格闘技徒然草

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UFC317:第2試合・ニコ・プライス vs. ジャコビー・スミス

ウェルター級。

プライスはUFC8勝8敗2NC(4KO・2一本勝ち)の35歳。負けた試合も5KO・1一本負けで、決着した16試合中、判定になったのは4試合のみ。しかし2020年以降は8試合で2勝5敗1NCとやや負けが込んできている。長いリーチからの打撃が武器だが、打ち合いでのKO負けが増えてきており、組み主体のスタイルにチェンジしつつある。

スミスはUFC1勝0敗(1KO勝ち)、キャリア10勝0敗(8KO勝ち)の29歳。8KOのうち、7試合が1Rでフィニッシュしている。昨年のDWCSで勝利してUFCと契約すると、今年1月の年初大会で負傷選手の代役として緊急UFCデビュー。UFC2勝3敗のプレストン・パーソンズに1RKO勝ちした。大学時代にレスリングで3度のオールアメリカンを獲得しているが、MMA転向後はストライカーに。

オッズはプライス12.00倍、スミス1.05倍。今大会一番の大差に。ハードパンチャーと打たれ弱いベテランではあるが、それにしても差がついている。

両者オーソドックス。プライスから詰めていく。しかしスミスの飛び込んでのパンチがヒット。さらにまた飛び込みパンチを打ち込むとボディロックからテイクダウン。パウンド。プライスガードを取る。ガードの中から肘・パウンドをいれるスミス。従事を狙った足をサバいてパスを狙うスミス。サイドに出て鉄槌を落とす。ヒジ。背中を向けって亀になったプライス。左足をフックしたスミス。プライスその足を掴んで上を取ろうとするが、スミス離れてスタンドに。スミスちょっと疲れたか?棒立ち。プライスのローで足が流れる。パンチを出したがバランスが崩れている。ラッシュでスタミナを使ったか。パンチを入れたが序盤の勢いがない。プライスのパンチがヒット。しかしスミスの右が入りぐらついたプライス。ホーン。

1Rはスミスだが、攻め疲れしている。まだわからない。

2R。ジャブを一発入れたスミス。しかし動きに疲れが見える。プライスワンツー。スミス組みに行ったが切られる。プライスの蹴り足をキャッチしてテイクダウンしたスミス。パウンド。ガードに入った。強烈なパウンドを打ち込んでいるスミスだが、体力も使いそうな攻め。下からアームロックを狙いつつポジションを返そうとしたプライスだが亀に。スミスバックに回る。スクランブルを狙ったプライスだがスミス上をキープ。また亀になったプライスだがスミスすぐにバックマウントからチョーク!タップアウト!

スタミナ切れでピンチに陥ったところからキャリア初の一本勝ち。圧倒的フェイバリットの期待感に比べると苦戦したが、いい経験になっただろう。