹内に負けたジュニオールも。
コスタ、パンチで突っ込みながらタックル。倒されたトンプソンだが、キムラを取ってる。十字に移行。クラッチを切られないようにこらえているコスタ。トンプソンが諦めてガードを取る。下から抱え込むトンプソンに対し、細かいパンチを入れるコスタ。トンプソンはラバーから三角狙い。コスタが抜いて立ち上がる。スクートで蹴り合い。ゴング。
静かな展開。1Rはイーブン。客席に内藤大助。いろいろ声かけてるな。
組み付いていったトンプソン。つき離すコスタ。大振りのパンチを振り回す。大振りだが右がテンプル当たりに入ってトンプソンダウン。上になるコスタ。しがみついて凌ごうとするトンプソン。起きあがって片足タックルで上を取り返す。コスタはオモプラッタに捕らえるが、トンプソンはパスしてアームバー。耐えたコスタだが、キムラで腕関節を逆向きまで曲げてタップアウト。
内藤大助がトロフィー贈呈。
トンプソンマイクの後、内藤がマイク。なんでやねん。グダグダ。「僕の試合もこれくらい入ったらな〜」とか言ってた。まあ人柄は出ていたからOKか。
どうやらトンプソンが内藤をただのスタッフと勘違いしてマイクを返してしまったらしい。じゃあ内藤のマイクはアドリブだったのか。どうりで照れまくっていたわけだ。
ダウンで冷や冷やしたトンプソンだっが、総合力で上回った。前回は判定だったが一本勝ち。しかし盛り上がる展開ではなかったし、対抗する選手が出てこないことには今後につながりそうにもない。いっそDREAMにレンタルしては。嫌がらせで。

★出場予定選手発表

格闘王国グルジアから最強軍団襲来!!」アテネ五輪柔道金メダリスト(90kg)ズラブ・スダビャウリ。レスリング世界選手権フリー96kg級銀メダリスト・ゲオルギ・ゴグチェリーゼ。シドニー五輪レスリング・フリー90kg級銅メダリスト・エルダリ・クルタニーゼ。アテネ五輪レスリング・グレコ96kg級銀メダリスト・ラマズ・ノザゼ。彼らは北京オリンピック後に参戦するとのこと。
そしてフランク・トリッグ。
8/24戦極第四陣でライト級トーナメント開催。出場者はドゥエイン・ラドウィックホドリゴ・ダム横田一則光岡映二北岡悟
全員がリングに上がって挨拶。五味への挑戦者決定トーナメントらしい。ワンデイなのか分けるのかは不明だが、PRIDE同様、準決勝・決勝をワンデイにするというのが一番ありそう。
入れ替わりで五味がリングに。五味も8/24に試合をするとのこと。トーナメントに出ないのに五味とやれる選手がいるってことになって、それはどーなのか。五味vsトーナメント覇者は王者決定戦なんだろうけど。
オリンピック軍団に関してはそっちの路線か、という感じ。吉田や藤田の相手にするんだろうか。グルタニーゼは2006年の男祭りで藤田と対戦した選手。その時は総合デビュー戦のレスラーそのものって感じだったが、その後練習はしているのだろうか・・・。
トリッグもちゃんと呼べるのか。まだ「予定選手」だが、大丈夫か。横田は戦極に。前回のKO負けで株は落ちたが。ライト級トーナメントはあと2人、強豪外国人を呼べたら面白くなるかもしれない。

★三崎和雄vsローガン・クラーク

佐藤Dが作りそうな煽りV。いつも通りなんかスピリチュアルなことを言ってる。
柔和な笑顔を見せるクラーク。三崎のセコンドには菊田。ローガンでかっ。頭一つ分違う。
打撃戦。ローガンの長いリーチでのパンチに対し、三崎はローを入れていく。三崎はローガンのパンチが良く見えている模様。アッパーがヒット。ローガンがパンチラッシュで突っ込むが、三崎は冷静にいなす。そしてローを入れていく。ゴング。
1Rはそんなに差はなかったが、三崎は余裕があるように見える。以前に比べればあまりシャドーボクシングをしなくなった。
ローガンがパンチ・ハイを打っていくが、見切っている三崎。ローガンのローがローブローになりタイムストップ。再開。ローガンのミドルをキャッチしてパンチを入れる三崎。ロー。時折ローガンがパンチで前に出ていくがバックステップでかわす。ローから左フックヒット。そしてボディ。残り1分。サイドキック。飛び膝からパンチ。ゴング。
ローガンはローが効いてきたか。このラウンドは三崎。判定ではなくKOで勝ちたいところだが。
「三崎、秋山だと思え」というヤジが。スタンドでローガンのパンチがヒットし、仰向けに倒れる三崎。追い打ちのパウンドをキャッチして十字を狙うが、ローガンは抜く。組み付いていった三崎。足をかけてテイクダウン。ハーフ。距離を取ってスクートに。ローガンは下から蹴る。ブレイク。スタンドへ。ボディ、ローを入れていく三崎。自分からは入っていかない。ローガンが前に出たところにカウンターでパンチがヒット。残り1分。パンチで前にでるローガン。組み付いた三崎はローガンの投げを堪えて上に。ハーフ。三崎は離れてスクートから踏みつけを狙う。ゴング。
3Rはクラークでは。1-1のドローだがマストで三崎か。
判定3-0で三崎。あまり大きな歓声は起きず。
ちょっと前の三崎に戻ってしまったか?危ない場面はほとんどなかったが、微差でのリードなので、一発もらってしまうとチャラになってしまう。ローガンのレベルを考えたらKOして欲しかった。
三崎はマイクせずに退場。

★藤田和之vsトラヴィス・ビュー

なんで煽りVのBGMが全部ムーディーな曲ばかりなんだろう・・・。盛り上がらない。奇をてらいすぎ。もっと普通でいいのに。
タックルのフェイントからパンチを打っていく藤田。スタンドでビューのパンチがヒットし藤田ダウン。追い打ちのパウンドでレフェリーが止めた。
藤田秒殺負け。中堅のビュー相手に完敗。藤田も相手がグラハムみたいなルーキーじゃなければこんなもんか。今後も総合素人のグルジア軍団とかじゃないと厳しいだろう。
ビューは次はホジャーあたりと。

★吉田秀彦vsモーリス・スミス

もう煽りV見てない。どうせ見なくても問題ないし。
吉田は軽量道衣を着たまま戦う。モーリス、腹がちょっと緩い。ボテっとしてる。ローを入れ合う両者。プレッシャーをかけながら組み付こうとする吉田だが、モーリスはかわす。コーナーに詰めた吉田がヘッドロックで組み付く。崩して倒す。ハーフガード。がっちり袈裟固めに捕らえている。絞り上げる。タップ。2分33秒。
道衣を着ている分、袈裟固めが抜けなかったか。吉田はずっとヘビーで行くのだろうか。しばらくはグルジア軍団との試合になりそうだが。

★エンディング

吉田の後、なぜかムベにマイクが渡される。いい試合が出来なかったことをファンにお詫び。元気がない。あんな試合では仕方がないが。
ペジパーノに続いて菊田が〆のマイク。試合後には久しぶりだったので混乱してちゃんと伝えられなかったので、ということで改めてコメントをしていたが、やっぱりグダグダ。戦極ポーズをリクエストされるが断る。
戦極ポーズ無しで終了。

★総評

試合後に尿検査に行く吉田の様子が流れる。ドーピング検査なのだろうか。吉田は試合後グローブを客席に投げていたが、ちゃんと審判団にチェックを受けないといけないのでは。
判定はわずか1試合だったが、もともと期待したカードがなかっただけに、そこそこという印象しかない。勝敗もほぼ事前の予想通りで驚きはなし(藤田の秒殺負けは悪い意味での驚きだったが)。今回でプロローグは終わりにして、次回以降は勝った選手同士の対戦など、顔見せ以外の試合が見たい。ライト級トーナメントは期待できる。五輪軍団の参戦は勘弁して欲しい・・・。それこそモーリスとかを当てたらいいのに。
あと全体的にテンポが悪い。煽りVも(前回よりは多少短くなったものもあったけど)もっとシェイプアップして欲しい。一本決着がこれだけあって3時間半では、判定が半分以上になったら4時間半〜5時間くらいかかってしまう。
シャキーン廃止など、悪いところを改善している部分もあった。ただ、逆に「戦極らしさ」を感じるものがなく、個性のないイベントに見えてしまった。今回は池田ボイスのみ。
結局北島康介は来たんだろうか。それが一番気になる。