格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ランディ・クートゥアvsジェームス・トニー

トニーの入場に大きな歓声が。アメリカの客はボクサー幻想をもっているのか?ヘビー級のボクサー体型で、腹回りはゆるい。ブーイングも飛んでいるが、煽り通りUFCvsボクシングと見ている観客もいるのかもしれない。ランディには大歓声が送られるが、これは元々のランディの人気か。トニーとは対照的に、ヘビー級でも立派に絞りこまれた体。
NABO&IBAヘビー級王者とコールされるトニー。身長はほぼ同じ。
クラウチングに構えるランディに対し、トニーはデトロイトスタイル。ランディがシングルレッグであっさり倒して即マウント&パウンド。ヒクソン戦の高田のように下からしがみつくトニー。固めながらパウンドを入れていくランディ。トニーも下から殴る。体を起こして殴るランディ。トニーはまたしがみついて耐える。金網際に持ってきたランディ。上半身を金網にもたれたトニーに肩固め。一応ディフェンスしてるか?締め上げるが耐えているトニー。ランディ肩固めをといてまたパウンドに切り替え。今度は完全に寝かせた状態で肩固め。トニー、肘を立てて防いでいたが、ランディがパスして絞めるとたまらずギブアップ。場内大歓声。
足首への低いタックルに対し、全く抵抗もできずにテイクダウンされてしまったトニー。その後の展開も、練習の後は伺えたが、同じデビュー戦レベルの相手ならともかく、ランディ相手ではタップアウトの時間を遅らせるだけで精一杯だった。
試合後のインタビューでも容赦ないブーイングを浴びるトニー。
それでも観客は大喜び。北米の観客はまだこういうフリークショーに免疫がないから通用するのか。全く見せ場のなかったトニーは次が難しい。ミルコとの対戦はどうだろう。半年後くらいならグラウンドでももうちょっと凌げるようになっているかも。まあローキックでやられそうだけど。